【南イタリア旅行】カプリ島・青の洞窟、ソレント
ナポリから高速船で40分ほどのところに、カプリ島があります。カプリ島の観光名所は、青の洞窟です。40〜50人乗りの観光船で近くまで行き、そこでさらに公園のボートのような小舟に乗り換えて、小さな入り口から洞窟に入ります。洞窟のなかは、奥行き70、幅25mほどの広さですが、名前の通り、海面が下からネオンで照らされているかのように、青く光ります。とても幻想的な光景です。なんでも海面下に大きな開口部があり、そこから外の光が入ってくるのだそうです。旅行前に下調べをしないぽん太はちっとも知らなかったのですが、ちょっと海が荒れていたり、満潮だったりすると、洞窟に入れないそうで、特に冬のこの季節は入れる方が珍しいそうです。とっても幸運でした。
青の洞窟に向かう観光船から見た断崖絶壁の上に、ホテルが見えます。この上にはアナカプリと呼ばれる町があるそうです。アナカプリと聞くとぽん太が思い出すのは、ドビュッシーの前奏曲集第1巻のなかの「アナカプリの丘」という曲です(こちらのページにRealPlayerの音源があります)。1910年、ドビュッシーが48歳のときに完成したピアノ曲で、このなかの「亜麻色の髪の乙女」という曲は有名です。また、「デルフィの舞姫」という曲について、ぽん太は以前の記事「【ギリシア旅行】デルフィは精神科医の聖地だ」(2006/01/22)で触れたことがあります。
ちなみにぽん太は、ミケランジェリ演奏の『ドビュッシー:前奏曲集第1巻
』が好きです。ナポリの舞曲であるタランテラが取り入れられた、南国風の明るい小曲です。ただ、ドビュッシーがイタリアを好きだったかどうかは疑問があり、1884年にローマ大賞を受賞して1885年からイタリアのローマに留学しましたが雰囲気になじめず、1887年、早めにパリに戻ったそうです。
帰りはカプリ島からの船でソレントに向かいました。ソレントに着いたときはすっかり日が暮れていました。飛行機雲が夕焼けに染まっていました。
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