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2006/03/26

ぽん太も動物園に入るならここがいいな〜

 北海道の旭川市にある旭山動物園に行ってきました。旭山動物園といえば、平成16年7月、8月の月間入場者数で、東京の上野動物園を抜いて全国一に輝いたことで有名です(ソースはたとえばこちらの北海道新聞の記事)。とはいえ、こちらの動物園・水族館の年間入場者数では全国8位のようですが、それでも地方の市立動物園としては大健闘です。
P1010001 で、なんでそんなに入場者数が多いかというと、動物の行動や能力をお客さんが間近で見れるようなユニークな展示法をとっているからで、旭山動物園はこの展示法を「行動展示」と呼んでいるようです。たとえば一般の動物園のペンギンは、池があり陸地があり、ペンギンが陸地でぼーっと立っていたり、池を泳いでいたりするのを眺めることになります。ところが旭山動物園では、池のなかの透明なトンネルから水中を泳ぎ回るペンギンを見ることができるのです。さらにはペンギンのお散歩タイムがあり、群れをなしてぺたぺた歩くのをすぐ近くで見れるのです。これはもう行くしかない!
 旭川駅からバスで約40分で到着です。外観は、全国一に輝いたというのが嘘のような、寂れたちっちゃな普通の地方の動物園です。正門の切符販売所はコンテナのようなプレハブ。ペンキが色あせた観覧車が見えます。
P3220017 まずぺんぎん館です。入り口から入るとまず暗いトンネルがあり、手作りっぽい光ファイバーむき出しの照明が哀愁を誘います。マジックで紙に書かれた手作りの解説は、夏休みの自由研究の雰囲気です。しかしそこをすぎると、例のペンギンの池のなかの透明なトンネルがあります。水面にぷかぷか浮かんでいるペンギンを下から眺めたり、水中を泳ぎ回るペンギンを観察したりすることができます。P1010026ペンギンが水中を泳ぐ速度と方向転換能力はものすごく、まるで空を飛び回っているかのようで、ペンギンが鳥類であることを再確認できます。次に進むと水面の高さからペンギンを観察することができ、最後に普通に上から見ることができます。かわいくて感動的でいつまで見てても飽きません。ペンギンの散歩は午前中に終わってしまったそうで、残念ながら見ることはできませんでした。
P1010050 あざらし館には有名な円柱状の水路があり、好奇心おう盛なあざらしが、時々なかを通り抜けていきます。
 ほっきょくぐま館も、プールを横から見れる窓からシロクマが泳ぐさまを見たり、地面に半球状に据えられた透明カプセルから顔をだして観察することができます。
P1010054 おらんうーたん館です。ロープやハンモックなどがたくさん取り付けてあって、オランウータンの親子がのびのびと動き回っていました。
P1010074 もうじゅう館では、ユキヒョウとアムールヒョウを真下から見ることができます。ネコ族は高いところが好きなので、観光客の上で寝そべってご機嫌です。おしっこをかけられないように注意が必要です。

P1010060 旭山動物園は、動物の数も多くはないし、珍しい動物がいるわけでもありません。しかし、生き生きと動き回る動物たちを、普通とは違った視点から、至近距離で見ることができます。これまでの動物園では、動物たちは狭い檻に閉じ込められて悪臭を放ち、見ていて気の毒に思うことが多かったです。しかし旭山動物園では、動物たちは生き生きとしていました。こうした動物とのふれあいが、心の癒し効果を持つような気がしました。
 タヌキのぽん太も、動物園に入るならここがいいと思いました。みなさんもぜひ行ってみて下さい。

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