2018/12/17

【居酒屋】滋賀の地酒と本もろこ炭焼き おお杉(滋賀県大津市)

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 11月中旬、ぽん太とにゃん子は滋賀県は大津駅近くのホテルに宿を取り、夜の街へと繰り出しました。
お目当は、太田和彦さんの本に出ていた「おお杉」です。公式サイトはなさそうなので、食ベログにリンクしておきます。

 スマホを見ながら訪ねて行ったのですが、こんなところに居酒屋があるんかいなという暗い裏道にあります。表にはコースのメニューしか出ておらず、外から店の内部も見えないので、ちょっと扉を開けるのに勇気が入りましたが、入ってみると気さくなお店でした。内装は新しいく、居酒屋というより小料理屋、割烹という感じ。地元の親族みたいな人が座敷におりましたが、よくある「常連がいっぱいいで入りにくい」という雰囲気は全くありません。

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 お通しが、ろうそく立てみたいな不思議な器で出てきました。た、食べづらい。あゝ、はずしてカウンターの上に置けばいいのか。

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 お造り盛り合わせ。昆布じめが多いのが、関東と違ってちょっとうれしいです。

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 お酒は、近江地酒がいっぱい揃ってました。冷酒もいいけど、燗も美味しいです。大津の居酒屋は、地元愛が強いみたいですね。他の地域では、そんなに地元の酒をそろえてないと思います。ハシゴした他の居酒屋でも滋賀のお酒をそろえてました。

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 この店の名物は「うなしゃぶ」のようですが、ちょっと食べきれない感じなので、ほかの地元の肴をお伺いしたところ、本もろこ炭焼を勧めてくれました。最近は各地で養殖も行われているようですが、もともとは琵琶湖特産だそうです。最後は冒頭の写真のように網に逆さに立て、頭までこんがり焼いて、丸ごといただくのが流儀だそうです。まわりは香ばしく中はホクホクで美味しゅうございました。

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2018/12/16

【仏像】釈迦如来坐像(甲賀三大佛)大池寺@滋賀県甲賀市

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 甲賀三大仏、最後は大池寺の釈迦如来さまです。


【寺院名】臨済宗妙心寺派 竜護山 大池寺(だいちじ)
【公式サイト】・大池寺公式サイト
【住所】滋賀県甲賀市水口町名坂1168
【拝観日】2018年11月13日
【拝観】拝観料400円。
【仏像】釈迦如来坐像 写真


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 広々した敷地に、手入れの行き届いた庭があり、明るい雰囲気のお寺です。

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 「蓬莱庭園」と呼ばれている枯山水の庭園です。まるで現代の抽象彫刻のようですね。拝観したのは11月中旬でしたが、紅葉がとても見事でした。刈り込まれているのはサツキだそうで、春もさぞ美しいことでしょう。江戸初期の小堀遠州の作と伝えられているそうです。

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 中庭と白壁。禅宗らしいデザインですね。

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 「禁酒」の看板がありました。このお寺で修行するのはぽん太は絶対に不可能です。

 釈迦如来さまは、本堂に安置されております。丈六の仏様ですが、台座が高くて円光もあり、とっても大きく見えます。パンフレットによれば、天平時代に行基菩薩が一刀三礼(一回ノミを入れるたびに三回礼拝する)でお造りになったと伝えられているそうです。しかし衣の彫りも薄い定朝様のお姿で、平安中期以降、あるいは近世にそれを模したものかもしれません。
 しかしお顔といい、お姿といい、いかにも「大仏」という感じの堂々とした仏さまです。

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2018/12/15

【仏像】阿弥陀如来坐像(甲賀三大佛)十楽寺@滋賀県甲賀市

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 櫟野寺を拝観したところ、置いてあったパンフレットで「甲賀三大佛」というものがあることを知り、ついでに巡ることにしました。甲賀市観光ガイドのページをご覧ください。
 三大仏とは、櫟野寺の薬師如来、十楽寺の阿弥陀如来、大池寺の釈迦如来です。昔から言われていたものではなく、近年観光スポットとして新たに作られたもののようで、十楽寺で解説してくれたお姉さんが、つい最近までは観光客がお参りに来るような寺ではなかったとおっしゃってました。
 しかし実際に行ってみると、とってもすばらしい仏さまで、多くの人が参拝する価値があると思いました。


【寺院名】浄土宗 清浄山二尊院 十楽寺(じゅうらくじ)
【公式サイト】・十楽寺ホームページ
【住所】滋賀県甲賀市土山町山中351
【拝観日】2018年11月13日
【拝観】拝観料500円。
【仏像】 △市指定
  本尊丈六阿弥陀如来 像高278cm 江戸時代前期
△ 本尊阿弥陀如来坐像 像高89.5cm 平安時代後期
  救世観世音菩薩 像高69cm 南北朝以後
△ 十一面観世音菩薩 像高217cm 平安時代
  十一面千手観世音菩薩 像高202cm 鎌倉時代
△ 摩耶夫人像 像高86cm 室町時代
  裸形阿弥陀如来

  釈迦誕生仏
  薬師如来
  毘沙門天像


 まずは冒頭の写真の、本尊丈六阿弥陀如来。丈六ということで大きく存在感があります。仏具に囲まれれていて、ちょっと全体は見にくいです。江戸時代の作ですが、俗っぽさがなくて、すっきりとした品の良いお姿です。

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 続いて本尊阿弥陀如来坐像。こちらは像高約90cmと小さめですが、平安時代後期の作とのこと。お寺のパンフレットやWikipedia(参考文献が十楽寺パンフレットになってますが)には重要文化財と書いてありますが、国指定文化財等データベースにも出てないし、違うんじゃないかな?ちなみに十楽寺ホームページには市指定文化財になっており、こちらの甲賀市の文化財一覧 - 甲賀市でも、市指定になってます。
 てなことはさておき、これまたとても良い仏さまです。ふっくらしたお顔で、ちょっと笑みを浮かべております。体つきもふっくらしてますね。衣紋の彫りは浅めですが、様式的にならず自然な感じです。

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 こちらは救世聖観世音菩薩さま。像高約70cmとさらに小さめ。南北朝以降の作だそうですが、これも古風な感じのいい仏様ですね。体はほっそり。脚の部分の衣紋の流れは複雑で、室町以降の感じですね。切れ長の三日月型の目。口もとはすぼめています。

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 十一面観世音菩薩です。像高は2mちょっとと大きめ。市指定の立派な平安仏です。非常に整ったお姿です。

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 鎌倉時代の十一面千手観世音菩薩です。こちらも像高約2m。

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 お顔にマスクの線がついてます。痛みが激しいのが残念ですね。

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 室町時代の摩耶夫人像です。摩耶夫人は、ブッダのお母さんですね。

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 拡大すると、脇の下からブッダがお生まれになっているのが見えます。

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 これは珍しい!裸の阿弥陀さまです。ぽん太は初めてお目にかかりました。
 解説では、裸の像に、本物の布の法衣を着せるようにしたものだとのことでした。

 裸形阿弥陀は珍しいものだそうです。ぐぐってみると、奈良県桜井市璉珹寺(女人裸形阿弥陀仏)、埼玉県久喜市常観堂、京都市転法輪寺、奈良国立博物館、滋賀県大津市浄光寺、埼玉県白岡市興善寺などが見つかりました。縁があったら拝んでみたいです。

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2018/12/14

【文楽】2018年12月国立劇場「鎌倉三代記」「伊達娘恋緋鹿子」

 12月の文楽、最初は「鎌倉三代記」から七段目の絹川村の場面。ぽん太は3年前に観たことがあります。
 米洗いの段は、何にもできない時姫がたどたどしく家事をするのを見るに観かねた近所のオバサンが、片肌脱いで片乳丸出しににしながら、威勢良く手伝ってあげるという滑稽な場面。
 三浦之助母別れの段になってからぐっとシリアスになってきますが、話が重すぎてちょっと感情移入しにくい。三浦の助が時姫に対し、自分の妻となったからには、敵である時姫の父の北条時政を刺し殺すように命じるんですもん。あんなウブな時姫ちゃんに、そんなひどいことをさせるなんて……。三浦の助がやなやつに思えてきます。
 そのあとの高綱物語は、すんごい迫力だけど、ちょっと長くてダレてきます。しかも高綱は高綱で、戦友である三浦之助の首を撃って北条時政に差し出し、信頼を得た上で復讐のチャンスを狙うなどと言い出します。
 戦国って残酷!「鎌倉三代記」の考え方には、ぽん太はちょっとついていけません。
 しかし、時姫ちゃんは可愛かったし、姿を現してからの佐々木高綱は大きくてかっこよかったです。
 文字久太夫が三浦之助と母の別れを切々と語り、織太夫は大迫力の熱演でした。
 人形遣いでは母の和生が流石の風格。玉志の高綱も大きかったです。


 続いて「伊達娘恋緋鹿子」。いわゆる「八百屋お七」ですね。文楽で観るのは初めてです。火の見櫓の段は、歌舞伎でやるときも「人形振り」で演じられるので、本家の文楽で観るのを楽しみにしておりました。
 ん〜、だけど実際に観ると、歌舞伎の方がいいかな?
 迫力ある4本の太棹にのせた4人の太夫さんの唄をバックに人形を遣うのですが、首をぶんぶん振るばっかりで、火の見櫓に登って半鐘を叩こうと思うけど、禁を破ることへのためらいがあったり、かじかんだ手が凍てついた梯子をつかみそこねて滑り落ちて、ああもどかしい、みたいな気持ちが表現されませんでした。むしろ梯子を登るところの仕掛けに目が行ってしまったりしました。

12月文楽公演公演

2018年12月12日
国立劇場小劇場

公演案内 - 日本芸術文化振興会ト


「鎌倉三代記(かまくらさんだいき)」

局使者の段
  希太夫
  清介
米洗いの段
  靖太夫
  錦糸
三浦之助母別れの段
  文字久太夫
  藤蔵
高綱物語の段
  織太夫
  清馗

三浦之助母・和生
女房おらち・簑一郎
女房おくる・紋臣
讃岐の局・紋秀
阿波の局・紋吉
北条時姫・勘彌
安達藤三郎実は佐々木高綱・玉志
三浦之助・玉助
富田六郎・文哉


「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」

八百屋内の段
  津駒太夫
  宗助
火の見櫓の段
  芳穂太夫
  南都太夫
  亘太夫
  碩太夫
  勝平
  清公
  錦吾
  燕二郎

小姓吉三郎・玉勢
下女お杉・簑紫郎
娘お七・一輔
親久兵衛・勘市
久兵衛女房・亀次
丁稚弥作・玉翔
武兵衛・勘介
太左衛門・玉路

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2018/12/13

【コンサート】 こりゃ気持ちいいわい。「古澤巌×ベルリン・フィルハーモニー ヴィルトゥオージのクリスマス2018」

 クリスマスも近いということで、タヌキのぽん太にしてはちょっとオシャレなコンサートに行ってきました。

 古澤巌さんのヴァイオリンは初めて聴きました。葉加瀬太郎ほど暑苦しくなく、高嶋ちさ子ほど性格がきつそうでもなく、ホンワカして優しそうな、いいオジさん風の人ですが、奏でる音はなかなかのものでした。
 ベルリン・フィルハーモニー ヴィルトゥオージは、ベルリンフィルのメンバーによる室内アンサンブルだそうで、今回は弦楽五重奏で登場。こちらもさすがに素晴らしかったですが、特に感心したのは第1ヴァイオリンのラウレンティウス・ディンカさん。感情を顔に出さず淡々と弾いてるのですが、弓の動かし方などがとても正確で、最小限の動きで多彩な音を引き出します。激しいアタックからすすり泣くようなメロディーまで変幻自在。基本的な音色も暖かいです。とても魅了されました。
 
 Call Me Francis SuiteとSymphony No.2 III,Adagioはベルリン・フィルハーモニー ヴィルトゥオージのみの演奏で、他は古澤巌さんが独奏ヴァイオリンとして加わりました。

 曲はRobert Di Marino(ロベルト・ディ・マリーノ)という人の曲・編曲がほとんどのようでした。イタリア人の作曲家だそうで、会場にお見えになっていて、古澤さんがマイクで紹介してました。タンゴ風の曲や、ちょっとマイケル・ナイマンっぽいミニマル風のもあったりして、なかなか良かったです。メロディーラインやコード進行は聞きやすいですが、音楽としてはけっこう高度で、テクニックも必要な感じで、イージーリスニングのように退屈することはまったくありませんでした。

 客層も、普段ぽん太が行くコンサートや舞台とは全く違い、ちょっと優しそうな奥様方という感じでした。こういう世界もあるんだな〜と思いました。


古澤 巌 × ベルリン・フィルハーモニー ヴィルトゥオージのクリスマス

2018年12月9日
東京オペラシティー コンサートホール

公式サイト

[出演]
古澤 巌(Vn)
ベルリンフィルハーモニー ヴィルトゥオージ
  ラウレンティウス・ディンカ Laurentius Dinca(Violin)
  ステファン・シュルツ Stephan Schulze(Violin)
  イグナツィ・ミエチニコフスキ Ignacy Miecznikowski(Viola)
  クリストフ・イゲルブリンク Christoph Igelbrink(Cello)
  スタニスラフ・パヤック Stanislaw Pajak(Contrabass)

[曲目]
Call Me Francis Suite 映画『ローマ法王になる日まで』より Arturo Cardelus
Capriccio Espagnol スペイン奇想曲より Rimsky-Korsakov
Siciliana(シチリアーナ) Robert Di Marino
Fire and Flowers(ファイア・アンド・フラワーズ) Robert Di Marino
limpida 〜for ARSOA〜 Robert Di Marino
マリーノのコンツェルト 第4番 I、II Robert Di Marino

Symphony No.2 III,Adagio(交響曲第2番第3楽章) Rachmaninov
Baccanale オペラ「サムソンとデリラ」(Samson et Dalila)より Saint-Saens
Dance Macabre(交響詩「死の舞踏」作品40) Saint-Saens
マリーノのコンツェルト 第2番 I、II、III Robert Di Marino

アンコール
 Mr.Lonely Bobby Vinton
 The Christmas Song Mel Tormé

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