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2007/06/22

【温泉】五色温泉宗川旅館はヴィスコンティ風の没落感がいい(★★★★)

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五色温泉宗川旅館 ぽん太とにゃん子は、山形県は米沢市、吾妻山麓の北側にある五色温泉宗川旅館(そうかわりょかん)に行ってきました。公式ホームページはこちらです。場所ですが、Yahoo!地図はこちらです。ちなみに、この地図のなかにある「とうげ駅」と「姥湯温泉」に関しては、以前の記事「JR峠駅はヤバイですーー付録:中野不動尊」(2005/11/05)で書いたことがあります。さらにこの地図に「笠松鉱泉」というのがありますが、ここは秘湯中の秘湯で、ぽん太とにゃん子はずっと昔に泊まったことがあります。マニアックな秘湯好きにはお勧めです。
五色温泉宗川旅館 さて、五色温泉宗川旅館ですが、ここは独特の雰囲気があります。建物がロッジ風で、とても大きいです。公式ホームページを見ると全25室と書いてありますが、もっともっと大きいように思えます。そして、全体の雰囲気がなんとなく日本離れしています。ヨーロッパの風景を思わせます。
五色温泉宗川旅館 それもそのはず、宗川温泉公式ホームページの五色の歴史というページを見てみると、ここは明治44年(1911)に日本初の民間スキー場としてオープンし、大正13年(1924)に皇族のためのスキークラブとして「六華倶楽部」の建物が造られたそうです(公式ホームページで「明治13年」と書いてありますが、「大正13年」が正しいと思います)。この建物は、昭和25年の冬季国体で使用されて以後、あまり活用されず、現在は仙台市の個人住宅として移築されたそうです。またスキー場も、平成10年(1998)に閉鎖されたそうです。 こうした歴史を知ると、この宿の現在の状況が理解できます。広大な敷地を持つロッジ風の建物、ヨーロッパ風の景観。これらを一生懸命維持しようとしているようですが、かといってどのように活用したらいいのか、方向が見えていないように思えます。ぽん太は、ルキノ・ヴィスコンティの映画に描かれている、どのように生きればいいのかわからないでいる没落貴族を思い浮かべました。
五色温泉宗川旅館 さて、こちらは岩石風呂です。岩石風呂というか、洞窟風呂というか、トーチカのような気がします。
五色温泉宗川旅館 もうひとつの内風呂は、タイル張りのシンプルな浴槽です。夕方6時に男女入れ替わりとなります。
五色温泉宗川旅館 玄関を出て少し登ったところにある露天風呂は、展望が見事です。  お湯はうすにごりで、ちょっとしょっぱい感じがし、肌触りは柔らかく、とても暖まります。
五色温泉宗川旅館 食事は、岩魚の塩焼きや地元の食材など、さらに米沢牛のすき焼きもあり、ボリューム満点です。
 ただ、なんというか、サービスが悪いというと言い過ぎですが、素朴というか、放っておかれる感じがあり、それがぽん太には「没落感」として感じられます。この独特のアンバランスさを温泉マニアのぽん太は評価し、4点です(2007年6月宿泊)。

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