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2005/07/27

武甲山はあづい、あづい

 ジムニーの中古を手に入れたぽん太とにゃん子には新しい楽しみができました。それは「林道」です。
 海の日の三連休中で、どこに行っても混みそうなので、近場で良さそうな温泉を探したら、秩父のかやの家の予約が取れました。そこでジムちゃんの林道デビューにふさわしい道を探したところ、広河原逆川林道が見つかりました。名栗湖の上流と秩父さくら湖を結ぶ峠越えの林道です。
 しかしさすがジムちゃん、乗りにくさを楽しむ車です。エンジン音はすごいしターボはヒュンヒュンいうし、サスペンションは固いし、自動車というものがガソリンを爆発させて走っていることを改めて実感しました。
 で、「林道」という世界を初めて知りました。なんかマウンテンバイクのカップルは走ってくるは、バイクのオジサンの集団がいるは、オフロードカーも走ってるは、すごかったです。なかにはカーブを攻めるスポーツカーもいたりして、ちょっとチミは走る道が違うんじゃないの?という感じです。未舗装路もあると思ったのですが、全線舗装されていたのがちょっとがっかりでした。これに味をしめてこれからも林道を走りたいと思います。
 宿泊したかやの家は、静かで落ち着く大人の空間という感じのいい宿でした。
 さて翌朝も快晴で暑くなりそうです。こんな日は低山は避けるべきでしょうが、宿の食事を目一杯食べた自分への罰として、武甲山に登ることにしました。

【山名】武甲山(1295.4m)
【地域】秩父
【日程】2005年7月18日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】晴れでモーレツな暑さ
【コース】生川登山口(10:21)…(表参道)…山頂(12:00)…シラジクボ…持山寺跡…生川登山口(13:25)
【みた花】サワギク(初)、エゾヨツバムグラ(初)、クワガタソウ(初)、バイケイソウ、ホタルブクロ、ヘビイチゴの実など

 セメント工場の間を抜けて生川へ向かい、二の鳥居のところに車を停めて登山開始です。暑いです。
oosugi やがて大杉の広場に着きます。暑いです。名前のとおり杉の大木があります。ここらの杉は植林と思われますが、この杉は昔からものものなのでしょうか?
sawagiku 黄色い可憐な花はサワギクでした。ありふれた花のように見えますが、夏の低山はあまり登らないぽん太は初対面です。
kuwagata クワガタソウが咲いていました。クワガタソウの仲間の高山植物は、羅臼岳(ホソバノキクバクワガタ)斜里岳(エゾヒメクワガタ)などあちこちで会っていますが、本家にこんなところで会えるとは思いませんでした。
mitake 頂上のすぐ手前にある御嶽神社です。御嶽と聞くと、登山が好きなひとは木曽御嶽山を思い出すと思いますが、あれはオンタケ山でこれはミタケ神社です。木曽御嶽山を霊峰とする御嶽(オンタケ)神社も確かにあります。しかし関東一円にみられる御嶽(ミタケ)神社は、青梅の御岳山山頂にある武蔵御嶽神社にゆかりのものが多いようです。武甲山の御嶽神社の由緒は看板もなく、ネットで調べてもよくわかりませんでしたが、武蔵御嶽神社に関連したものだと思われます。
siratori 御嶽神社の向かって右に、小さな石のほこらがありました。「白鳥神劍神社」と書いてあります。これも説明の看板がありませんでした。ネットで調べてみると、近くの長瀞に白鳥神社があるので、その関係かもしれません。長瀞の白鳥神社の祭神は菅原道真、日本武尊、埴山姫命と書かれています。詳しい由緒はネットではわかりませんが、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀っているということは、草薙の剣と関係しているかもしれません。また日本武尊が死んだとき一羽の白鳥が飛び立ったという伝説があり、各地の白鳥神社では日本武尊を祀っていることが多いようです。
sanntyou 御嶽神社の裏を少し登ると、柵に囲まれた山頂に到達します。柵の反対側は採石場の絶壁で、その向こうに秩父の市街地が見えます。山頂にいる登山者たちは、みななぜだか苦しそうな顔をしています。暑さのためばかりではなく、山の悲しさが伝わってくるのでしょう。
zennkei武甲山は石灰岩でできているため、古くから採掘が行われてきました。山の北半分はなくなり、山頂も削り取られてしまいました。この山の標高は明治33年に三角点を測定して1336mとされていましたが、昭和52年に三角点を採掘予定区域外に移動し、高さが1295mに改められました。しかし最近の調査で三角点付近にもっと高いところがあることがわかり、平成14年に1304mに変更されました(武甲山の最高標高値が変わる)。武甲山も山頂談義に加えるべきかもしれません。
 帰りは同じ道だとつまらないので、南へ稜線をシラジクボまで下り、持山寺跡を見学して生川の登山口に戻りました。丸山鉱泉で汗を流し、武蔵屋でおいしい蕎麦をいただき、帰途につきました。それにしてもあづかった。

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