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2007/09/23

【神社】鳥海山大物忌神社

鳥海山大物忌神社 ぽん太が先日登った山形県の鳥海山の山頂直下には、鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)がありました。例によって、この神社について調べてみました。こちらが神社の公式ホームページですが、かなり地味です。
 普通は山の上にあるのは「奥社」で、ふもとにあるのが「本社」なのですが、鳥海山大物忌神社の場合は、山頂にあるのが「本社」で、ふもとの吹浦と蕨岡の2カ所にある神社を「口の宮」と呼んでいるようです。
 江戸時代に2つの里宮が一宮の名称を巡って争ったために、幕府の裁定で山頂の祠を一宮に決めたという情報もあります(2)。

 御祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)と豊受姫神(とようけひめのかみ)ですが(1)、倉稲魂命が大物忌大神と同一視されているようです(2)。

 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)は『日本書紀』では伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)と伊弉冉尊 (いざなみのみこと)の間に生まれた子供とされています(6)。
 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)は『古事記』の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と同一視されますが、この神は素戔鳴命(すさのおのみこと)と神大市比売命(かみおおいちひめのみこと)の間の子供とされています。乱暴者の素戔鳴命は高天原をおわれて出雲の国に降り立ちます。そこでヤマタノオロチを退治し、宮を造って居を構え、さまざまな神と結ばれて子供を生みますが、その一人が宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です(5)。
 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)は五穀・食物を司る神とされ、赤い鳥居にキツネが目印の稲荷神社の御祭神となっている場合が多いです。
 
 次に豊受姫神(とようけひめのかみ)ですが、『古事記』には、伊弉冉尊 (いざなみのみこと)の尿から生まれた和久産巣日神(わくむすびのかみ)の娘として、豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)が名前だけ紹介されています(5)。しかし、むしろこの神様は、豊受大御神(とようけのおおみかみ)という名で伊勢神宮の外宮の御祭神となっていることで有名です。ぽん太が見たかぎり、『日本書紀』には、豊受姫神(とようけひめのかみ)は出て来ないようです。Wikipediaの「トヨウケビメ」の項を見ると、「日本書紀では豊受媛神と表記される」と書いてありますが、ホントでしょうか? 「豊受媛神 日本書紀」でググってみると、同じ内容を主張するページがいっぱいひっかかりますが、まさかどれもWikipediaの丸写しなのでは……?

鳥海山御浜神社 なお、鳥海山の登山道の途中に御浜神社というのがありますが、これについてはぽん太はよくわかりません。鳥海湖のほとりにあるからでしょうか?

【参考リンク】
(1)鳥海山大物忌神社HomePage:公式ホームページです。
(2)鳥海山大物忌神社-Wikipedia:ご存知Wikipediaのページ
(3)玄松子神社参拝の記憶:日本全国の神社を訪ねる玄松子さんのホームページ。左のメニューの「山形」のなかに、「鳥海山大物忌神社」「鳥海山大物忌神社(蕨岡口之宮)」「鳥海山大物忌神社(吹浦口之宮)」があります。
【参考文献】
(4)川口謙二編著『日本の神様読み解き事典』、柏書房、1999年。
(5)『口語訳古事記 完全版』、三浦佑之訳、文藝春秋、2002年。
(6)『日本書紀 (講談社学術文庫)』、宇治谷孟訳、講談社学術文庫、1988年。

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