2018/06/21

【温泉】巨大ビニールハウス露天風呂と新鮮な日本海の幸 湯の瀬温泉・湯の瀬旅館(山形県鶴岡市)(★★★★)

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 ビニールハウスのような巨大露天風呂で有名な湯の瀬旅館、行って来ました。公式サイトはこちらです。
 ほぼ25メートルプールに匹敵する露天風呂は、なんと源泉掛け流し。毎分800リットル!の豊富な湯量のなせる技。これは唯一無二の価値があります。さらにお料理は新鮮な日本海の魚介類が味わえます。シャキシャキの生牡蠣や、キトキトのお刺身。焼き魚も生臭さ全くなし。女将ほか従業員のみなさんの、庄内弁のアットホームなおもてなしも心地よいです。建物はのどか風の和風建築。野良猫ちゃんのおもてなしつき。
 なんといっても露天風呂の得点が高く、ぽん太の評価は5点に近い4点!

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 山形県は鶴岡市の南部、山あいにある一軒宿です。敷地はけっこう広いです。建物はやや鄙び風。

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 お部屋は普通の和室ですね。目の前に沢があり、その向こうには錦鯉の養殖池が見え、広々とした風景です。

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 この旅館の名物は、ビニールハウスみたいな巨大露天風呂。さっそく入りに行きました。脱衣場の隣は、小さな内湯と洗い場。そして戸の向こうがお目当の露天風呂。冒頭の写真をご覧ください!

 長さ23メートル、幅13メートル、水深1.2メートルと、ほとんど25mプール大。天井は、鉄パイプの骨組みに、ビニールが張ってあります。
 なんとこの巨大浴槽が、源泉掛け流しです。どれだけ湯量が豊富なんだというと、毎分800リットルだそうです。

 これは当然泳ぎたくなります。というか、女将が「泳いでください」と言ってました。ぽん太は2往復泳いでみました。

 混浴ですが、右手前に女性専用スペースがあり、暖簾がかかっていて見えないようになっております。この日の宿泊客はぽん太とにゃん子だけだったの使いませんでしたが、湯浴み着を借りることもできるそうです。

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 温泉分析書です。無色透明、無味無臭のお湯。泉質はアルカリ性単純温泉。pH9.4とかなりのアルカリ度ですが、そんなにんヌルヌル感はありません。泉温は48.1度です。

 元々は泉温24度の源泉が湧いていたそうですが、先代がより高温の源泉を求めてボーリングを決行。平成3年に、1050mという限界ギリギリの深度で、泉温48度の湯量豊富な源泉を掘り当てたそうです。

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 男女別の内湯は、タイルが美しいです。

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 露天風呂とは別に本物の温水プールもありますが、水(お湯?)が張ってありませんでした。

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 カラオケルームもあります。1曲200円也。

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 風呂上がりに、ウェルカム揚げ魚をつまみに、ビールを飲む。
 すると、どこからか猫の鳴き声が……。

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 にゃにゃ? いた!

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 とても人懐っこい猫ですが、旅館で飼っているわけではなく、野良ちゃんだそうです。かなりの甘えん坊ですが、まだ子供なんでしょうか。ひとしきり遊んでくれました。


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 さて、新鮮な海の幸満載の夕食も、この宿の売りです。山の中の旅館だけど、日本海は目と鼻の先ですもんね。さらにこの旅館は、鮮魚商もやっているそうです。

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 生牡蠣は新鮮シャキシャキ系です。

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 お刺身も角が立っていて、コリコリです。

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 鯛の焼き魚もお刺身で頂けそうな新鮮さ。

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 寝る支度をしていたら、猫の訪問。

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 翌朝、モーニングコールです。

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 朝食も美味しい家庭料理でした。

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 また来た。

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2018/06/20

【舞台】もっと斜面を!『斜面』小野寺修二×首藤康之

 にゃん子が「首藤見たいにゃ〜、見たいにや〜」と鳴くので観に行ってきました。公式サイトはこちらです。

  小野寺と首藤のコラボは、『空白に落ちた男』と『シレンシオ』は観たかな。『ジキルとハイド』は観てない気がします。
 こんかいのタイトルは『斜面』。これはぽん太にはマニアックすぎました……。
 東京芸術劇場は、コンサートホールやプレイハウスは何度も来てるけど、シアターウェストは初めて。ハコの小ささにびっくりする。集客力ないのね……。
 舞台上のセットは、上手の急な斜面と、下手舞台奥のなだらかな斜面からなるミニマルなもの。この「斜面」がどのように使われるんだろう、とワクワクしていたのですが、ちと期待はずれでした。
 なだからな斜面は、ほぼ人物の出入りに使われるだけ。急な斜面は、何度か駆け上がったり下がったり、途中で止まったり、一回人がずり落ちてきたりしたのですが、あんまい有効に使われているとは思えませんでした。

 斜面があることで、どのような新たな動きが人間に生じるか、その身体性みたいなのを見たかったな〜。

 そういう意味では、ぽん太が一番面白かったのは、小野寺が急斜面の上で椅子に座ろうと試みる場面。人間の身体や重心のバランスに関して、新鮮な体験をすることができました。

 とはいえ、いつもながら不可思議な小野寺ワールドを堪能いたしました。

 初めて観た雫境(だけい)さん、 聾の舞踏家とのこと。冒頭のソロや、ギョロ目をむいたときのヤ◯ザみたいなど迫力、良かったです。
 首藤も、ライトを持ってのダンス、短かったけど良かったです。皆が体重を支え合っての動きみたいなのは、バレエの振り付けから取った動きか?王下、藤田のレギュラー陣も活躍。
 小野寺はいつものがらうまいです。お面をかぶった役人みたいなのも、カフカ的な雰囲気がありました。


「斜面」
小野寺修二×首藤康之

東京芸術劇場 シアターウェスト
2018年6月17日

作・演出 小野寺修二
出演 首藤康之、王下貴司、雫境、藤田桃子、小野寺修二

企画 サヤテイ NAPPOS UNITED
主催 NAPPOS UNITED カンパニーデラシネラ

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2018/06/15

【仏像】お顔がパンパン。不空羂索観音坐像 不空院(奈良市高畑町)

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 不空院は、鑑真住房跡に建てられたお寺と言われております。言われは定かではありませんが、八角円堂が建てられ、不空羂索観音が安置されました。鎌倉時代には大いに栄えましたが、その後衰退。江戸時代の安静の大地震で八角円堂以下堂宇が倒壊し、明治の廃仏毀釈を迎えました。大正時代に再興されて現在の本堂が建てられました。もともと弁財天が祀られていたことなどから、ならまちの芸妓たちの信仰を集め、さらにかけこみ寺の役割も果たしたそうです。
 写真の向かって左の鳥居のあるところに祀られているが、「縁きりさん」と「縁結びさん」と呼ばれる神様です。

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 鳥居の横にいるのは、なぜか狛犬ではなく狛狸。いわれはわかりません。

【寺院名】真言律宗 春日山(しゅんにちざん) 不空院
【公式サイト】http://fuku-in.com/index.htm
【住所】奈良県奈良市高畑町1365
【拝観日】2017年11月2日
【拝観】春秋の特別拝観以外は予約が必要。拝観料は忘れました。
【仏像】
不空羂索観音菩薩坐像 寄木造 漆箔 玉眼 像高103,9cm 鎌倉時代 重文 写真1写真2

 不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん、ふくうけんじゃくかんのん)は、六観音、あるいは七観音のひとつに数えられ、菩薩の様々な変化のうちのひとつであり、古いものに属するそうです。
 経典にはさまざまな姿で描かれておりますが、多くの腕を持ち、鹿の毛皮を着ているという特徴があるそうで、シカつながりで春日大社で祀られているタケミカヅチの本地仏とされるそうです。
 日本では、一面三目八臂の像容が普通で、手のひとつには羂索(投げ縄)を持っています。この投げ縄で、衆生を救ってくれるわけですね。
 以前の記事で書いた、東大寺三月堂の不空羂索観音が有名ですね。

 さて、不空院の不空羂索観音さまですが、座って像高1mということで、ほぼ等身大の大きさ。額に縦に目があって、一面三目八臂のしきたり通りのお姿。服は特に鹿皮っぽくありません。座っているのがちと珍しいですね。鎌倉時代の作とのことで、ウェストが引き締まり、肘を貼り、力強いお姿。正面で合掌する二臂以外の腕は、細く作られてます。お顔がパンパンではち切れんばかり。顔力はハンパないです。


 このお寺には秘仏の宇賀弁財天女がありますが、そのお厨子の扉は……「私の記憶の限りでは、見た覚えはございません」。

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2018/06/14

【仏像】吉祥天女像特別公開 浄瑠璃寺(京都府木津川市)

 浄瑠璃寺は、猫寺でした。
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【寺院名】真言律宗 小田原山 浄瑠璃寺
【公式サイト】公式サイトはなさそうなので、木津川観光協会のサイトにリンクしておきます。
http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html
【住所】京都府木津川市加茂町西小札場40
【拝観日】2017年11月3日
【拝観】拝観料400円
【仏像】
九体阿弥陀如来像 檜材 寄木造 漆箔 像高 中尊像224.0cm、脇仏139.0〜145.0cm 藤原時代 国宝 写真
四天王像(持国天、増長天) 寄木造 漆箔 彩色 截金 像高167.0〜169.7cm 藤原時代 国宝 写真
薬師如来坐像 一木割矧ぎ造 彫眼 彩色 像高85.7cm 藤原時代 重文 写真
子安地蔵菩薩像 檜材 一木造 彩色 像高157.6cm 藤原時代 重文 写真
不動明王、矜羯羅童子、制多迦童子 檜材寄木造。玉眼 彩色 截金 中尊像高99.5cm 鎌倉時代 重要文化財 写真
吉祥天女像 檜材 割矧ぎ造 彩色 截金 像高90.0cm 鎌倉時代 重文 写真は本文にあり

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 浄土式庭園の池に映る国宝の本堂。この世とは思えない美しい光景です。この中に、国宝の九体阿弥陀がいらっしゃいます。

 う〜ん、ぽん太が阿弥陀さまたちにお会いするのは、高校の修学旅行以来うん十年ぶり。この間いろいろありました。ぽん太もすっかり老けたけど、阿弥陀さまたちは……変わってないのね。
 阿弥陀如来を9体安置するのは、『観無量寿経』の「九品往生」の考えに基づくそうです。東京の住人には、九品仏駅(くほんぶつえき)という駅名がお馴染みですが、近くにある九品仏浄真寺にちなんだ駅名で、このお寺にも9体の阿弥陀さまが祀られています。
 中尊は丈六に近い大きさで、他の8体は半丈六。印相も、中尊は右手を上げて左手を下げた来迎院で、他は定印です。光背も中尊のものがひときわ大きく、化仏と飛天がありますが、4体の飛天は当初のものの流用で、化仏のある光背自体は後補と考えられているそうです。
 彫りが浅く、ふっくらどっしりした如来さまです。

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 浄瑠璃寺-Wikipediaより、パブリックドメインの写真です。
 秘仏の吉祥天女像(重文)が公開されておりました。本堂の中尊の向かって左の厨子に納められており、普段は扉が閉められております。1m足らずの像ですが、ふくよかなお嬢さんで、彩色や装飾がとても美しいです。

 四天王像も国宝です。ただ、広目天は東京国立博物館、多聞天は京都国立博物館に寄託されており、浄瑠璃寺にいらっしゃるのは持国天と増長天です。等身大の堂々たる仏様で、四天王らしい迫力もさることながら、截金が施された美しい装飾も見事で、光り輝く浄土世界にマッチしてます。

 不動明王三尊像(重文)は、中尊の像高が約1メートルと小さめながら、鎌倉時代の迫力ある仏様です。不動明王の火炎が、なんか現代デザインっぽいです。

 子安地蔵菩薩(重文)は、錫杖を持たず、右手を下げたお姿。腹巻をまいているので子安地蔵と呼ばれているようです。威圧感がなく、まるでこけしを見ているかのような気分になる、 素朴な仏様です。


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 本堂と池を挟んで反対側には、国宝の藤原時代の五重塔が建っております。京都一条大宮から平安末期に移築されたものだそうですが、此岸の東方世界に見立てて、初層内には薬師如来(重文)が安置されております。お寺の創建当初の御本尊だったそうです。たしかに、薬師如来さまが仕切っているのが浄瑠璃世界ですからね。ちなみに阿弥陀さまが仕切っているのが極楽浄土です。
 この薬師如来さまは秘仏となっており、年に数日しか拝観できませんが、今回は特別公開されておりました。1mに満たない小さめの像ですが、腰をしっかりと地面に落ち着け、背筋をすっくと伸ばしたお姿は、切れ者の感じがします。お顔も利発そうで、表情ひとつ変えずにテキパキとお願いを聞いて下さいそうです。

 もうひとつの秘仏、大日如来さまは、こんかいは公開されておりませんでした。


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2018/06/13

【仏像】これは美しい! 十一面観音坐像・現光寺(京都府木津川市)

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 現光寺の十一面観音坐像を、特別公開で見に行きました。上の写真は本堂か?かなり傷んでます。

【寺院名】真言宗智山派 覆養山 現光寺
【公式サイト】公式サイトは見当たらないので、木津川市観光サイトにリンクしておきます。
http://0774.or.jp/temple/genkouji.html
【住所】京都府木津川市加茂町北山ノ上9
【拝観日】2017年11月3日
【拝観】ぽん太は秋の特別公開で拝観しました(拝観料800円)。
通常は、10名以上で電話予約(拝観料500円)。
【仏像】
木造十一面観音坐像 檜材 寄木造 像高74.0cm 鎌倉時代 重要文化財 写真
四天王像 像高62.8cm〜65.1cm 鎌倉時代 写真
【写真】
収蔵庫の内部の様子はこちらをどうぞ
「京都非公開文化財」十一面観音が魅了 先行公開始まる|朝日新聞DIGITAL

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 この小さな収蔵庫のなかに、観音様と四天王が収められております。
 特別開帳で、けっこう人が来ておりました。中で関係者が解説をして下さるのですが、観光客が入りきれず、列を作って待っている状態でした。
 順番が来て収蔵庫に入った瞬間、おもわず「わ〜っ」と声を上げそうになりました。この十一面観音さまはとにかく美しいです。像高74cmと小さめですが、金箔が多く残っていて金色に光り輝いております。細いウェスト。胸や足の上の衣の襞の流れ。下に長く垂れ下がった美しい髪飾りなど、繊細かつ流麗です。丸いお顔も、子供のようにも見えますが、俗っぽさはなく、神々しい雰囲気です。背筋を伸ばし、左手にゆったりと蓮の花瓶を持ち、右手をすっと差し出しています。見ているこちらが思わず手のひらを重ねたくなります。脇の下が少し開いていて、ゆったりとしています。
 本蔵のような、十一面観音の「坐像」は、珍しいそうです。確かに、重要文化財の木造十一面観音坐像は全国で8他躯だけのようです(国宝はなし)。櫟野寺(らくやじ)の大きな十一面観音坐像は、国立博物館の櫟野寺展で見たことがあります。

 四天王像は、像高六十数センチの小さなものですが、ダイナミックなポーズで迫力があり、それぞれ緑・赤・白・青で色鮮やかに塗られております。鎌倉時代に再建された東大寺大仏殿に安置されていた四天王像と同じスタイルで作られたもので、これを「大仏殿様四天王像」というそうな。

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