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2007/06/05

地球規模の医療格差

 最近、以下のような二つの新聞記事が目にとまりました。

薬の特許、誰のため タイ政府と欧米製薬大手が火花」(2007年5月30日、朝日新聞)。すでにタイ政府は、海外の製薬会社が開発して特許を持っている抗エイズ薬を、「特許破り」をして国内で生産すると発表していました。これに対抗してアメリカの大手製薬会社アボット社は、抗エイズ薬を含む7種類の薬のタイ国内での販売中止という対抗措置に出たそうです。
 これには両者に言い分があり、タイ政府にしてみれば、国内の貧困層に抗エイズ薬を行き渡らせるには、高額な輸入品では財政負担が大きすぎます。一方、製薬会社からすれば、莫大な費用をかけて開発した薬を「特許破り」で製造されていは、商売が成り立ちません。ぽん太にはどちらの言い分ももっともで、いったいどうしたらいいのか分かりません。

 もう一つは次の記事です。
 「臓器求めアジアへ ドナー「二つあるものはひとつ売る」」(2007年05月29日)。日本国内では臓器移植のためのドナーが少ないので、アジアに渡って臓器移植を受けるひとが増えているのだそうです。ところがドナーの多くは「謝礼」目当ての貧困層だそうです。フィリピンでは臓器提供者に対する「謝礼」は認められていて、臓器売買にはあたらないのだそうですが、限りなく臓器売買に近いことは確かです。
 これまた難しい問題で、こうした移植がいいとは思われませんし、かといって禁止すると、謝礼をもらえないドナーも、移植を受けられない患者さんも困ることになります。

 狸には困難すぎる問題ですが、医療格差、医療問題を国内レベルだけで考えていていはいけなということは確かで、厚労省のお役人が言うような「医療レベルを下げるか、それとももっとお金を出すか」みたいな単純化した議論は意味がないようです。ぽん太も少しずつ考え続けていきたいと思います。

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