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2007/10/18

伊良湖岬の萬八屋の大アサリと刺身定食を食す

萬八屋@伊良湖岬 田原市博物館で知識欲を満たしたぽん太とにゃん子は、次に食欲を満たすべく、渥美半島の先端の恋路ヶ浜にある萬八屋を訪れました。立ち並ぶお土産屋のうちの一軒で、民宿もやっているようです。こちらが萬八屋の公式サイトです。
萬八屋@伊良湖岬 注文したのは刺身定食。新鮮な魚介類がいっぱいで、とてもおいしかったです。
萬八屋@伊良湖岬 ここでぜひともいただきたいのが大アサリです。ハマグリいやホタテぐらいの大きさのアサリに似た貝ですが、ホントはアサリではなくウチムラサキ貝というものだそうです。焼きたてはとてもジューシーでおいしいです。

恋路ヶ浜 恋路ヶ浜といえば、島崎藤村の「椰子の実」で有名です。この詩の元ネタが柳田国男であることは良く知られており、それは『海上の道 』(岩波文庫、1978年)に書かれています。明治30年の夏、大学2年生の柳田国男は伊良湖岬を訪れました。

 「今でも明らかに記憶するのは、この小山の裾を東へまわって、東おもての小松原の外に、舟の出入りにはあまり使われない四五町ほどの砂浜が、東やや南に面して開けていたが、そこには風のやや強かった次の朝などに、椰子の実の流れよっていたのを、三度まで見たことがある。一度は割れて真白な果肉の露われ居るもの、他の二つは皮に包まれたもので、どの辺の沖の小島から海に泛んだものかは今でも判らぬが、ともかくも遥かな波路を越えて、まだ新しい姿でこんな浜辺まで、渡ってきていることが大きな驚きであった。
 この話しを東京に還ってきて、島崎藤村君にしたことが私にはよい記念である。今でも多くの若い人たちに愛誦せられている「椰子の実」の歌というのは、多分は同じ年のうちの製作であり、あれを貰いましたよと、自分でも言われたことがある。
  そを取りて胸に当つれば
  新たなり流離の愁ひ
という章句などは、もとより私の挙動でも感懐でもなかったうえに、海の日の沈むを見れば云々の句を見ても、或いは詩人は今すこし西の方の、寂しい磯ばたに持って行きたいと思われたのかもしれないが、ともかくもこの偶然の遭遇によって、些々たる私の見聞もまた不朽のものになった」(24~25ページ)。

 せっかくなので『海上の道』を読み直してみました。稲作技術を既に持っていた人々が、南方から沖縄を経て海上の道を北上し、日本人の祖先になったという仮説を論じた本ですが、論証部分は細かくてぽん太にはよくわかりません。

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