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2007/06/16

由比のくらさわやで桜えびを堪能(★★★★★)

くらさわやの生桜えび 桜えびの春漁のシーズンと聞いて、五月下旬、ぽん太とにゃん子は由比をみちくさしてきました。
 由比は静岡県の駿河湾に面する町です。Yahoo!地図はこちらです。江戸時代には東海道の宿場町として栄え、歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。広重の絵はさった峠からの風景を映画いたもので、現代の写真はこちら、またこちらの由比町のホームページからはさった峠からのライブカメラの映像を見ることができます。
 さった峠というと、1568年(永禄11)に武田信玄が駿河に侵攻を試み、今川氏真と戦ったのがこの場所です。1561年(永禄4)の川中島の合戦の後の話しですから、NHKの大河ドラマの風林火山には出てこないでしょう。
 由比といえば、由井正雪の生まれたところとされており、生家と伝えられる正雪紺屋があります。由井正雪は、1651年に起きた慶安の変(由井正雪の乱)の首謀者として知られています。当時の江戸は第3代将軍徳川家光のもと、戦国時代も終わって天下太平の世の中となり、巷にあふれた浪人が社会問題となっていました。こうした浪人の支持を受けて幕府の転覆をはかろうとしたのが慶安の変ですが、事前の密告により計画は失敗に終わりました。
 歌舞伎の「慶安太平記」は、慶安の変を題材にして二世河竹新七(のちの河竹黙阿弥)が書いたもので、1870年(明治3)に初演されました。現在は丸橋忠弥の件が演じられますが、ぽん太は平成18年8月に歌舞伎座で見ましたが、最後の立ち回りが見事でした。
 現代では、由比といえば桜えびです。3月下旬から12月下旬の春漁と、10月下旬から12月下旬の秋漁のふたつのシーズンがあり、普段は深海に棲息する桜えびが、その時期には夜間に水深30〜60メートルまで上がってきます。日本では駿河湾でしか採ることができないそうです。
 桜えび漁が行われるようになったのは実は最近のことで、1894年(明治27)にアジ漁をしていた網が浮きから外れて深くもぐってしまったところ、偶然に桜えびがとれたことが始まりだそうです。
くらさわやの桜えびかき揚げ で、ぽん太とにゃん子はその桜えびを食べに行ったのですが、以前に井筒屋さんに入ったことがあったので、今回はくらさわやさんにお邪魔してみました。場所は、由比の宿場から旧東海道を京都の方(南西方向)に進んで行き、JRゆい駅を通り越してさらに細くなった道を進んで行ったところの左手にあります。由比宿のかなりはずれにあるように思うかもしれませんが、ここは倉沢宿という別の宿場だったのだそうです。え?由比宿から近すぎるんじゃないかって? いいつっこみです。ここはさった峠の東側の登り口だったので、峠越えを前に一休みしたり、峠を越えてきたひとが疲れを癒したりする間の宿(あいのしゅく)だったのです。
くらさわやの桜えびの釜飯 またまた話しがそれてしまいました。で、くらさわやさんは新しい和風モダンの店内で、窓からは駿河湾の美しい展望を楽しめます。桜えびだけでなく、駿河湾のさまざまな魚介類もいただけるようです。とにかく桜えびを堪能したかったぽん太とにゃん子は、桜えびづくしのコース料理を二人で一人前注文したのですが、こころよく応じて下さいました。生桜えび、釜あげ、酢の物、かき揚げ、桜えびまんじゅう、桜えび釜めしがついて、4200円でした。どれもおいしかったですが、かき揚げは、薄めにパリッと揚がっていて、なかはみずみずしくホクホクで美味しかったです。生しらすも食べたかったのですが、この日はありませんでした。またの機会にチャレンジです。

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コメント

ぽん太さん、こんばんは。
そうですか、倉沢屋に行きましたか...


投稿: Alfa Romeo | 2008/04/26 23:14

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