« エイプリルフール?季節外れの大雪の万座温泉豊国館(★★★★) | トップページ | イプセンの素顔は?『ペール・ギュント』と『人形の家』 »

2009/04/10

【登山】4月というのにまだ冬枯れの物語山

P4020031 物語山は、群馬県は下仁田町、妙義山の南に位置する低山です。「物語山」という名前はなんだか叙情的な感じがし、女性的な山を思い浮かべますが、写真のようにこの地域独特の奇岩を持つ男性的な山です。この山に伝わる物語もやはり荒々しいもので、『群馬県の山 分県登山ガイド9』(山と渓谷社、1994年)には、下仁田町史を引用して、次のような伝説が紹介されています。
 1590年(天正18年)、豊臣秀吉が北条氏の小田原城を攻めたおり、北条方の多目周防守長定(ためすおうのかみながさだ)の幽崖城(読み方がわからん)は、豊臣方の前田勢の攻撃を受けました。戦いに敗れ、闇に紛れて山中に逃げ延びた多目長定と武将たちは、厳しい追撃を逃れて山の奥へ奥へと進んでいきます。やがて切り立った岩壁に突き当たり、フジヅルを頼りに絶壁をよじ上り、追っ手が登れぬようそのフジヅルを断ち切りました。こうして敵をやり過ごしたものの、翌朝になって彼らは、自分たちがそそりたつ岩の上におり、降りる手だてを自ら断ってしまったことに気づいたのでした。彼らは座して死を待つよりはと、小田原の方角を向いて自害したのでした。
 この伝説に出てくる岩が、写真のメンバ岩(メンベ岩とも呼ばれる)です。ちなみにメンバ(メンベ)とはうどんを打つときに使う板で、それを立てかけたような格好をしているため、そのような名がついたそうです。
 また一説には、メンバ岩には財宝が隠されているとも言われています。

【山名】物語山(1019.1m)
【日程】2009年4月2日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】快晴だけどとても寒い
【コース】サン・スポーツランド(11:32)…物語山山頂(13:05)…サン・スポーツランド(14:40)
【マイカー登山情報】サン・スポーツランドに車を停めます。この時期は開園していなかったので、入口の十数台分の駐車場だけが使えました。
 古いガイドブックやブログには、林道終点まで車で行けるようなことが書いてありますが、台風の影響などで道が荒れ、倒木があったり崩落したりしているので、車で入るのは絶対に不可能です。入り口の立て札に「台風で道が荒れているので、なるべく登山しないように」と書かれていますが、歩行には問題なく、道標や踏み跡もはっきりしています。
【参考リンク】
下仁田町公式サイトの、物語山ハイキングマップ

P4020024 林道をしばらく歩き、途中で左の登山道に入ります。写真のようなガレ場の林の中をジグザグに登っていきます。東京はもう桜が咲いていますが、ここはまだまだ冬枯れの風景です。天気は快晴で青空が気持ちよかったですが、風がとても冷たかったです。
P4020027 物語山は、「山頂」以外に西峰と南峰があります。北西の方向に展望が開けていて、写真の妙義山や、雪を抱いた浅間山、物見山と八風山、そして独特の形の荒船山がよく見えました。山頂でお弁当を食べ、寒かったので早々に下山いたしました。他の登山客とはまったく出会いませんでした。もう少しするとアカヤシオがきれいなのだそうです。

|

« エイプリルフール?季節外れの大雪の万座温泉豊国館(★★★★) | トップページ | イプセンの素顔は?『ペール・ギュント』と『人形の家』 »

登山・ダイビング・アウトドア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【登山】4月というのにまだ冬枯れの物語山:

« エイプリルフール?季節外れの大雪の万座温泉豊国館(★★★★) | トップページ | イプセンの素顔は?『ペール・ギュント』と『人形の家』 »