2019/06/28

【演奏】30年ぶりの山下洋輔の肘打ち「ラプソディ・イン・ブルー」調布国際音楽祭オープニングコンサート

 なにやら調布で国際音楽祭があって、山下洋輔が「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏し、しかも入場料が500円と聞いて、こりゃぁ行くっきゃねェな、てなもんで行ってきました。

 山下洋輔の「ラプソディ・イン・ブルー」といえば、前回聞いたのは確か30年くらい前だったような気がします。当時クラシック一辺倒だったぽん太がこの曲をわざわざ聴きに行くことは考えづらいから、新日本フィルの定期会員だった時に聴いたのでしょうか。ううう、よく覚えてません。

 当時の山下洋輔といえば飛ぶ鳥落とす勢い。アドリブがえらく長くて、激しくて、得意の肘打ちも飛び出しての大熱演だった記憶があります。
 はたして30年ぶりの今回はどうなるのか?

 舞台に現れた山下洋輔は、足元も少しおぼつかない感じ。演奏もかなりゆっくりしたテンポで、指も十分回ってない感じでした。さすがに歳とったな〜。でも、あれから30年だから仕方ないか。

 しかし、後半になってきてだんだんエンジンがかかってきたようで、激しいアドリブは、ちゃんと弾いてるんだかめちゃくちゃなんだかわかんない。氏の現在の体力を考えると、力の限りの大熱演だということが伝わってきます。懐かしの肘打ちも登場しました!!

 今回の伴奏はオーケストラではなく、地元の中高生からなるブラスバンド。彼ら/彼女らは山下の演奏をどう思ったのでしょうか。「こりゃあすごい」「めちゃくちゃ弾いてるだけじゃん」。いずれにせよ、強烈な記憶として残ったことでしょう。


 もう一曲は、公募の合唱団(こちらは、おじさん・おばさん主体)を加えての、ベートーベンの第九の第4楽章の後半。これもなかなか良かったです。


 調布がこのような音楽祭を開いているとはしりませんでした。今年で7回目だそうです。深大寺の本堂で開かれるコンサートも魅力的でしたが、切符が取れませんでした。

 

 

調布国際音楽祭2019

オープニング・コンサート

調布国際音楽祭公式サイト

2019年6月23日
調布グリーンホール 大ホール

曲目
  ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
  George Gershwin(arr. Donald Hunsberger):Rhapsody in Blue
  ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」より 第4楽章(吹奏楽版)抜粋
  Ludwig van Beethoven(arr. Hisaatsu Kondo):4th movement from Symphony No. 9 in D minor,Op.125 (Wind Orchestra Version), excerpts

出演
  指揮:鈴木優人 Masato Suzuki, Conductor
  ピアノ:山下洋輔 Yosuke Yamashita, Piano
  ソプラノ:澤江衣里 Eri Sawae, Soprano
  アルト:布施奈緒子 Naoko Fuse, Alto
  テノール:谷口洋介 Yosuke Taniguchi, Tenor
  バス:渡辺祐介 Yusuke Watanabe, Bass
  調布国際音楽祭特別編成吹奏楽団 CIMF Special Wind Orchestra
    芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー Geigeki Wind Orchestra Academy
    調布市立第三中学校 Chofu III Junior High School
    調布市立調布中学校 Chofu Junior High School
    東京都立調布北高等学校 Tokyo Metropolitan Chofu-kita High School
    明治大学付属明治高等学校・中学校 Meiji University Meiji High School, Meiji Junior High School
  調布国際音楽祭特別編成合唱団 CIMF Special Choir

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2019/06/27

【バレエ】オシポワ/ムンタギロフの「ドン・キホーテ」英国ロイヤル2019

 オシポワちゃんがドンキを踊るというので観てきました。

 オシポワのドンキというと、今をさること11年前、ボリショイ・バレエの来日公演でワシーリエフを相手に踊った衝撃的なステージが記憶に残ってます。空いてる日程で選んだ公演で、「オーシポワ?(当時はオーシポワと表記してましたね)知らねえなあ。まあ、いいか」みたいな感じでみ始めたら、二人のあまりの身体能力に腰を抜かしそうになった記憶があります。ワシーリエフの片手片足リフトも凄かったです。

 で、久々のオシポワちゃん。まだまだ健在でした。凄かったです。

 出だしでののけぞりジャ〜〜ンプこそ、振り付けの関係かありませんでしたが、大きくてキビキビした動き、バランスと安定性は以前のまま。そして表現力は格段にレベルアップしております。
 並んだ闘牛士たちが布をフリフリする前を回転して進んでいくところのスピードはものすごく、客席からどよめきがおきました。最後のグランフェッテも、前半は高速のドゥブルで全てを通し、後半はシングルでさらに速度をあげ、軸のぶれもまったくありませんでした。なんだかバレエというよりは、体操競技やフィギュアスケートを見ている気分でした。

 お相手のキトリはムンタギロフ。ガラでは何度かお目にかかりましたが、全幕を見るのは初めてでした。長身でスタイルが良く、足が細長くてジャンプ力があるので、浮遊感がハンパないです。これなら長身のオシポワちゃんに十分対抗できますね。3幕のヴァリアシオンの、開脚回転ジャンプは、とても大きく見えました。
 ただ、片手リフトは意外とあっさりやってました。ちときつかったのか?


 振り付けは、キューバ出身のカルロス・アコスタ。元々の英国ロイヤルの振り付けを見たことがないので、どこまでが彼の工夫なのかよくわかりませんが、よく見る振り付けとはだいぶ違ってました。
 メルセデスのナイフの踊りはなく、並んだマグカップの間を一回だけ踊りました。ジプシーの場面も群舞主体になっており、この方がいいような気がしました。ギターの演奏のシーンも初めて見た気がします。
 ドリアードの世界も、背景に大きなガーベラのような花が咲き乱れていて、ということはドリアードたちが小さいのか?ひょっとしてイギリスの妖精と重なってるのかな、などと思いました(妖精には詳しくないので全然違うかも)。
 機械仕掛けのロシナンテは、ちょっと浮いている感じがしました。

 一番に感じたのは、タイトルロールのドン・キホーテに重きを置いていたこと。普通この演目は、「ドン・キホーテ」という題名ではあるものの実際はキトリとバジルの物語で、ドン・キホーテは付け足しという感じですが、アコスタの演出では、ドン・キホーテは主役とまではいかないものの、彼の狂気と愛と悲しみが丁寧に表現されておりました。
 冒頭でドン・キホーテは、白いケープをまとった女性(ドゥルシネア姫でしょうか)の幻影に魅了されます。一方で黒い布を頭からすっぽりかぶった何かに脅かされます(こちらは恐怖の表現か?)。第一幕の広場では、突然舞台がブルーに暗転すると、ドゥルシネア姫の幻影が現れ、ドン・キホーテがキトリをドゥルネシア姫と混同していることが示されます。それ以外にも、ドン・キホーテはなんども宙を見つめながら、何かに気を取られているような仕草をします。風車に襲いかかるところでも、皆がギターを弾きながら踊っているなかで、次第に精神が混乱していく様子が表現されています。
 ドン・キホーテが高齢なので、なんだかぽん太は認知症のおじいさんを前にしているような感じにして、気の毒に思われました。

 エスパーダのズッケッティは、ちと背が低くて、闘牛士らしい花が感じられませんでした。

 最後に端役(ガマーシュと結婚する人)なのに花束もらっていたのは、ヌニュスでしたでしょうか?

 久々に素晴らしいバレエ公演を観れたな、という感じで、大満足でした。

 

 

英国ロイヤル・バレエ団 2019年来日公演
「ドン・キホーテ』

NBSの公式サイト

改訂振付:カルロス・アコスタ/マリウス・プティパの原版に基づく
音楽:ルトヴィク・ミンクス
編曲:マーティン・イエーツ
美術:ティム・ハットリー
照明デザイン:ヒュー・ヴァンストーン

ドン・キホーテ:ギャリー・エイヴィス
サンチョ・パンサ(従者):フィリップ・モズリー
ロレンツォ(宿屋の主人):クリストファー・サンダース
キトリ(ロレンツォの娘)/ドゥルシネア姫:ナターリヤ・オシポワ
バジル(床屋の青年):ワディム・ムンタギロフ
ガマーシュ(裕福な貴族):トーマス・ホワイトヘッド
エスパーダ(闘牛士):ヴァレンティノ・ズッケッティ
メルセデス(街の踊り子):ベアトリス・スティックス=ブルネル
キトリの友人たち:メーガン・グレース・ヒンキス、アンナ・ローズ・オサリヴァン
ジプシー(ソリスト):ロマニー・パイダク、ルカス・ビヨンボウ・ブランズロッド
ドリアードの女王:クレア・カルヴァート
アムール(キューピッド):イザベラ・ガスパリーニ
ドゥルシネア姫(第1幕):ヘレン・クロフォード
ファンダンゴ(ソリスト):ジーナ・ストーム=ジェンセン、リース・クラーク
街人たち、闘牛士たち、ジプシーたち、森の精たち:英国ロイヤル・バレエ団 ほか

指揮:マーティン・イエーツ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ギター演奏(舞台):デイヴィッド・バッキンガム、トーマス・エリス、フォーブス・ヘンダーソン、ナイジェル・ウッドハウス

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2019/06/14

【歌舞伎】つっころばしのじゃらじゃらから一気に悲劇へ・仁左衛門の「封印切」2019年歌舞伎座昼の部

 本日は昼の部の鑑賞。お目当はもちろん仁左衛門の「封印切」。こちらが公式サイトです。
 先日の夜の部の三谷歌舞伎では若い女性がいっぱいでしたが、本日の昼の部は、いつもの客層に戻ってました。

 仁左衛門の「封印切」は、ぽん太は初めてだと思います。少なくともこのブログを検索しても出てきません。これまで見たのはほとんど藤十郎でした。
 仁左衛門の忠兵衛は、出だしは完全につっころばし風。梅川とのやりとりもなよなよデレデレして、滑稽というか、喜劇風でさえあります。そこまでやるかという感じで、見ていて微笑んでしまいます。藤十郎の場合は、この辺りは節度をもって演じて、大阪はんなり風の情感を醸し出してました。
 こんな調子では、八右衛門とのやりとりや、最後の死への旅立ちはどうなるんだろうと心配になりましたが、そこは仁左衛門、芸と格好良さで、一気に悲劇へと突き進んで行きました。
 愛之助の八右衛門は、ぺらぺらとリズミカルに滑稽に話すのではなく、やや抑えた芝居的でシリアスな演技。藤十郎の忠兵衛は、テンポ良いやり取りの中でカーッと頭に血が上って封印を切ってしまう感じでしたが、仁左衛門の場合は、八右衛門の悪口に対する怒りや、自分が馬鹿にされるのを見ている梅川の苦しみに対する思い、治右衛門やおえんの手前でのメンツなどの様々な心理が読み取れました。
 茶屋で梅川と二人きりになった忠兵衛が外の様子を伺う時、仁左衛門の表情は、冒頭のつっころばしの忠兵衛とは同一人物とは思えない厳しい表情でした。
 久々に素晴らしい舞台を堪能できました。

 「寿式三番叟」では、幸四郎と松也が元気いっぱいに三番叟を踏みました。

 「女車引」は、魁春、雀右衛門、児太郎の華やかな踊り。「車」は出てこないんですね。

 吉右衛門の「梶原平三誉石切」は、明るくおおらかで暖かみがありました。



六月大歌舞伎

歌舞伎座
2019年6月13日

昼の部

一、寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
  松本幸四郎・尾上松也 三番叟相勤め申し候
    三番叟  幸四郎
    三番叟  松也
    千歳  松江
    翁  東蔵

二、女車引(おんなくるまびき)
    千代  魁春
    八重  児太郎
    春  雀右衛門

三、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
  鶴ヶ岡八幡社頭の場
    梶原平三景時  吉右衛門
    大庭三郎  又五郎
    俣野五郎  歌昇
    梢  米吉
    大名山口十郎  桂三
    同 川島八平  松江
    同 岡崎将監  種之助
    同 森村兵衛  鷹之資
    囚人剣菱呑助  吉之丞
    奴萬平  錦之助
    青貝師六郎太夫  歌六

四、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
  封印切
    亀屋忠兵衛  仁左衛門
    傾城梅川  孝太郎
    丹波屋八右衛門  愛之助
    阿波の大尽  由次郎
    槌屋治右衛門  彌十郎
    井筒屋おえん  秀太郎

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2019/06/13

【歌舞伎】犬ぞりが見どころ!三谷幸喜の「風雲児たち」は2019年6月歌舞伎座夜の部

 歌舞伎座六月大歌舞伎は、久々に昼の部と夜の部の両方を鑑賞することにしました。昼の部は仁左衛門の「封印切」がお目当。そして夜の部は、三谷幸喜の新作の通しです。
 まずは夜の部から。こちらが公式サイトです。


 原作はみなもと太郎の漫画とのこと。みなもと太郎というと、ぽん太は『ホモホモ7』しか知りませんが、こんな漫画も描いていたのか……。なになに、現在も連載中? なんと、まだ生きてたのか! 現在72歳やて。ぜ、ぜひともお元気で……。


 三谷歌舞伎ということで、いつもと客層が全然違って、若い女性が多かったです。

 肝心のお芝居は、前半はちょっとダレてて、「ええっ?三谷幸喜ってこんなもの?」という感じでしたが、犬ぞりが出てきたあたりから面白くなってきました。一斉に背景の幕の下からハスキーちゃんたちが出てきて可愛かったです。やんちゃな子犬たちなのか、盛んにじゃれあっていて、一部ではどんどん乗っかって団子みたいになってましたな。ホントに三階さんたち、何でもできますね〜。

 ラックスマン親子を二役で演じる八嶋智人が出てくると、とたんにテンポが良くなりました。さすがです。
 やっぱり、歌舞伎と演劇ではセリフ術が違うんですね。前半がダレてるように感じたのも、そのせいかも。
 対して歌舞伎陣が本領を発揮したのは、大黒屋光太郎と、脚が壊疽を起こした庄蔵、ロシアに留まることを決めた愛之助のやりとり。歌舞伎というのは、矛盾に引き裂かれた人間たちの叫びで、観客を泣かせる芸なんだなと、再認識いたしました。

 猿之助の庄蔵は、得意の大絶叫。エカテリーナはゴージャスなおばさんみたいで良かったです。松也が黒縁メガネのスーツ姿で巧みな口上。磯吉って、いったい誰が演じてるんだろうと思って見ていたら、幸四郎の息子の染五郎でした。いつの間にか大きくなってたのね。でもなかなかカッコいいです。
 男女蔵の小市、折れたマストで頭を打って認知能力を失った男性を好演。高麗蔵のアグリッピーナ、おもちゃ箱からマトリョーシカが飛び出てきたみたいで可笑しかった。こんな一面もあったのねん。白鸚のポチョムキン、歌舞伎よりぜんぜんいいです。

 第三幕だけ大向こうさんがひとり入ってました。よくこんな芝居でタイミングよく声をかけられるなと思いましたが、意外と歌舞伎の間で演じられているのかもしれません。
 歌舞伎の構成要素として大向こうが大切と言われても、これまで実際のところ、ぽん太にはよくわからなかったのですが、現代劇に大向こうが入ることで、その重要性がよくわかりました。大黒屋光太夫が、「さては新蔵は、庄蔵とともにロシアに残るために、洗礼を受けたんだな」と気がつくための間(ま)に、「高麗屋!」と大向こうが入ったのですが、実に見事なタイミングでした。


六月大歌舞伎

2019年6月12日
歌舞伎座

夜の部

  みなもと太郎 原作
  三谷幸喜 作・演出
  三谷かぶき
月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)
風雲児たち
  大黒屋光太夫  幸四郎 
  庄蔵/エカテリーナ  猿之助
  新蔵  愛之助
  口上  松也
  キリル・ラックスマン/アダム・ラックスマン  八嶋智人
  マリアンナ  新悟
  藤助  廣太郎
  与惣松  種之助
  磯吉  染五郎
  勘太郎  弘太郎
  藤蔵  鶴松
  幾八  松之助
  アレクサンドル・ベズボロトコ  寿猿
  清七/ヴィクトーリャ  宗之助
  次郎兵衛  錦吾
  小市  男女蔵
  アグリッピーナ  高麗蔵
  ソフィア・イワーノヴナ  竹三郎
  九右衛門  彌十郎
  三五郎/ポチョムキン  白鸚

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2019/06/12

【温泉】こんなところに秘湯中の秘湯が!赤滝鉱泉@栃木県矢板市(★★★★★)付:八方台のレンゲツツジ

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 那須温泉や塩原温泉で知られた那須塩原市の南に位置する矢板市は、ともすれば素通りしてしまいがいちですが、どっこい個性的ないくつかの鉱泉宿があります。こんかいは、以前に泊まった小滝鉱泉(【温泉】東京から車で2時間で秘湯の味わい・小滝鉱泉(★★★★))の近くにある、赤滝鉱泉にお世話になりました。宿泊日は6月上旬です。
 この宿、ホームページはありませんので、じゃらんのページにリンクしておきます。電話番号は、こちらを参照してください。宿泊料は7~8千円だったかな?

 矢板インターから車で約30分。宿手前に「この先4WD以外進入禁止」の看板がありますが、ぽん太の車は一応4WDなので、柵をどかして突っ込みました。急なジグザグ道で、カーブでは切り返しも必要でした。4WD以外の車の人は、この坂を3分ほど歩いてくだらなくてはいけません。

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 入り口の上に掲げられた案内板。享保年間に発見されて近在の人が利用しておりましたが、次第に湯治に来る人が増えたため宿泊所が作られました。明治になって旅館法が制定されるにあたり、赤滝鉱泉として登録されたそうです。とうことで建物の一部(冒頭の写真に写っている、正面と右の建物)は、元々は江戸末期のものだそうです。
 何棟かの建物があって、部屋数も多いようで、昔は結構な賑わいだったことが想像できます。
 現在は普段は老夫婦が住んでいて、客の予約が入ると娘さんが手伝いにくるようです。

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 猫ちゃんがおりました。ここがお気に入りの場所のようです。

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 喧嘩して猫パンチをくらったのか、右目の上に傷があります。

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 おどおどしたワンちゃんもおります。

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 時代劇にでも出てきそうな階段と廊下です。

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 昔の湯治用の台所でしょうか。現在は洗面所と物置として使われております。

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 窓側の廊下にそって障子が並ぶ、昔ながらの作りの建物です。

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 こちらが今回泊まったお部屋。江戸時代までは遡りませんが、かなり古い建物だそうです。天井が低く、鴨居から上の高さがほとんどありません。床の間に、ちゃんと書院窓も付いてますね。床柱もなかなか立派です。
 畳や障子は新しくなっていて、汚い感じはまったくありません。正面の壁も、新しく張り替えられています。

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 現代アートを思わせる蛍光灯のヒモ。緑のリボンや麻縄が結び付けられ、一番下に5円玉が付いています。昔の下宿によくあった? でも、5円玉はつけなかったよね。

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 お隣の部屋に、すでに布団が敷かれておりました。
 浴衣が見当たらなかったのですが、帯だけあったので聞いて見たところ、出してくれました。そのあとタオルがないのに気がつきましたが、また言いに行くのも気が引けたので、持ち合わせを使いました(前日泊まった宿から持ってきたやつ)。
 テレビはありますが、昔懐かしい100円入れるタイプ。携帯は通じません。ワイファイはルータが置いてあったので、パスワードを聞いたら押してくれるのかもしれません。ぽん太とにゃん子は、テレビなし、携帯ワイファイなしの一夜を過ごしました。近頃はやりのデジタルデトックスですな。

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 こちらが浴室です。鉱泉の雰囲気たっぷりの小さな浴槽。定員1名。カランからお湯は出ず、もちろんシャワーもありません。小さな固形石鹸があるだけなので、シャンプー等も持参したほうがいいでしょう。

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 奥の赤いバルブを開くと、源泉が出てきます。源泉は無色透明で、ちょっと酸っぱいですが、硫黄味はまったくありません。浴槽にたまっているお湯は、鉄色の薄濁りになってます。

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 温泉分析書です。泉質は、単純酸性・鉄冷鉱泉。Ph3.2と酸性ですが、硫黄臭がまったくないのが珍しいですね。また、ぽん太は鉄味はあまり感じませんでした。泉温は13.2度です。

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 加熱方式は「マキ」です。熱めに沸かしてくれるので、源泉でうめて入ります。ということで、言ってみれば源泉掛け流しですね〜。温泉力はあると思います。

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 風呂から出たら、ビールを飲んで夕食を待ちます。おつまみは柿ピー。でっかい栓抜きが、なんか懐かしいですね。

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 夕食です。肉じゃが、天ぷら、お造り、ワラビ、ごま豆腐など。宿の娘さんの手作りの、家庭料理です。あと、ご飯がとっても美味しいです。
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 こちらが朝食です。シャケがふっくらしていて美味しかったです。

 

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 宿からほど近くにある八方台のツツジを見に行きました。こちらの開花情報が見やすいです。

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大間々駐車場のあたりでレンゲツツジが満開でした。小間々のトウゴクミツバツツジの大木は、完全に散っておりました。

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