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2009/02/10

【バレエ】奇抜で斬新でオシャレなモンテカルロ・バレエ団の『眠れる森の美女』

 バレエ初心者のぽん太は何の予備知識もなく、普通の『眠れる森の美女』を観るつもりだったので、幕が開いたトタンにその奇抜さにびっくり仰天。なんのこっちゃ。意味がわからん。
 休憩時間中にプログラムの「見本」を立ち読みしようと思ったら、な、な、なんと「見本」が無い。なぜだかプログラムは薄っぺらくて1部200円。それが飛ぶように売れています。う〜、やはりみんな意味がわからないんだ……。悔しいから購入するのはやめる。
 こちらのBunkamuraのサイトに詳しい解説が載っています。あらすじもあるよ。公演が終わったらリンク切れになるでしょうか?マイヨーというのは超有名な振付家だったのか……。ひょっとしたらこれまでガラ公演などで、知らずに彼の振付けを観たことがあるのかしら?
 セットも衣裳も斬新で美しく、カラフルだけど洗練されています。お姫様が風船に入って登場するシーンは息をのむ美しさ。発想力に脱帽です。振付けも現代風ながら前衛的というほどでもなく、肩肘を張らずに楽しむことができます。音楽の細かいニュアンスに、振付けがきめ細かく対応しているのには感心しました。
 第1幕は幼児番組のような雰囲気もありましたが、童話だから仕方ないか。一方第2幕は、お姫様がスカート脱がされてまわされてしまったりします。日曜日の昼ということでお嬢様連れの御家族も多かったようですが、お父さん・お母さんは気まずい沈黙、娘さんは意味が分からない振り、といったかんじでしょうか?第3幕は一転して官能的な大人の世界となり、マイヨーの引き出しの多さに驚愕。3分間(?)キスしっぱなしもすごかったです。
 音楽は残念ながら録音。でもマイヨーの振付けのおかげで、チャイコフスキーの音楽がハチャトゥリアンやストラヴィンスキーに通じるリズムや金管の激しさを持ち、とても現代的な響きを持っていることに初めて気がつきました。
 奇抜な衣裳と振付けなので、ダンサーのテクニックはぽん太にはまったくわからず。ただ王子役のクリス・ローランドはとっても表現力のあるダンサーだと思いました。

La Belle (美女)~眠れる森の美女~
2009年2月8日 Bunkamuraオーチャードホール
原作:シャルル・ペロー
音楽:P.I.チャイコフスキー
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
美術:エルネスト・ピニョン=エルネスト

ラ・ベル(オーロラ姫):ノエラニー・パンタスティコ
若者/王子:アシエ・ウリアゼレカ
リラの精:エイプリル・バール
女王(王子の母)/カラボス:ガエタン・モルロッティ
父王(王子の父):ジュリアン・バンシヨン
王(姫の父):ロドルフ・ルカス
王妃(姫の母):ナタリー・ノルドクイスト
3人の妖精:キャロライン・ローズ、エロディ・プーナ、サラ・ジェーン・メドレー
3人の護衛:ステファン・ブルゴン、ピョートル・ツボヴィクス、ジョアキム・スティヴンソン

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