2019/12/02

【オペラ】「スペードの女王」ゲルギエフ/マリインスキー・オペラ

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2019/11/25

【舞踏】これぞ日本の暗黒舞踏?「のたれ●」大駱駝艦・麿赤兒

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 麿赤兒の大駱駝艦を初めて観に行ってきました。会場は世田谷パブリックシアター。

 うう、観客の年齢層が高! 70代くらいが多かったでしょうか。いわゆる全共闘世代? 紅テント見てたぜぃみたいな感じか。
 若い客層は掴んでないみたいですね。けっこう空席も多かったです。

 パンフレットや、役者名の幟が並んだ劇場の雰囲気からすると、ぽん太がたまに観に行く山海塾とくらべると、ちょっとおどろおどろしく、ちょっと下品、ちょっと寺山修司が入った感じか? 実際に観てもだいたいそんな感じでしたが、さらにユーモアも感じました。

 冒頭は、麿赤兒がむしろの上で死んでるところから始まります。

 ぽん太は山頭火のことは、「咳をしても一人」という句しか知りません、ってググってみたら、山頭火じゃなくて尾崎放哉(おざきほうさい)って人じゃん! 「分け入っても分け入っても青い山」のほうか。

 ということで、ぽん太は山頭火のことを全く知らないので、解説やネットを参考にしながら解読すると、冒頭で死んでる麿赤兒は、山頭火の母親らしい。彼が10歳の時に、父親の芸者遊びなどを苦にして、井戸に投身自殺したそうな。ということは、傍らで泣いていた少年が山頭火か。
 死んだ母親(麿赤兒)は、トラウマのように、山頭火に纏わりつき続けます。

 「行乞1」では、山頭火の分身と思われる5人の托鉢僧が現れます。お経を唱えながら客席を歩き回って喜捨を乞うのですが、不思議なことに、次第に観客が財布を取り出して鉢に小銭を入れ始めます。な、なんだこれ? 小声で「小銭入れてください」とか行ってるのかな? ぽん太の席は2階だったけど、まさかこっちには来ないだろ〜な。
 観客はクスクス。麿赤兒のユーモアを感じました。

 その後は、遊女あり、逆さ吊りあり。大正時代の浅草っぽい毛色の悪い女性のダンスあり。

 公家・坊主・武将・褊綴姿の人たちは誰でしょう。公家は「東風吹かば……」とか行ってたから菅原道眞かな。坊主は西行で褊綴姿は芭蕉で、漂泊した人たちかしら。でも菅原道眞は太宰府に左遷はされたけど漂白してないよね。よくわからん。

 最後は関東大震災かしら。そういえばあのセット、檻のようであり、雨のようでもあり、なかなかいいですよね。

 ラストで山頭火の句を団員たちが読み上げるのはちょっと興ざめ。モノマネで本人の名前を言っちゃうみたいな感じ。あれをやらなくても、これまでの舞踏の表現で十分だったと思います。
 あと、麿赤兒の踊りをもすこしたっぷり見たかったです。
 顔が大きくて、手も大きいし、ホントに舞踏向きの体ですね。
 でも全体としては、「日本の暗黒舞踏」という感じで、初めてのぽん太にはとても新鮮で面白かったです。




大駱駝艦・天賦典式
「のたれ●」

世田谷パブリックシアター
2019年11月23日(土)

振鋳・演出・美術・鋳態:麿赤兒

公式サイト

鋳態
麿赤兒
村松卓矢、田村一行、松田篤史、塩谷智司、若羽幸平、小田直哉、坂詰健太、荒井啓汰、阿蘇尊
我妻恵美子、高桑晶子、鉾久奈緒美、藤本梓、梁鐘譽、伊藤おらん、齋門由奈、谷口舞、古田真奈未、川村真奈

場面表題
1 その日  (音楽:土井啓輔)
2 行乞1
3 行乞2  (ジェフ・ミルズ)
4 御霊  (ジェフ・ミルズ)
5 恵美子シスターズ  (チェロ:Shika Udai)
6 木賃宿  (土井啓輔、ジェフ・ミルズ)
7 彼岸花  (ジェフ・ミルズ)
8 ホーイ ホイッ  (土井啓輔)
9 コロリ  (土井啓輔)
10 そしてその後  (土井啓輔)

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2019/11/24

【クラシック】巨匠の堂々たる演奏。メータ/ベルリン・フィル「ドン・キホーテ」「英雄」

 先週のウィーン・フィルに引き続き、本日はベルリン・フィル。世界一流のオケを続けて聴けるなんて、日本はいい国だなあ。

 メータがすっかり老け込んでいるのに驚きました。杖をつきながらゆっくり舞台に現れ、椅子に座って指揮をしてました。
 前回見たのは5年前で、イスラエル・フィルで、ベジャール・バレエの「第九」を振ったとき。その時は普通に元気でした。

 しかし、体は衰えても音楽は素晴らしい! メータがちょっと指揮棒を動かしただけで、ベルリンフィルがものすごく反応。

 席は前方の右端で、弦楽奏者の脚しか見えませんでした。でも、奏者たちが演奏中に足を盛んに動かし、ピクピクさせたり、踏み変えたり、時にはリズムをとったりして、全身で楽器を弾いていることがよくわかりました。
 それから、「英雄」を上皇夫妻がお聞きに来られたのですが、場所的にぽん太の席のすぐ上で、間近でお姿を拝見することができました。上皇夫妻にお目にかかるのは生まれて初めてかな? 天皇陛下は何度も会ってるのですが(山ですれ違ったこともあります)。

 「ドン・キホーテ」はあんまり聴き込んでいる曲ではないので、良し悪しはよくわからず。色彩豊かで、まるでオペラを観たかのようなストーリー性を感じました。

 「英雄」は、奇をてらったところのないオーソドックスな演奏でしたが、すべての楽器がどれひとつ埋没することなく響き合ってベートーヴェンの交響曲を作り上げ、堂々たる貫禄の演奏でした。「ベートーヴェンは普通に演奏すればいいじゃん。なんで小細工する必要があるの?」と言っているかのようでした。ベルリンフィルの演奏も、すごい集中力で目一杯演奏している感じでした。とても感動しました。



ズービン・メータ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

2019年11月20日(水) 19:00開演
サントリーホール 大ホール

指揮:ズービン・メータ
チェロ:ルートヴィヒ・クヴァント
ヴィオラ:アミハイ・グロス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」

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2019/11/23

【バレエ】ストーリーが……ヴォロンツォーワ&ザイツェフ「パリの炎」ミハイロフスキー・バレエ

 久々にミハイロふスキー劇場バレエを見に行ってきました。

 演目は「パリの炎」にしてみたのですが、失敗だった……。ストーリーが単純すぎるというか、子供騙しのようなお話。パフォーマンスでは、最後のグランフェッテでヴォロンツォーワがドゥブルを入れまくるなど悪くはなかったのですが。「舞台」としては退屈でつまらなかったです。客席も、半分ぐらいしか埋まってなかったかな。
 ナチョ・ドゥアドが芸術監督になったとのことで、ちょっと期待していたのですが、それなら彼が振り付けた「眠りの森の美女」を観に行けばよかったです。下調べが足りませんでした。

 イワン・ザイツェフも安定した踊りでしたが、目をみはるほどのところはありませんでした。イリーナ・ペレンはさすがに魅力的。



ミハイロフスキー劇場バレエ
「パリの炎」

公式サイト

作曲:B.アサフィエフ
振付:V.ワイノーネン
改定振付:M.メッセレル

2019年11月21日(木)15:30開演
東京文化会館大ホール

ガスパール(農夫)  ロマン・ペチュコフ
ジャンヌ(農夫ガスパールの娘)  アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ジャック(農夫ガスパールの息子)  アレクサンドラ・バトゥーリナ
フィリップ(マルセイユの青年)  イワン・ザイツェフ
ディアナ・ミレイユ(女優)  イリーナ・ペレン
アントワーヌ・ミストラル(俳優)  ヴィクトル・レベデフ

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2019/11/21

【仏像】国宝の日光・月光菩薩など。東大寺ミュージアム

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 東大寺法華堂(三月堂)に安置されていた国宝の日光・月光菩薩は、白い塑像でとても印象深いお姿ですが、2011年から東大寺ミュージアムに移されております。ぽん太とにゃん子はこんかい縁あってお会いしにいくことになりました。


【会場
】東大寺ミュージアム
【公式サイト】企画展・特別展のご案内
 展示期間が終わったら、こっちのリンクになるかも
  ・http://culturecenter.todaiji.or.jp/museum/archive03.html
【住所】奈良県奈良市水門町100番地

【拝観日】2019年11月6日
【拝観】この企画展は、2019年10月10日から(終了日未定)。休館日あり。拝観料600円。
【仏像】◉国宝 ◎重要文化財
◎ 菩薩半跏像 銅像鍍金 奈良時代(8世紀) 写真
◎ 千手観音立像 木造彩色 平安時代(9世紀) 写真
◉日光菩薩立像 塑像彩色 像高207.2cm 奈良時代(8世紀) 写真
◉月光菩薩立像 塑像彩色 像高204.8cm 奈良時代(8世紀) 写真
◎持国天立像 木造彩色 平安時代(12世紀) 写真
◎多聞天立像 木造彩色 平安時代(12世紀) 写真
◉弥勒仏坐像 木造素地 像高39cm 平安時代(9世紀) 写真
◎釈迦如来坐像及び多宝如来坐像 銅像鍍金 奈良時代(8世紀) 写真
◎弁財天立像 塑像彩色 像高219cm 奈良時代(8世紀) 写真
◎閻魔王坐像 木造彩色 鎌倉時代(13世紀) 写真

◎地蔵菩薩立像 木造彩色 鎌倉時代(13世紀) 知足院 写真


 お目当はやはり国宝の日光・月光菩薩立像。元々は東大寺の法華堂に安置されていたもので、実物は目にしたことがなくても、渋い表情の真っ白いお姿はいつの間にか目に焼き付いてます。
 実際に向き合ってみると、2メートルを超える長身で、塑像の質感も伴って、重量感があります。そしてやはり表情が素晴らしいですね。阿修羅像なんかもそうですが、奈良時代の仏様のお顔は、平安後期のような類型的なものでもなく、鎌倉時代のような人間的なものでもなく、実に深遠な表情をしています。
 ホントに日光・月光菩薩さまかどうかは、疑問があるそうです。

 法華堂から移されたもう一つの仏さまは、重文の弁財天立像。これも2mを越す白い塑像です。しかし、われわれが普通に思い浮かべる弁財天の優しいお姿とは異なり、腕が8本で、ちょっと怖いです。上腕は自然にたらし、肘のあたりから八方に腕が広がるので、どこか蜘蛛を思わせます。また、女性なのでそれぞれの腕から袂が垂れ下がっていて、不気味さを高めています。

 怖いといえば、国宝の弥勒菩薩坐像も「異形」の仏さま。猫背で、前に突き出した顔は前後が厚く、目や唇は横に長く、全体としてどことなくカエルっぽいです。像高約40cmの小さな像ですが、神通力(?)はかなりありそうです。
 
 菩薩半跏像は、小さな銅像ですが、とても愛らしい笑顔を浮かべております。下半身の衣の表現がとても細かいです。

 千手観音立像は、お顔もぷっくりしていて、体もどっしりとし、腕も太く、ボリューム感ある千手観音。

 閻魔王は顔が大きくてデフォルメが強く、いわゆる仏像の造形とはだいぶ違っております。

 地蔵菩薩像は美男子で、すっきり整ったしたお姿。厨子もとても美しいです。

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