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2008/08/05

【サーカス】派手な演出より実力で勝負だぜ(2008国立ボリショイサーカス横浜公園)

 以前にシルク・ドゥ・ソレイユのドラリオンを観てサーカスに目覚めたぽん太とにゃん子は、サーカスといえばボリショイサーカスだとばかり、はるばる横浜まで出かけてきました。こちらがボリショイサーカスの公式ホームページです(動画もあるよ)。
 中華街で点心をつまみにビールを飲んで、会場の横浜文化体育館へ。会場に入ると、大人のカップルが多かったシルク・ドゥ・ソレイユとはかなり客層が異なり、子供連れの家族ばっかりです。ぽん太とにゃん子が取れた席は、真正面のアリーナ席の前から2列目。後ろには小学校低学年と思われる子供が座っていますが、われわれが邪魔になって見えないのではないかと心配です。座高の高いぽん太ですが、少しでも背を低くして座り続けました。子供たちには申し訳ないが、これも大人買いの一種かと。ごめんなさい。
 で、会場は、シルク・ドゥ・ソレイユのお洒落な雰囲気とは異なり、昔ながらの円形の舞台がしつらえてあり、足場などが丸見えで、チープな場末の雰囲気が漂います。フェデリコ・フェリーニの「道」が思い出され、悲しいトランペットのメロディ(Youtubeの動画はこちら)が頭の中に響き渡ります。そしてまた、「社会主義」という懐かしい言葉も浮かんできました。
 がしかし、外見はみすぼらしいですが(失礼!)、実力はすごいです。特にボリショイといえば動物系。動物系といえばボリショイです。でっかい猫のサーカスや、ふさふさの毛がかわいらしい白い犬の軍団のサーカスなど、可愛さ満点です。熊のサーカスでは、足で大きな棒をまわしたり、綱渡りをしたりの大活躍。そして虎のサーカスは、可愛くて怖いです。
 空中ブランコも、高さとスピードと迫力満点。手に汗を握ります。やっているひとが意外とがっしりとした体格をしていて、重そうなのに驚きました。三回転は2度チャレンジして失敗だったのが残念!
 また、シーソーを使ってジャンプするシーソー・アクロバットは、さすがプロと思わせるバランス感覚と正確さでした。
 いい席を大人買いした罰として、ピエロに絡まれて会場中の笑い者になるというおまけつき。良い子のみんな、喜んでくれたかな?

 ところで楽しいことは楽しかったけれど、「ロシア国立」にしてはしょぼすぎないか? 上記の公式サイトの解説によれば、ボリショイサーカスのロシアでの正式名称はロシア連邦サーカス公団で、約8000人の団員、6600頭以上の動物、約100カ所の劇場を持つそうです。ソビエト連邦時代は、当然すべてのサーカスは国立だったのでしょうけれど、ロシアになってからも国立のままなのでしょうか? 1978年の段階で、ソビエト連邦サーカス公団には、サーカス公団61、移動サーカス15、動物サーカス13、氷上サーカス2、水上サーカス、レビューサーカス等が所属していたそうです。つまりロシア国内の100近くのサーカスが、海外で公演するときはボリショイサーカスを名乗っているのだと思われます。今回ぽん太とにゃん子が観たのは、そのうちのひとつということになりますが、ロシアのサーカスの中のどこで活躍するどういうランクのサーカスなのかは、公式サイトを見てもよくわかりません。

 サーカスは西洋では見せ物として扱われてきましたが、ロシアでは芸術として高い評価をされていたという話しを昔聞いたことがあります(真偽不明)。バレエに関しても、発祥の地ヨーロッパでは、19世紀後半には女の子の足をながめるための「風俗」に成り下がりましたが、ロシアで芸術として発展しました。ロシア・バレエは20世紀初頭にバレエ・リュスという名でフランスに逆輸入され、以後世界にバレエが広まったそうです。ロシア人がバレエを大事にしたことと、サーカスを尊重したことは、関係があるようにぽん太には思えます。

 つぎは中国雑技団を観たいです。

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