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2009/04/20

【クラシック】若さ爆発!小沢征爾音楽塾のベト七

 一度座ってみたかった、サントリーホールのステージ側の席を取ることができました。音のバランスという点では良くないのでしょうけれど、オーケストラを見下ろす形になるので、それぞれの楽器の音をよく聞き分けることができました。また、正面からはよく見えない管楽器や打楽器の演奏がよく見えました。そしてなによりも、小澤征爾の指揮を前からつぶさに見ることができたのがよかったです。いつもは背中しか見えませんでしたが、指で泡がはじけるような仕草をするなど、微妙なニュアンスを両手で細かく表現しているのが初めてわかりました。
 小澤征爾音楽塾(公式サイトはこちら)は、世界の小澤が日本の若手音楽家の育成のために行っている催しです。精神科医として後輩を指導する資格もなければ能力もないぽん太は、まことに頭が下がる思いです。ステージにオーケストラの団員と一緒に登場し、挨拶のときも決して指揮台に上がらず、終始オケを立てようとする姿勢に感動しました。
 一曲目の「マ・メール・ロワ」は、珍しいバレエ版とのこと。もともと聞き込んでいない曲でしたが、知らない曲も多かったです。絶妙で緊迫した音のバランスを保ち、色鮮やかな音楽を奏でていました。
 ところでマ・メール・ロワ(Ma Mère l'Oye)ってなに。oyeはoieの古い形で、ガチョウやガンのことだそうです。ということはマ・メール・ロワはガチョウの母さん。にゃにゃにゃ、それはマザー・グース(Mother Goose)ではないか。なんだかよけいにわからなくなってきたぞ。
 Wikipediaで引いてみると、フランスの詩人シャルル・ペロー(1628-1703)が1697年に発表した、民間伝承をもとにした散文の童話集が、『寓意のある昔話、またはコント集~がちょうおばさんの話』(Histoires ou contes du temps passé.Avec de moralités : Contes de ma mère l'Oye)という題名だったようです。このなかには「赤ずきん」「長靴をはいた猫」「青ひげ」「眠れる森の美女」「シンデレラ」などの有名な話が入っているそうです。こんど読んでみようっと。
 一方マザー・グースは、イギリスで伝承されてきたわらべ歌の総称だとのこと。マザー・グースはそのなかに出てくるキャラクターのひとりで、それがわらべ歌の総称として使われているが、それは主に日本でしか通じないと書いてあるけどホントでしょうか?マザー・グース(マ・メール・ロワ)は伝説上の童謡作家として扱われることもある、とも書いてあります。う〜む、わかったような、わからないような……。
 さて、二曲目のベートーヴェンの第七交響曲は、「のだめ」でも有名になった曲。若さが持つエネルギーに、中高年のぽん太は圧倒されました。ちょっとしたアンサンブルの乱れは勢いのうち。たっぷりとした最初の和音から引き込まれました。何度も聞いた曲なのに、初めて聞くような細部が聞こえてくるのは、小澤の指揮のなすわざか、それとも座席の位置のせいなのか、ぽん太にはわかりません。


ラヴェル:マ・メール・ロワ
Maurice Ravel: Ma Mère l'Oye
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
Ludwig van Beethoven: Symphony No. 7 in A major, Op. 92

出演
音楽監督・指揮:小澤征爾
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ

2009年4月9日(木)
サントリーホール 大ホール

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