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2006/07/26

博物館網走監獄は興味深い

P7050143 屈斜路湖付近の観光を楽しんだぽん太とにゃん子は、次に網走に向かいました。網走といえば網走刑務所です。車のなかでガイドブックを見ると、現在も刑務所として使用されている網走刑務所は、当然のことながら内部は見学できず、古い建物を移築して造った博物館網走監獄が観光スポットなのだそうです。ぽん太は、労働者のマネキンが置かれたナントカ金山のような、ちょっと安っぽいテーマパークのようなものを想像して、軽い気持ちで訪れたのですが、実際はとても考えさせられる施設でした。
 というのも、これまで刑務所と言われても、品行方正で公明正大なぽん太は、自分とは無関係な別世界のように思っていました。だが、昨日ぽん太は、国家権力の恐ろしさに直面したのです。そうです、スピード違反で捕まったのです。だって北海道はみんなビュンビュン飛ばしているから、ぽん太もついスピードを出していただけなのに。しかもあんなところに隠れていやがって。くそう、これで自動車保険のゴールド免許割引もパーだ!チッキショ〜〜!!
 あ、いや……ゴホン、スピードを出しすぎたぽん太がいけないのです。おまわりさん取り締まりご苦労様です。捕まえていただいたおかげて、ぽん太は目が覚めました。これからは安全運転を心がけます。皆さんもスピードの出しすぎに注意しましょう。 

P7050147 で、ぽん太は、刑務所というのは悪人を閉じ込めておくところだと思っていたのですが、網走刑務所の目的は、囚人を労働力として使って、北海道の開拓を行うことだったのです。博物館網走監獄のホームページによれば、網走刑務所は、道央と網走を結ぶ道路の建設のために、「網走囚徒外役所」という名で明治23年に作られ、1200人の囚人が送り込まれたそうです。ものすごい重労働だったそうで、堪えきれずに死んだ囚人は、そのまま道ばたに埋められたそうです。
 見学者のあいだから思わず「かわいそうね〜」という声が聞かれたのですが、考えてみると、彼らは犯罪者なのですから自業自得のような気がします。でも、さらに考えてみると、網走刑務所の囚人は本当に犯罪者なのか?という疑問が湧いて来ます。調べてみると、どうやらいわゆる凶悪犯だけでなく、佐賀の乱や西南の役などの反乱に加わった人たちも多かったようです。ですからいわゆる悪人ではなく、明治政府に反対していた人たちが含まれていたわけで、ちょっと複雑です。国家が、国家に反対する人を閉じ込めて、劣悪な環境で過酷な労働を強いていたわけですから。
 刑罰というのはいったい何なんだろうと、ぽん太は思いました。さらに現在に刑罰がどういうもので、どのような理念に基づいているのか、全く無知なことに気がつきました。そのうちみちくさしてみたいところです。
 さらに精神医療においても、患者さんの同意なしに強制的に拘束したり、治療を行うという側面があります。これはどういうことなのかも考えてみる必要があると思いました。
 また、そういえば精神医療博物館がないな〜と思いました。精神医療も、歴史的には、多くの負の側面を伴っていました。そうした事実を包み隠すことなく、いい点も恥ずべき点もそのままに示す博物館があるといいと思います。拘束道具や、水浴などの昔の治療法の展示などを行い、保護室体験もできます。場所は都立松沢病院敷地内がいいかと思います。ちなみに松沢病院には小さな資料館がありますが、一般には公開されていません。

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