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2007/06/20

【温泉】鎌先温泉湯主一條は木造四階建てが美しい宿(★★★★)

湯主一條 古い木造建築の宿が好きなぽん太とにゃん子は、いつぞやの雑誌に載っていた美しい木造四階建ての写真に魅せられ、鎌先温泉の湯主一條に泊まってきました。宿の公式ホームページはこちらです。場所は宮城県の白石インターのほど近くで、蔵王山の南東の山麓にあります(Yahoo!地図はこちら)。

湯主一條 鎌先温泉は数軒の旅館からなる小さな温泉ですが、湯主一條の木造建築はそのなかでも圧倒的な存在感があります。正確には木造一部四階建てです。壁面がすべてガラス窓で被われているため、独特の繊細な美しさがあります。大正末期から昭和初期に造られたもので、釘をまったく使っていないそうですが、現在でもまったく歪みがありません。
湯主一條 新館に宿泊し、お食事は木造の本館で、というのが普通のパターンなのだそうですが、古い建物が好きな変人のぽん太とにゃん子は、特別に本館の宿泊をお願いしました。普段は湯治客用に使っているそうで、六畳一間のシンプルなお部屋です。
湯主一條 廊下との境は障子一枚で、もちろん音は筒抜けです。登山で山小屋の宿泊に慣れたぽん太とにゃん子には、何の問題もありません。
瓦斯自動販売機 湯治客の炊事場に「瓦斯自動販売機」がありました。ぽん太の学生時代には、下宿の共同炊事場にこのようなものがありました。
湯主一條 さて、浴室はタイル張りの新しい造りですが、歯車のようなデザインがレトロな雰囲気を漂わせます。お湯は無色透明ながらオリのような湯の花が舞い、ちょっと塩っぱいです。泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩泉で、泉温は31度なので加温はしていますが、加水なしの源泉掛け流しだそうです。
湯主一條 もう一カ所の風呂は新しい雰囲気です。ちょっとお湯が薄いような気がします。
露天風呂 露天風呂も付いていますが、男風呂は建物に囲まれていて開放感がないです。にゃん子の話しでは、女子の露天風呂の方が景色がよかったそうです。
お食事処 食事は旧館のお食事どころでいただきます。畳の上の椅子席が伴天連風というか、大正ロマンのムードです。
夕食 夕食はちょっと洋風が入った会席料理です。地元の山菜や気仙沼などで上がった新鮮な魚介類、汲み上げ湯葉と宮城のポーク霜降りレッドの豆乳しゃぶしゃぶなど、凝っていておいしかったです。

 さてこの宿は、木造一部四階建てのとっても美しい本館が売りです。新館の外観はありきたりの温泉旅館で風情がありません。本館はお食事処と、湯治客用の安い部屋として使われています。接客もホテルのようで、浴衣を自由に選ばせてくれたりと、サービスも十分です。しかしぽん太には、古い本館を生かしきれていないように思えます。鄙びた秘湯路線で行くのか、ホテル並みサービスのレトロ・モダンで行くのか、方針がちょっとどっち付かずの気がします。いずれにせよ、この美しい旧館を大切に使って欲しいというのがぽん太の願いです。全体として旧館の美しさが際立っており、ぽん太の評価は4点です(2007年6月宿泊)。

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