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2009/04/25

【歌舞伎】仁左衛門の八汐、玉三郎の政岡・2009年4月歌舞伎座昼の部

 4月の歌舞伎座午前の部は、『伽羅先代萩』の通し。以前にたいへん面白かった仁左衛門の八汐と、初めてみる玉三郎の政岡が楽しみです。
 まずは花水橋。橋之助の足利頼兼は美男子で華やかさはありますが、遊興にふける色っぽさがないのが残念。染五郎の谷蔵は、だいぶ大きさがでてきましたが、まだまだ今後に期待。
 「竹の間」「御殿」は、仁左衛門の八汐が、憎々しいなかにも愛嬌とユーモアを醸し出し、前回同様の好演。ぽん太は大好きです。玉三郎の政岡は凛とした雰囲気が心地よく、正面から役に取り組んだ演技が、仁左衛門のおかしみと好対照でした。「ままたき」もありましたが、ぽん太はこのところの疲れにより残念ながら意識消失。申し訳ありませんでした。「御殿」の最後、女医の小槙が実は政岡の味方であった、という下りは初めて見ました。吉右衛門の仁木弾正は、生来の人の良さが出てしまって、悪人っぽくはあっても、妖術を使う怪異さ欠けたのがちと残念です。三津五郎の荒獅子男之助は格式がありましたが、もうひとつ大きさと迫力あると良かったです。
 「刃傷」に「虎の威を借る狐」の故事が出てきましたが、ぽん太はてっきりイソップ物語かと思っていましたが(ちなみにイソップ物語は、1593年(文禄2年)に日本に伝えられ、江戸初期からさまざまに翻訳されて親しまれていたそうです)、出典は『戦国策』とのこと。ぽん太はまたひとつ賢くなりました。


歌舞伎座さよなら公演・四月大歌舞伎
平成21年4月・歌舞伎座・昼の部

通し狂言 
伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
  花水橋
  竹の間
  御殿
  床下
  対決
  刃傷

  花水橋
            足利頼兼  橋之助
            絹川谷蔵  染五郎
  竹の間・御殿
            乳人政岡  玉三郎
             沖の井  福 助
              松島  孝太郎
           侍女澄の江  新 悟
             栄御前  歌 六
              八汐  仁左衛門
  床下
            仁木弾正  吉右衛門
          荒獅子男之助  三津五郎
  対決・刃傷
            細川勝元  仁左衛門
         渡辺外記左衛門  歌 六
            渡辺民部  染五郎
           山中鹿之助  高麗蔵
            笹野才蔵  松 江
            大江鬼貫  由次郎
            山名宗全  彦三郎
            仁木弾正  吉右衛門

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