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2007/03/19

【旅館】戸隠の中谷旅館はこころが落ち着く宿(★★★)

中谷旅館 2007年3月、ぽん太とにゃん子は戸隠に歩くスキーに出かけました。記録的な暖冬で
 雪があるのか心配でしたが、この日の夕方から翌朝にかけて雪が降り、10センチほどの積雪と成りました。
 で、こんかい宿泊したのは戸隠中社の鳥居の前にある中谷旅館(なかたにりょかん)です。
中谷旅館 古くは宝泉院と呼ばれ、戸隠山顕光寺の宿坊だったそうでが、明治の神仏分離によって戸隠神社の社家となり、現在にいたっているそうです。建物は風格がある古い木造建築で、室内も、料亭のような洒脱な感じではなく、寺院建築のようなどっしりと落ち着く感じです。これで屋根が茅葺きのまま残っていたらな〜と惜しまれます。食事は地元の食材をふんだんに使った料理が有り難く、もちろん蕎麦も絶品です。スキーシーズンということで肉の鍋もついていましたが、食べきれませんでした。浴室は新しくきれいですが、温泉でないのが残念。もっとも歩いてすぐのところに戸隠神告げ温泉があるので、温泉にこだわる方は入りにいくといいでしょう。ぽん太とにゃん子は以前に入ったことがあるので省略。神主でもある宿のご主人はとても優しくて親切で、ご遠慮したのに、ぽん太とにゃん子が車の荷物を整理するのを雪のなかで待っていてくれて、見送って下さいました。
 とてもすばらしい宿ですが、ぽん太の個人的な好みからすると、温泉がないのと屋根が茅葺きでないのとで「ややよし」の3点です。
 戸隠には、ここをはじめとして、雰囲気がある宿がいっぱいあるので、皆さんもぜひ泊まってみたらいかがでしょうか(戸隠観光協会・宿泊ガイド)。

 戸隠は、長野県は長野市の北西に位置します(地図はこちら)。東に飯縄山があり、北から西には戸隠山の絶壁が立ちはだかっておりますが、山間にありながら開放的で広々とした高原地帯となっています。自然に満ちあふれており、夏は登山やハイキング、冬はスキーを楽しめます。またおいしい蕎麦も名物です。
 戸隠の歴史は、戸隠神社と切り離して考えることはできません。戸隠山は平安時代の初期から山岳密教の霊場とされ、鎌倉時代には、高野山、比叡山に並ぶ一大霊場に発展しました。その後室町時代までに、戸隠山と「天の岩戸」が結びつけられるようになりました。越後の上杉謙信と甲州の武田信玄が何度もぶつかり合った戦国時代には、戸隠は荒廃しましたが、豊臣秀吉の時代に再興され、江戸時代には徳川家によって手厚く保護されました。明治時代、廃仏毀釈によって多くの仏宝が失われたそうですが、戸隠「神社」として現在に歴史を伝えています(以上戸隠神社の公式ホームページを参考にしました)。
 戸隠山の絶壁は、何度見ても崇高な気分になってきます。この地に信仰が栄えたことは、十分納得できます。ちなみにぽん太は1996年に戸隠山に登りました。奥社の裏に始まる登山道はまさに山岳修行そのもので、鎖場の難所や、特異な景観が次々と現れます。とりわけ「蟻の戸渡り」、「剣の刃渡り」は、両側が切れ落ちた幅50センチほどの狭い稜線で、最大の難所となっております。古くから数限りない修験者が、精神を統一してこの難所を渡ったんだな、と思うと神妙な気持ちになります。しかし修行の足りないぽん太は、這いつくばるようにして渡ったのを覚えております。

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