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2007/01/14

【南イタリア旅行】世界遺産マテーラの洞窟住居サッシに感動

Pc300077 マテーラは、イタリアを長靴に例えると、ちょうどくるぶしのあたりにあります。深い谷に面した崖の上に、独特の雰囲気の石造りの街並が広がっています。そのままキュビズムの絵画のような造形です。驚くことに、これらがすべてサッシ(Sassi)と呼ばれる洞窟住居なのです。出入り口のところは石を積み上げて、普通の家のようなファサードになっていますが、奥へすすんで行くと、岩を掘ったままのかまぼこ型の天井を見ることができます。
Pc300061 マテーラはいまでこそ世界遺産に指定されていますが、以前は南イタリアの貧しさを象徴する貧民街と見なされ、住民たちもその地に住むことを恥じていました。もともとは中世に修道僧が住み着いたのから始まり、のちは一般民衆が住むようになって17世紀には繁栄期を向かえました。しかしその後徐々に衰退し、小作農の住居として利用されましたが、電気や水道、下水道もなく、家畜と人が同居する、不潔な貧民街と見なされるようになりました。イタリア政府は1952年以降、住民の移住を命じ、その後は廃墟となっていました。しかし近年になってその歴史的価値が見直されるようになり、インフラを整備した上で住民を呼び戻そうとする動きが出てきました。1993年にはユネスコの世界遺産に登録されています。

Pc300068住宅の内部です。岩をくりぬいたそのままです。奥に行くほど低くなるように部屋がつながっていています。
Pc300071この家に住んでいた家族の写真(のコピー)が置いてありました。貧しいながらも助け合って生き生きと暮らしている大家族の姿があります

 ところで、岩窟住居と聞くと、ぽん太は吉見百穴と、その近くの岩窟ホテルを思い出します。埼玉県という近場ですから、興味がある方は行ってみるといいでしょう。またトルコのカッパドキアも有名で、ぜひ行ってみたいところのひとつです。

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