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2008年9月の16件の記事

2008/09/30

【歌舞伎】『ひらかな盛衰記』に出てくる「武士道」という言葉

 ぽん太は以前の記事で、歌舞伎で『ひらかな盛衰記』の「逆櫓」を観たことを書きました。その記事なかで、「武士道」という台詞が気になったと書きました。

 というのも、一般には「武士道」というと、日本古来の生き方・考え方みたいに思われておりますが、実のところいわゆる「武士道」は、五千円札でおなじみの新渡戸稲造が、1900年(明治33年)に書いた『武士道』が元になっております。この本は、当初は外人向きに英語で書かれた本でしたが、日本語に翻訳されて逆輸入され、武士道ブームを引き起こしたのでした。明治も30年代になると、西洋にかぶれて日本の伝統が見失われがちになってきました。そのような風潮のなかで、「日本にも、西洋の騎士道に勝るとも劣らない倫理があったのだ」という新渡戸の主張は、おおいにもてはやされたのでした。
 とすると、「武士道なんてものは、明治時代になってから作られた虚像であり、そんなものは過去の日本の歴史のなかには存在しなかったか、少なくとも傍流にすぎなかったのだ」という考え方と、「いやいや、過去の日本には武士道に通じる考え方が立派に存在したのであって、それを明確に言い表したのが新渡戸稲造なのだ」という考え方ができますが、どっちがホントなのか、ぽん太は今のところ「わからない」と判断を保留しております。

 武士道という「考え方」がどこまで遡れるかはさておき、武士道という「言葉」が使われるようになったのは、戦国時代後半から末期とされているようです。「武士道」という言葉の初期の用法を知るためには『甲陽軍鑑』が大切な資料となるそうで、ここでは「武士道」は「荒々しく、猛々しい」といった意味に使われたことが多いようです。ちなみに『甲陽軍鑑』は、高坂昌信(1527-76)が記したものを春日惣次郎らが書き継ぎ、小幡景憲(1572-1662)が編纂したものとされております。

 武士道といえば、「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」で有名な『葉隠』ですが、これは佐賀の鍋島藩に仕えていた山本常朝(1659-1719)の出家後(1710年以降)の談話を田代陣基が筆録したものとされております。しかし『葉隠』は当時としては異端の書で、全国的に読まれることはなかったようです。

 さて、歌舞伎の『ひらかな盛衰記』に戻りますが、「逆櫓」と呼ばれている部分では、武士と庶民が対比されて描かれています。猟師の権四郎は娘婿の船頭松右衛門に、取り違えた子どもを殺して、孫の槌松の仇をとるように迫ります。ここで松右衛門が自らの正体(木曽義仲の四天王のひとり樋口次郎兼光)と、その子どもの正体(義仲の息子・駒若丸)を明かすことで、これまでの立場がいろいろと変化するところが、この芝居の見所のひとつです。松右衛門「権四郎、頭が高い」、権四郎「なにをぬかすぞい」、松右衛門「イヤサ、頭(かしら)が高い」という名ゼリフで、これまでの父と子という関係が、庶民と武士という関係に変化したことを劇的に表現しております。
 「孫の槌松の仇をとるために子ども(駒若丸)を殺してくれ」という権四郎の庶民の倫理に対して、兼光(松右衛門)は、「槌松は、主君義仲の若君である駒若丸の身代わりとなったのだから、あきらめるように」と権四郎を説得します。ここで「私の武士道をたてさせて下さりませ」というセリフが出てきます。
 納得した権四郎は庶民の倫理を捨て、「侍を子に持てば、おれも侍。わが子の主人はおれがためにも御主人」と、「武士の父親」として振る舞い始めます。孫の死を恨んだり嘆いたりするのを止めるばかりか、先ほどまでなじっていたお筆を、「さてさて、武家に育ったお女中は又格別。コレ、およしよ、今からあれを見習え、見習え」と誉めたたえるしまつ。さらには孫の形見の笈摺(おいずる:衣の一種)を目にとめ、「ここに七面倒な笈摺がある。とっとと捨ててしまえ」と言い出します。さすがに兼光が「それはあまりにむごい、せめて仏壇に供えてあげなさい」という言うと、権四郎は「侍の親のくせに未練がましいと、人が笑いませんか」と尋ね、兼光の「いったい誰が笑いましょうか」という答えを聞くや否や、「本当はそうしたかったのじゃ」と泣き出します。
 ここでは、主君への忠義を第一とし、親と子の情といった私的な感情を押し殺す、という振る舞いや心理的態度を、「武士道」と読んでいるようです。
 人形浄瑠璃『ひらかな盛衰記』の初演は1739年(元文4年)。『葉隠』が一般には読まれていなかったことは先ほど述べましたし、『甲陽軍鑑』に代表される「武士道」は、荒々しさ・猛々しさを意味するものであったことも既に書きました。すると『ひらかな盛衰記』に出てくる「武士道」という言葉は、なんだか、その時代にから浮き上がった、納まりの悪い言葉に見えてきます。
 『ひらかな盛衰記』は1739年に初演されたといいましたが、現在にいたるまで連綿と上演し続けられてきたわけで、その間にセリフが書き換えられている可能性も否定できません。しかし残念ながら、初演当時のセリフを調べる手段とエネルギーは、ぽん太にはありません。ここらでみちくさを終えることにしましょう。

【参考文献】
(1)織田紘二編著『新版歌祭文?摂州合邦辻・ひらかな盛衰記 (歌舞伎オン・ステージ)』、白水社、2001年。
(2)佐伯真一『戦場の精神史 ~武士道という幻影 (NHK出版)』、日本放送出版協会、2004年。

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2008/09/29

【温泉】美ヶ原の山本小屋は景色よし、松茸よし

P9240215 ぽん太とにゃん子が先日霧ヶ峰と美ヶ原に行ったときお世話になった宿は、山本小屋です(公式サイトはこちら)。正式名称は「美ヶ原高原ホテル山本小屋」ですが、「高原ホテル」という名前のイメージとはまったく異なり、山小屋風の宿です。同じく山本小屋が経営している山本小屋ふる里館の方が、泊まり心地は良さそうです。
 とはいえぽん太とにゃん子は、質素な宿の方が好みですし、温泉があることと、「松茸三昧・松茸尽くしプラン」をやっているとのことで、山本小屋に泊まることに決めました。
P9230211 こちらが展望風呂です。ちょっと鉄っぽい味がします。残念ながら温泉力は強くありませんが、なんといっても標高2,000メートルの温泉ですから、贅沢は言えません。
P9230045 夕食は「松茸三昧・松茸尽くし」です。写真の松茸と鴨のすき焼きをはじめとして、松茸土瓶蒸し、松茸茶碗蒸し、松茸天ぷら、松茸ご飯などが食べきれないほどついて、お値段は数千円プラスですみます。まことにすばらしいプランです。特に松茸をすき焼きにするなど、香りが消えてしまいそうでもったいない気がしたのですが、いただいてみると香りが消えるどころかとてもマッチして、おいしかったです。
 夕食後は、宿主の山本峻秀(やまもとたかし)さんが、スライドを使って美ヶ原の自然や宿の歴史を語ってくれます。山本峻秀さんのお父上(山本俊一氏)が、美ヶ原の観光開発を初めて手がけたそうで、峻秀さん自身もビーナスラインの開通のために尽力なさったそうです。
P9240058 朝食は洋食です。おいしゅうございました。
P9230213 夕暮れ時、八ヶ岳がパープルに染まりました。部屋の窓から撮った写真です。
P9240214 早朝、霧が朝日を浴びてキラキラ輝いていました。
 きれいなホテルは不要で、美ヶ原の自然に囲まれた山小屋の雰囲気を味わい、さらに松茸を満喫したい方におすすめです。

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2008/09/27

【登山】すでに秋の気配の霧ヶ峰、美ヶ原

 今年の7月に百名山99登目となる幌尻岳を制覇し、残すは武尊山を残すのみとなっていたぽん太とにゃん子に、山仲間の牛さんからクレームが入りました。霧ヶ峰と美ヶ原は、深田久弥の時代はいざ知らず、ビーナスラインが開通しスキー場ができた現在では、魅力の乏しい山です。そこで冬に車山スキー場のリフト最上部まで行ったことで霧ヶ峰に登ったことにし、美ヶ原ビーナスラインを車で走ったことで美ヶ原に登ったことにしていたのですが、「モ〜、それでは断固として認めないモ〜」とのこと。あとあと酔うたびに絡まれても嫌なので、消化試合で霧ヶ峰と美ヶ原に登ることにしました。ところが秋晴れの快晴だったので、思いのほか気持ちのいいハイキングとなりました。

【山名】霧ヶ峰(車山)(1925.0m)、美ヶ原(王ヶ頭)(2034.1m)
【日程】2008年9月23日〜24日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】(9/23)晴れ、(9/24)快晴
【コース】(9/23)車山肩…車山山頂(14:25)…車山乗越…車山肩
(9/24)山本小屋(8:40)…王ヶ頭(9:38)…山本小屋
【参考リンク】
霧ヶ峰/山と高原地図web
車山高原/周辺ハイキング
美ヶ原/山と高原地図web
美ヶ原散策マップ/美ヶ原高原観光協議会

 多摩の巣穴をゆっくりとでかけたぽん太とにゃん子は、ビーナスラインを経て、昼過ぎに車山肩に到着。この日、長野には冷たい空気が入り込み、肌寒いくらいです。空を見上げるとうころ雲。もう秋です。
P9230196 ハイカーたちに混ざって山頂を目指します。八ヶ岳の右肩にちょこんと富士山が見えます。
P9230198 車山山頂といえば、車山気象レーダー観測所です。山頂には、車山高原展望リフトで登って来た人たちも多数おりました。いわゆる車山高原スキー場のリフトで、山頂直下まで行くことができます。料金は1,700円也。リッチな方はどうぞ。
P9230199 車山乗越から車山肩に向かう途中の斜面です。ススキの穂が出ており、紅葉が始まっていました。

P9230201 下山後、ビーナスラインを北上。八島湿原を見学ののち、今夜の宿である山本小屋へ。山本小屋については、日を改めて書く予定です。

P9240222 翌日の美ヶ原は、高気圧にぽっかり覆われての快晴でしたが、時おり霧が流れてきます。山本小屋から霧ヶ峰最高地点の王ヶ頭まで往復です。八ヶ岳をバックにお馬さんをパチリ。
P9240233 王ヶ頭は王ヶ頭ホテルの裏手にあります。360度の大展望でした。写真は北アルプス。燕岳から槍、大キレットを経て穂高までが見渡せます。

 霧ヶ峰と美ヶ原、これまでナメておりましたが、最高の天気に恵まれたせいか、最高の気分でした。こんなすばらしいところだとは知りませんでした。

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2008/09/25

【歌舞伎】海老蔵が久々にやってしまった!(2008年9月新橋演舞場・夜の部)

 だいぶよくなってきたと思っていた海老蔵ですが、『加賀見山旧錦絵』の岩藤で久々にやってしまいました。意地悪な局の役だったのですが、女っぽくしようとしているのかやけにクネクネして、女方でもなく男でもなく謎の軟体動物のようだったし、時々急に男声になるのがまるで『身替座禅』のようでした。客席も失笑の連続で、名演をしていた時蔵が怒って途中でやめないか心配でした。亀治郎のお初もきびきびしていてよかったです。
 『加賀見山旧錦絵』ではドリフを超えた見事なコントを演じた海老蔵ですが、『色彩間苅豆』は悪くなかったです。与右衛門のような情けない色男を演じると、ホントにカッコいいです。台詞がないと海老蔵はいいのにな〜。最後のかさねの怨念に引き戻される演技も絶品。身体を張るとすばらしいです。亀治郎のかさねも猟奇的な雰囲気が見事で、おどろおどろしい世界がまるで浮世絵のように繰り広げられました。

新秋九月大歌舞伎
平成20年9月、新橋演舞場
夜の部

一、加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
  序 幕 営中試合の場
  二幕目 奥殿草履打の場
  三幕目 長局尾上部屋の場
      塀外烏啼の場
      元の長局尾上部屋の場
  四幕目 奥庭仕返しの場
            中老尾上  時 蔵
            召使お初  亀治郎
            庵崎求女  松 也
            奴伊達平  巳之助
            牛島主税  萬太郎
            息女大姫  梅 枝
            剣沢弾正  團 蔵
             局岩藤  海老蔵

二、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね
             かさね  亀治郎
            与右衛門  海老蔵

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2008/09/24

【歌舞伎】海老蔵の実盛がまあまあよかったね(2008年9月新橋演舞場昼の部)

 9月の新橋演舞場・昼の部は、海老蔵の『源平布引滝』。「実盛物語」は昨年の4月に歌舞伎座で、仁左衛門の実盛で観たことがありますが、今回は「義賢最期」と「竹生島遊覧」がつきます。
 海老蔵は、木曽義賢役では、二枚目の美しさも立ち回りのド迫力もよかったのですが、実盛になって、「愛嬌」を出すべきところが「滑稽」になってしまうのが残念。とくに小万の切り落とされた腕をつなげて生き返らせるところで、「ものは試し」というのが全く心がこもっていなくて滑稽で、ホントは奇跡が起きるすばらしい場面なのに、客席に失笑が起きていました。
 門之助の小万がすばらしかったです。百姓の娘として育ちながら実は平家の武将瀬尾十郎の娘だったという微妙な役を、しっかりと勤めておりました。松也はおぼこな娘ばかり演じているのかと思ったら、風格ある葵御前を立派に演じておりました。「枕獅子」でも梅枝と並ぶと踊りが上手なことがよくわかり、いつのまにか成長してたんだな〜と改めて感じました。

 「枕獅子」は時蔵の芸に言うことなし。


新秋九月大歌舞伎
平成20年9月 新橋演舞場
昼の部

一、源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)
  義賢最期
  竹生島遊覧
  実盛物語
       木曽義賢/斎藤実盛  海老蔵
      下部折平実は多田蔵人  権十郎
              小万  門之助
            進野次郎  男女蔵
             葵御前  松 也
             待宵姫  梅 枝
             九郎助  新 蔵
            塩見忠太  猿 弥
            瀬尾十郎  市 蔵
             小よし  右之助
             平宗盛  友右衛門

二、枕獅子(まくらじし)
      傾城弥生後に獅子の精  時 蔵
            禿たより  松 也
            禿ゆかり  梅 枝

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2008/09/23

【歌舞伎】歌六の権四郎が熱演(2008年9月歌舞伎座昼の部)

 今月の歌舞伎座昼の部は、「逆櫓」(さかろ)がもっとも見応えありました。吉右衛門のよさは言うまでもありません。船頭松右衛門役の世話物のつややかさ、樋口次郎兼光となってからの堂々たる風情、どちらも絶品です。しかしぽん太がもっとも感動したのは、歌六の船頭の権四郎。複雑な役を見事に演じきり、こちらが芝居の主人公という感じでした。

 『ひらかな盛衰記』は、1739年(元文4年)に初演された、文耕堂らの合作による浄瑠璃で、同年中に歌舞伎に移植されたそうです。「ひらかな」という題名は『源平盛衰記』をわかりやすくしたという意味合いだそうですが、どうしてどうして、『源平盛衰記』の筋に創作を付け加え、複雑で劇的な構成となっています。
 「逆櫓」は『源平盛衰記』の第41巻に出てきます。屋島の戦いを前に、義経軍は出陣の準備を整えておりましたが、梶原平三景時は船に「逆櫓」をつけることを提案します。逆櫓とは、船の舳先に逆向きに取り付けられた櫓で、これによって船が前進だけでなく後退もできるようにして、戦おうというのです。しかし義経は、「最初から逃げる支度をして戦に勝てるものか。命が惜しければ戦場に出るな。オレはそんなものは使わん」と景時を侮辱し、二人は太刀に手を掛けて一触即発の状態となります。居合わせた武将に留められてこの場は収まりましたが、この事件が、のちに景時が頼朝に対して義経を讒言する伏線となります。
 『ひらかな盛衰記』では、義経と景時の対立は描かれておりません。かわりに義経方と木曽義仲方の対立が中心に据えられています。また『源平盛衰記』では、木曽義仲の四天王のひとりである樋口次郎兼光は、義仲が討たれたあと、最終的には投降します。義経は兼光の助命を院に嘆願しましたがかなわず、院の意向で兼光は死罪となります。『ひらかな盛衰記』では、「死んだと思われていた兼光が、どっこい実は生きていた」という設定で、「碇知盛」と同じパターンです。また『ひらかな盛衰記』で兼光は、畠山重忠が義仲の息子である駒若丸を助けてくれたことを恩に感じて、自ら縄にかかりますが、原作で義経方に投降したことを踏まえているのでしょう。

 また、途中で「武士道」という言葉が出て来たことにぽん太はちょっとひっかかるのですが、それについては機会があったらみちくさいたしましょう。

 「竜馬がゆく 風雲篇」は、昨年9月の「立志篇」の続編。だいたい坂本竜馬を題材にすると、「狭い日本の中で藩同士がいがみ合うのはやめて、世界に目を向け、日本人が力を合わせて世界と渡り合ってゆくんじゃ〜い」という話しになりますが、今回もその通り。さらに「命は大事だよ〜」というメッセージが加わります。「あゝ、またこのパターンか」と思いつつ、ついつい感動してしまったりする自分が嫌になります。亀治郎のおりょうは、いくらなんでもシャキシャキしすぎでは? でも、豪快な武田信玄を演じた顔が、ほっそりと美しく見えました。吉弥のお登勢、松緑の血気にはやる中岡慎太郎、錦之助の堂々たる西郷吉之助もよかったです。
 寺田屋で坂本竜馬たちが「カンカンノウ」を歌っていました。先月の歌舞伎で観た「らくだ」の亀蔵の死体のカンカンノウを思い出しておかしくなりました。

 「日本振袖始」は八岐大蛇(やまたのおろち)の神話を題材にした義太夫舞踊。最近の玉三郎の舞踊は、能に遡ったシンプルな演出が多かったですが、今回は8つの頭を8人の役者で演じて、おろちのさまざまな姿を見せるという、スペクタクルでした。絢爛豪華で、歌舞伎らしくてよかったです。『古事記』などの神話との関係については、そのうちみちくさしたいと思います。


秀山祭九月大歌舞伎
平成20年9月 歌舞伎座
昼の部

一、竜馬がゆく(りょうまがゆく)
  風雲篇
            坂本竜馬  染五郎
            おりょう  亀治郎
          寺田屋お登勢  吉 弥
           中岡慎太郎  松 緑
           西郷吉之助  錦之助

二、ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)
  逆櫓
  船頭松右衛門実は樋口次郎兼光  吉右衛門
              お筆  芝 雀
           漁師権四郎  歌 六
         船頭明神丸富蔵  歌 昇
          同灘吉九郎作  錦之助
          同日吉丸又六  染五郎
       松右衛門女房およし  東 蔵
            畠山重忠  富十郎

三、日本振袖始(にほんふりそではじめ)
       岩長姫実は八岐大蛇  玉三郎
            素盞鳴尊  染五郎
             稲田姫  福 助

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2008/09/21

【宿・グルメ】ワイルル・梁山泊・あそこ寿司(八丈島、その3)

 今回のぽん太とにゃん子の八丈島ダイビングツアー、ダイビング以外にお世話になったところをご紹介します。
P9150004 まず宿泊は、ロッジ・ワイルル。こちらが公式ブログでしょうか? 八丈島らしくない(大変失礼いたしました)素敵なロッジ風ペンションで、オーナーと、イタリア人とのハーフの奥さんと、二人で経営する家族的な宿です。
P9150051 食事はオーナーの手作りの食堂で、オーナーの手作りの洋食をいただきます。本日のメインはオマール海老と魚介類のブイヤベース。とっても美味しいうえに、ボリュームもあります。奥さんが焼いたパンも、たくさんの種類があって、どれも美味しいです。
P9160132 夜には、ネコ君の訪問サービスあり。ペットのネコ君(名称不明)が、ドアの外でミャーミャー鳴いているので、ドアを開けてあげたところ、部屋でしばし甘えてじゃれて眠って帰っていきました。すっかり癒されました。
 八丈島に行きたいけれど、いわゆる普通の民宿じゃなくて、雰囲気あるペンションに泊まりたい、という若者やカップルにいいと思います。

P9170185 続いて、八丈島の郷土料理を肴に地元の焼酎を味わいたい方にイチオシのお店、梁山泊です。こちらが公式サイトです。いつも混んでいるので、予約をしておいた方が安全です。
P9160112 まずは地元のお刺身。アカムツ、アカサバ、カンパチだったかな? 脂がのっていて美味しゅうございます。
P9160115 八丈といえば「くさや」。自宅では焼けないので、居酒屋さんで食べるのが安心です。独特の酸味が、地元の焼酎によくあいます。その他アシタバの天ぷらや、岩のり焼きなども定番。ネリと呼ばれる八丈のオクラは、クセがなくて生でおいしくいただけます。また季節限定の里芋焼きは、粘りがあってとろけるようです。〆はやはり島寿司ですが、予約が必要ですからお忘れなく。

P9170188 さて、もう一軒島寿司をいただいたのが「あそこ寿司」。公式サイトはなさそうなので、食べログのページにリンクを張っておきます。
P9170187 ここの島寿司は二種類あり、ひとつはいわゆる「づけ」のお寿司で、もうひとつは地元の新鮮な魚を使った(江戸前?)寿司です。「づけ」の方は予約が必要。人気のある店なので、席も予約しておいた方が確実です。ぽん太とにゃん子は「づけ」の方をいただきました。本日の素材は手前からカンパチ、岩のり、メダイです。まことにカンパチは見てよし食べてよし。とてもおいしかったです。次回は江戸前のほうをいただきたいです。親父さんは一見コワモテです。

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2008/09/20

【ダイビング】今回もウミウシが多かったよ(八丈島、その2)

 さて、八丈島冷水塊ダイビング、本日はウミウシなどのご紹介です。
P9150036 コールマンウミウシです。よく見かけるような気がするのですが、水色に3本ないし5本の黒い筋、黄色い縁取りなど、近縁種と微妙に異なっています。
P9160089 コナユキツバメガイ(初)です。「コナユキ」という名前通り、青紫の地の上の細かい白点が美しく、妖艶な感じのするウミウシです。
P9160107 ユビウミウシです。何とか見られるくらいにピントが合ったので、載せてみました。
P9170159 ニシキツバメガイ(初)です。黒地に、黄色とエメラルドグリーンの筋が入っています。
P9170158 ニシキツバメガイがエッチ(交接)しているところです。
P9160071 エッチの次は出産ということで、こちらはミカドウミウシの卵です。水中に咲くバラの花びらといったところです。
P9160090 アエオリディオプシス・ランソンイの卵です。海のレース編み。
P9170152 ピンぼけですが、卵ついでにサキシマミノウミウシの卵。
P9170150 最後にご存知フリソデエビ。2匹いるようですね。珍しくかなり全体が見えているので、写真をアップしておきます。

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2008/09/19

【ダイビング】キビナゴ・ムロアジ・カンパチの捕食バトル!(八丈島、その1)

 9月中旬、ぽん太とにゃん子は八丈島にダイビングに行ってきました。昨年八丈で潜ったときは、水温は高かったものの波が高く、八重根にしか潜れませんでした(そのかわりウミウシなどの小物がたくさん見れましたが)。今回はナズマドには一本潜れましたが、八丈名物・恐怖の冷水塊が押し寄せて水温がとっても低く(24〜19度!)、透明度も15メートル程度。おまけに台風13号の影響が徐々に強まって来たので、1日早く予定を切り上げて戻って来ることになりました。

 さて、今回のダイビングでもっとも面白かったのが、最終日の朝、八重根に潜った一本。9時エントリーとやや時間が早かったためか、あるいは台風が近づいて来て他のサービスがまったくいなかったせいか、キビナゴの群れをムロアジが襲い、それをまたカンパチが狙うというダイナミックな捕食シーンを見ることができました。
P9170174 キビナゴの群れにアタックするムロアジです。キビナゴも一匹一匹がかなり大きくなっています。ムロアジは八丈名物「くさや」の原材料として有名ですね。
P9160102 こちらは前日の八重根の写真ですが、ムロアジの群れに何度も遭遇し、ときには川の流れのようでした。
P9170172 ムロアジを追いかけるカンパチが、ぽん太にぶつかりそうになって、すぐ目の前をすり抜けて行きました。捕食に気を取られて、ぽん太が目に入らなかったようです。
P9170177 こちらはカンパチの子供です。すごい勢いでエサに突っ込むお父ちゃん・お母ちゃんとは異なり、まだ集団でよちよちと泳いでいます。釣りでは「ショゴ」と呼ばれるそうです。
 こんなシーンがビーチで見れるのですから、八丈島の海はすごいです。

 続いてその他のお魚たちです、今回は、カンパチ親子に引き続き、親子シリーズでご紹介。
P9160062 暗くて写りが悪いですが、サザナミヤッコです。ネオン色のような青い縁取りがきれいです。
P9160095 こちらが幼魚。半円形のシマシマがかわいらしいです。
P9160069 モンガラカワハギの若魚です。お腹のまだら、黄色いおちょぼ口、背中の黄色地に黒の斑点など、これ自体おもちゃとしか思えない形態と色彩ですが……
P9170161 幼魚はさらにかわいいです。なぜ魚の子供が人間から見ても可愛く見えるのか、生物学の謎です。

ダビングサービス:アミニスダイバース
ダイビング・ポイント:
【初日】メットウ浅根、垂土(タレド)(ともにボートダイビング)
【2日目】ナズマド、八重根
【3日目】八重根

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2008/09/18

【音楽】山下洋輔の『ラプソディ・イン・ブルー』はあいかわらずの迫力だのう(Symphonic NEW YORK)

 にゃん子が山下洋輔を聴いてみたいというので、渋谷までSymphonic NEW YORKを聴きに行ってきました。東京フィルが、錦織健、清水翔太、山下洋輔などをフィーチャリングして、ニューヨークゆかりの曲を演奏するという企画物です。聴衆も華やかな服装の若い人が多く、中高年も洒落たいでたちで、いつものクラシック・コンサートとの加齢臭ただよう雰囲気とはまるで違います。
 こんかいの目玉はなんといっても山下洋輔の『ラプソディ・イン・ブルー』。実はぽん太は、かなり以前に、山下洋輔の『ラプソディ・イン・ブルー』を聴いたことがあるのですが、いつどこで聴いたのかほとんど覚えておりません。ぽん太の生活史からすると、20年ぐらい前のような気がするのですが……。今回のコンサートのトークで山下洋輔自身が、『ラプソディ・イン・ブルー』は20年くらい前から弾いていると言っていましたが、ぽん太が聴いたのはかなり初期だったのでしょうか?
 で、演奏は、相変わらずものすごい迫力でした。もともと激しい演奏が有名な山下ですが、フル・オーケストラとがっぷり四つに組んで、さらにヒートアップしていたかもしれません。ぽん太は、どこからどこまでがアドリブなのかわからないのですが、おそらくアドリブも入れまくっていたでしょう。聴衆も大喜びで大興奮、拍手喝采で山下は何度もステージに呼び返されました。

 ほかには、鈴木慶江と錦織健の歌でバーンスタインの『ウエスト・サイド・ストーリー』。ぽん太は2年ほど前にブロードウェイ・ミュージカルでこのミュージカルを観て、とっても感動しました。有名な錦織健は、ビジュアルもよくて歌もうまかったのですが、この曲、クラシックの発声で歌われると、なんか雰囲気が出ない気がするのはぽん太だけでしょうか? ぽん太の自宅にあるCDは、バーンスタイン自身が指揮をし、キリ・テ・カナワとホセ・カレーラスがマリアとトニーという豪華キャストですが、やはりブロードウェイ・ミュージカルをのような躍動感がありません。
 『シンフォニック・ダンス』を挟んで、近頃有名な清水翔太が登場。確かに声が美しい。が、年は19歳とまだ若い。これからさまざまな人生経験を積んで、「魂」を歌えるシンガーになって欲しいと思いました。それにしても「アイシテイル」という曲。あんまりR&Bっぽくなくて、普通のポップスみたいですね。

プログラム
バーンスタイン:
《ウエスト・サイド・ストーリー》より
ソプラノ:鈴木慶江 テノール:錦織健
《シンフォニック・ダンス》

ガーシュウィン:
サマータイム 《ポギーとべス》より
ヴォーカル:清水翔太 ピアノ:山下洋輔
《ラプソディ・イン・ブルー》
ピアノ:山下洋輔
ほか

ソリスト
ソプラノ:鈴木慶江
テノール:錦織健
ピアノ:山下洋輔
特別ゲスト
ヴォーカル:清水翔太
演 奏
指揮:沼尻竜典
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
公演日程:2008/9/10(水)
会 場:Bunkamuraオーチャードホール

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2008/09/09

【歌舞伎】子役(と京珠)がかわいかったわいの(2008年9月歌舞伎座夜の部)

 今月は早々に歌舞伎座夜の部を観てきました。
 吉右衛門が時代物の『盛綱陣屋』と世話物の『河内山』を演じ、あいだに富十郎親子の『鳥羽絵』が入るというプログラムでした。
 『盛綱陣屋』は初めて観る演目。武士の面目を忘れて奪われた子を取り返そうとする高綱夫婦、高綱の迷いを断つために孫を殺そうとするが可愛さに躊躇する微妙が、入り乱れてグズグズになるところが、ぽん太は一番気に入りました。後半の、実はすべては高綱が我が子を犠牲にしてまで仕組んだ謀略だった、というところは、ちょっとできすぎていて感情移入できません。作者の近松半二は複雑な展開を得意としたとのことですが、ちとやり過ぎのような気が……。
 吉右衛門は、いつもながら時代物は大きさと風格と色気があって絶品。福助、芝翫、お見事でした。玉三郎はあまり活躍しなかったのが残念。宜生くん、玉太郎くん、かわいい。
 『河内山』も悪くはなかったですが、吉右衛門が演ずると、うますぎるというか、写実的すぎて、河内山宗俊がイヤなヤツに感じられてしまいました。だって河内山宗俊って、リアルに考えたらイヤなヤツですよね。二年前に歌舞伎座で観た團十郎の宗俊の方が、現実離れしたヒーローのような感じで、ぽん太の好みでした。染五郎は「悪人」という大きさがなく、アブナい人という感じ。腰元衆では芝のぶのかわいさはもちろんのこと、ぽん太は京珠の初々しさに惚れました。
 『鳥羽絵』は滑稽な舞踏。富十郎さん、膝はよくなったのでしょうか? 鷹之資くん、ネズミの着ぐるみかわいかったです。

秀山祭九月大歌舞伎
平成20年9月:歌舞伎座
夜の部

一、近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
  盛綱陣屋
           佐々木盛綱  吉右衛門
             妻早瀬  玉三郎
           高綱妻篝火  福 助
            信楽太郎  松 緑
         高綱一子小四郎  宜 生
         盛綱一子小三郎  玉太郎
            竹下孫八  桂 三
          古郡新左衛門  由次郎
            伊吹藤太  歌 昇
            北條時政  歌 六
          和田兵衛秀盛  左團次
           盛綱母微妙  芝 翫

二、干支に因みし戯れ絵の趣親子鷹
  鳥羽絵(とばえ)
            下男升六  富十郎
             ねずみ  鷹之資

三、天衣紛上野初花 河内山(こうちやま)
  上州屋質見世の場より
  松江邸玄関先の場まで
           河内山宗俊  吉右衛門
           松江出雲守  染五郎
            腰元浪路  芝 雀
            宮崎数馬  錦之助
          近習大橋伊織  桂 三
            同黒沢要  宗之助
           同米村伴吾  種太郎
           同堀江新六  吉之助
           後家おまき  吉之丞
            北村大膳  由次郎
          和泉屋清兵衛  歌 六
          高木小左衛門  左團次

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2008/09/08

【佐渡】補遺(佐渡金山、トキ保護センター)

 ぽん太とにゃん子は佐渡でダイビングと地魚をおおいに楽しんだのですが、そのほか訪れた観光地のご報告です。
P8260062 まず、佐渡と言えば佐渡金山。こちらが公式サイトです。江戸時代の坑道の一部が公開されています。ところどころにロボットがしつらえてあり、「早く地上に出て〜な〜」などとぼやいていたりして、面白いです。写真は、やわらぎと呼ばれる神事芸能で、でっかい鉱脈が見つかったのを祝っているところだそうです。目隠しや独特の衣装が恐怖感を感じさせます。ぽん太はこのような目隠しは生まれて初めてです。
P8260070 佐渡金山からさらに道路を進んで行くと、大佐渡スカイラインとなります。とても景色がいいです。写真の水平線の向こうに高い山がうっすらと見えています。北アルプスです。北アルプスをこの方向から見るのは初めてです。
P8270178 佐渡といえばもうひとつは天然記念物のNipponia nippon。そう、トキですね。佐渡トキ保護センターでは、トキの飼育を行っていて、遠くからですが、生きているとトキを見ることができます。しかし日本産のトキは平成15年に絶滅してしまい、現在飼育しているのは中国から譲り受けたトキの子孫です。トキはてっきり朱鷺色をしているのかと思っていましたが、なんと白! こちらのページの写真のように、飛んでいるときには、朱鷺色の羽根が見えるのだそうです。
 ところで、こちらのページに書いてあるように、ジェンキンスさんは佐渡歴史伝説館の売店でおせんべいを売っています。時間がなくて行けなかったのが残念です。

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2008/09/05

【佐渡】日蓮の足跡を辿る

 佐渡といえば島流し。日蓮や順徳天皇、世阿弥などが佐渡に流刑になっています。こんかいの旅では、日蓮の足跡を訪ねてきました。
P8280004_2 日蓮(1222-1282)は1271年(文永8年)、腰越龍口で処刑されかかったところを謎の光に救われ(いわゆる龍口の法難)、結局佐渡に流されることになります。10月に新潟の寺泊を出発した日蓮が佐渡に上陸した地が、この松ヶ崎です(地図)。はるか彼方に見える山は新潟です。日蓮は松ヶ崎に三日三晩留め置かれ、その際ケヤキの木の下で雨露をしのいだそうで、そのケヤキの木が「おけやき」と呼ばれて今でも残っています。その後、背後の山を越え、流刑地である塚原へと向かいました。
P8270193_2 日蓮が歩いた山道の途中に、「御梅堂」という伝説の地があります(地図)。日蓮はこの場所で一泊したそうですが、杖にしていた梅の枝を地面に突き刺し、「我が妙法が広まるならば、この杖が根付いて花を咲かすだろう」などということを言ったそうで、その梅の木が見事に根付いて今でも残っており、その名を「星降りの梅」といいます。ほかに宝物として、日蓮が腰掛けた石や、食事に使ったお椀などもあるそうです。
 「星降りの梅」というと、神奈川県の厚木市にも同じ名前の梅があります。龍口法難ののち佐渡に向かう途中、日蓮は、佐渡守護代・本間重連の屋敷があった相模の依智(現・厚木市)に宿泊しましたが、その夜、満点の星が庭の梅に降り掛かったそうです。この日蓮の「星降し伝説」は、厚木市の妙純寺・蓮生寺・妙元寺(地図)に伝わっているそうです(たとえばこちらを参照のこと)。
 日蓮が佐渡に持って来た杖が、この時の梅の枝だったのかどうかは、ぽん太は知りません。
P8280006 さて、話しを元に戻して、山道を越えて日蓮がようやくたどり着いた配所が、塚原にあった三昧堂という小さなお堂です。その地は現在根本寺というお寺になっております(地図)。写真は境内の三昧堂で、雰囲気のあるお堂ですが、江戸時代の天保年間に作られたもので、もちろん日蓮が住んでいた建物ではありません。ここで日蓮は「開目抄」を執筆しました。原文と口語訳を上記の根本寺のサイトで読むことができます。またここはいわゆる「塚原問答」が行われた地でもあります。
P8280011 1272年(文永9年)、日蓮の配所は一谷に移されます。ここは現在妙照寺というお寺になっております(地図)。境内も広く、茅葺きの立派な本堂があります。この地で日蓮は「観心本尊抄」を記し、「法華曼荼羅」を完成させたとされております。
P8280209 1274年(文永11年)、日蓮は赦免となります。日蓮が佐渡を立ち去った場所が、この真浦だと言われています(地図)。どういう理由で日蓮が斜面となったのか、あるいは当時佐渡流罪だったひとが赦免になるということが普通だったのかどうか、ぽん太はまったくわかりません。そのうちみちくさしてみたいものです。
P8280204 道路沿いに立派な石碑があります。
P8280206 小さな案内に従って細い道を入ると、小さなお堂があります。「日蓮堂」と呼ばれているそうですが、荒れ果てております。
P8280208 こちらは「日蓮洞窟」。この洞窟で日蓮は一夜を明かしたそうです。赦免となって江戸に戻ることになった日蓮が、一夜の宿も得られずに洞窟に泊まったというのは信じがたい気がしますが、そのことは置いておきましょう。

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2008/09/04

【ダイビング】初めて潜る佐渡の海(その2、ウミウシその他の生物編)

 佐渡の海の魅力は、おいしそうな魚ばかりではありません。かわいらしいウミウシ君もいっぱいいました。
P8260003 フジイロウミウシ(初)です。ぽん太は初めてのお目通りです。
P8260029 サラサウミウシです。伊豆海洋公演で見たことがあります。
P8260033 レンゲウミウシ(初)です。2匹がよりそっていますが、お見合い中でしょうか?
P8260036 シロウミウシです。かわいらしゅうございます。
P8260053 シラユキモドキ(初)ですが、お尻のところに黄色いリボン状のものが見えます。卵を産んでいるところです。
P8270103 数ミリのちっちゃなウミウシ。シロイバラウミウシと教わりましたが、拡大するとちょっと違うような気がします。ちっちゃいとこんな形なのか? いずれにせよ、イバラウミウシの一種でしょう。
 このほか、キイロイボウミウシやニシキウミウシなどもいました。

P8270107 岩のなかにいるタコさんですが、よく見ると、まわりに白いぶつぶつしたものがあります。卵を産んでいるところです。
P8270104 ここからは海中花火大会。イソギンチャクの仲間です。まずヒメハナギンチャク。幻想的ですね。
P8270105 ムラサキハナギンチャクです。紫色がきれいです。
P8270162 マダラハナギンチャクは、二色に変わる花火のようです。

P8270177 ところで、コブダイで有名な北小浦のダイビングセンターは、廃校をりようしています。数年前までは小学校として使われていたそうです。
P8270175 黒板に、生徒たちのメッセージが書かれていました。

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2008/09/03

【ダイビング】初めて潜る佐渡の海(その1、コブダイなどお魚編)

 さて、ぽん太とにゃん子の珍道中、こんかいの佐渡島旅行のメインはダイビングです。お世話になったサービスは「フリーウェイ」。公式サイトはこちらです。佐渡島に潜るのは生まれて初めてで、伊豆や沖縄とは違う魚が見れてよかったです。

 さて、佐渡と言えばコブダイ、コブダイと言えば佐渡です。
P8270078 こちらがコブダイちゃん。けっこうでかいです。で、そのご面相はというと……
P8270086 恐ろしい顔です。アゴは腫れ、額にはコブ、歯が一本だけ残っています。朝起きたらこんな顔になっていたら嫌です。こんな顔のくせに人なつこくて、ダイバーにスリスリと寄ってきます。
P8260025 コブちゃんも、子供の頃はこんなにかわいらしい姿をしています。ちなみに「コブダイ」という名前がついてはいますが、分類学的にはタイではなくベラの仲間です。

 次はおいしい魚シリーズ。普段居酒屋でお目にかかっておりながら、生きている姿はあまり見たことがないかと思います。まずイナダやアジは省略。
P8270081_2 こちらはメバルですね。う〜ん美味しそう、食べちゃいたいです。伊豆でも見ることができます。このように、中層でやや上を向いて静止しています。瞑想しているように見えますが、実は食べ物をじっと待っているという雑念の塊です。
P8260017 こちらはメバルの幼魚です。ぽん太は初めて見ました(あるいはこれまでも見ていたけど、初めて気がついた)。
P8260048 続いてこれもお初のイシダイ幼魚。まだ食べるには小さすぎます。はやく大きくなって、ぽん太の胃袋におさまって欲しいものです。数匹でぴょろぴょろと泳ぎ回り、ダイバーの腹の下に群れたりして可愛いです。少し黄色っぽい色をしていて、オヤビッチャみたいです。
P8270072_3 クロダイです。見るのは初めて、刺身ではおなじみです。これもおいしそうです。軽く横縞が入っています。
P8270108_3 キツネメバルの幼魚(初)です。成魚に居酒屋でお目にかかるときはソイ(マゾイ)という名前になります。
P8270146 キジハタ(初)です。やたらといっぱいいますが、実はキロ5千円以上する高級魚だそうです。
P8270160 ハオコゼ君(初)。唐揚げにすると美味しそうですが、背びれに毒があるので注意。

 最後に食べられないお魚たちです。
P8270168_2 スイです。お初にお目にかかりました。
P8270123 コケギンポ君。ありふれた魚ですが、偶然ピントが合ったので載せておきます。

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2008/09/01

【佐渡】「伊藤屋」は旅籠のような雰囲気が魅力(★★★★)

 佐渡の二泊目は、「ご縁の宿 伊藤屋」さんにお世話になりました。こちがら公式サイトです。場所は、昨日泊まった長浜荘の近く、佐渡の西海岸にあります。
P8270203 心が落ち着く門構えです。歴史を感じさせます。
P8270199 玄関を入ると民芸調の内装となっております。客室は新しく清潔な和室となっており、そこここに気持ちの行き届いた装飾がしつらえてあります。
P8270198 浴室も木をふんだんに使って暖かく落ち着いた雰囲気ですが、残念ながら天然温泉ではないようです。
P8270230 夕食は、佐渡の新鮮な魚介類を素材として、手が加わったお料理です。味もさることながら見た目も美しいです。
P8280244 こちらが朝食。煮物もおいしゅうございました。
 ちょっと贅沢に、落ち着いた老舗旅館で美味しいお料理を味わいたい方にお勧めです。

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