【オペラ】声量はないけど演技が秀逸!「フィガロの結婚」ワルシャワ室内歌劇場オペラ
最近、オペラにはまりつつあるぽん太とにゃん子は、渋谷に『フィガロの結婚』を観に行ってきました。生で観るのは初めてです。光藍社のオフィシャルサイトはこちらです。
『フィガロの結婚』は、1786年にウィーンで初演されたモーツァルトのオペラです。先日観た『コシ・ファン・トゥッテ』の初演は1790年ですから、近い時期に作られたもので、台本はどちらもダ・ポンテの手になり、ともに話しが馬鹿ばかしいという共通点があります。ちなみにダ・ポンテはもうひとつ『ドン・ジョバンニ』の台本にも関わっていますが、こちらはもうすぐ新国立劇場で観る予定です。
おなじみの序曲は、先日聴いた西本智実に比べて速いテンポで軽快に始まりました。どこがどう違うのか素人のぽん太には言えませんが、さまざまなメロディやリズム、パッセージが戯れ合うのが心地よく、オペラへの期待が高まります。序曲が終わったところで拍手が沸き、指揮のグラーツァが、オケのメンバーを立たせてお辞儀をしました。
幕があくと、セットはいがいとこじんまり。歌手たちも声量に欠けるようです。アリアを朗々と歌い上げて拍手喝采、という雰囲気ではありません。ワルシャワ室内歌劇場という名前の「室内」というのがどういう意味なのかぽん太は知りませんが、おそらくはもう少しこじんまりした劇場での公演がメインなのではないでしょうか。ぽん太の席はけっこう前の方だったのでよかったですが、遠い席では聞こえにくかったかもしれません。
しかし、本来こじんまりした空間で行うものだと割り切ると、いいところが見えて来ます。とにかく芸達者で、演技がうまいのに驚かされます。表情や身ぶりも豊かで、テンポがあり、タイミングよく笑いを取って行きます。そしてみんな、ルックスもそこそこいいです。
「音楽」を中心に考えるとちょっと物足りないですが、「芝居」としてはとてもすばらしかったと思います。先日観たウクライナ国立歌劇場はグランドオペラを重々しく朗々と歌い上げるスタイルでしたが、ワルシャワの方は軽妙で洒落ていて、両者の違いがぽん太には面白かったです。
ところで、この話しに出てくる「初夜権」なるもの、ホントにあったのでしょうか?goo辞書には(ということは大辞林第二版には)「初夜権:結婚に際し、領主・祭司・僧侶などが、花嫁に対してもつ初交の権利」と書かれています。Wikipediaには「歴史上実在したかについては争いがある」と書かれていますが、出典は曖昧です。今後の宿題にしておきたいと思います。
ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場オペラ
『フィガロの結婚』
作曲:W.A.モーツァルト
アルマヴィーヴァ伯爵:マリウシュ・ゴドレフスキ
伯爵夫人:アンナ・ヴィエルツビカ
スザンナ:マルタ・ボベルスカ
フィガロ:アンジェイ・クリムチャック
ケルビーノ:ユリタ・ミロスラフスカ
マルチェリーナ:マジャンナ・ルドニツカ
バジーリオ、ドン・クルツィオ:イェジ・クネティッグ
バルトロ:スワヴォミル・ユルチャック
アントーニオ:ボグダン・シリーヴァ
バルバリーナ:マグダレナ・スムルチンスカ
指揮:ズビグニェフ・グラーツァ
演奏:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場管弦楽団
合唱:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場合唱団
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