多治見の永保寺を見て「ととや」の蕎麦を食べた
白川郷の帰り、ぽん太とにゃん子は美濃焼を目当てに多治見に寄りました。ついでに国宝があると聞いて、永保寺(えいほうじ)にみちくさしました(地図はこちら、公式ホームページはこちら)。ぽん太とにゃん子は、国宝を通りかかったときは見ることに決めています。ちなみに重要文化財は、そのときの気分で見るかどうか決めています。
永保寺は1313年に夢窓疎石が開山した禅寺だそうです。 夢窓疎石(1275-1351)は鎌倉時代末期から室町時代初期にかけて活躍した臨済宗のお坊さんで、南禅寺の住持をしたり、恵林寺(山梨県)や天龍寺を開山したことで有名です。また西芳寺(いわゆる苔寺ですね)をはじめ、多くの庭園の設計もしたそうです。
永保寺の庭園もさすがにすばらしかったです。断崖あり、滝あり、池あり、橋あり、島あり、川ありという感じで、非常に凝っています。同じ禅寺とはいえ、例えば永平寺の簡素にして凛とした雰囲気とはまったく違います。いったい仏に仕える坊主が何をやっとるんじゃ、という思いも浮かんできます。ちょうど紅葉のまっさかりで、カメラを持った観光客が大勢来ていました。
永保寺の国宝のひとつ観音堂です。
1314年に建立されたものだそうです。屋根の四隅がピンと張っているところがカッコいいです。正面玄関などに美しい透かし模様が入っています。
国宝の二つ目の開山堂です。こちらは1352年頃に足利尊氏によって建てられたものだそうです。少し奥まったところにあるので、紅葉目当ての観光客はあまり見に来ません。
どちらも内部は見ることができませんでした。しかし、なんと多治見市公式ホームページには360度バーチャル観光、永保寺というものがあり、建物の内部も見ることができます。面白いのでみんなも遊んでみよう!
ところで永保寺の山号は虎渓山というそうです。公式ホームページによれば、景色が中国の廬山の虎渓に似ているからだそうです。ところで中国の虎渓ってどこにあって、どんな景色?みちくさしたくなったぽん太は、ぐぐって調べてみました。廬山は中国の江西省九江市にある山で、世界遺産にも指定されているそうです。宗教の聖地でもあり、また多くの文人が訪れて傑作を残したことでも有名だそうで、いかにも夢窓疎石が好みそうです。
で、虎渓はどこだ?ぐぐってもなかなか見つからないのですが、調べていくうちに虎渓三笑という故事に行き当たりました。廬山の東林寺の僧であった慧遠は、三十年間も寺にこもって修行を続け、虎渓にかかる橋を決して渡ったことはありませんでした。ところがあるとき、訪ねて来た陶淵明、陸修静を見送りに来た慧遠は、楽しい話に夢中になってうっかり橋を渡ってしまいました。遠くで聞こえる虎の声でふとわれに帰った三人は、そのことに気づいて大いに笑ったとのことです。虎渓三笑は画題として好まれ、多くの作品に取り上げられているそうです。
ということで虎渓は東林寺の近くということになりますが、虎渓の写真はついに見つけられませんでした。永保寺の景色と本当に似ているかどうかわかりません。残念です。
お昼に「ととや」で蕎麦をいただきました(公式ホームページはこちら、地図はこちら)。
「とと」という字は一文字で「魚魚」という字ですが、パソコンで出ません。
林のなかを少し進んだところにある落ち着いた大人の雰囲気の蕎麦屋で、美濃焼の器も美しく、お蕎麦もおいしかったです。
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