【歩かないと行けない温泉(2)】湯俣温泉晴嵐荘(歩行時間2時間30分)
歩かないと行けない温泉シリーズ、2回目は湯俣温泉晴嵐荘です。公式サイトはなさそうなので、連絡先の電話番号などはググってお調べください。場所はこちら(Yahoo!地図)でございまして、長野県の黒部・立山の玄関口の大町から西へ向かいます。葛温泉を通りすぎて七倉ダムのところにゲートがあるので、車はここに停めます(広い駐車場あり)。シーズン中ですと、ここからタクシー(均一2,100円)で、高瀬ダムまで運んでくれます。ちなみに七倉ダムから高瀬ダムまで歩くと2時間かかりますので、お好きな方をお選びください。
ここからまずダムに沿って、そして途中から高瀬川沿いに遡ること2時間30分で、晴嵐荘に到着します。ぽん太が持っていた昭文社の登山地図では3時間50分かかると書いてあったのですが、実際は2時間30分でした。道ははじめは舗装道路で、途中からちょっとした山道となりますが、ほぼ平坦でたいしたことはありません。運動靴でも大丈夫です。最後に高瀬川を吊り橋で渡ると、宿に到着します。
外観は落ち着いた感じのま新しい木造建物で、山小屋とは思えないいい雰囲気です。しかし、紛れもない山小屋なので、旅館のつもりで来ると後悔いたします。客室は山小屋特有の蚕棚ですが、個室もあるようです。
お風呂は男女別になっています。石けんが置いてあって、使用可のようです(シャンプーは聞いていないけど、おそらくだめでしょう)。浴槽は広くはありませんが、源泉掛け流しのお湯は最高です。泉質は単純硫黄泉とのこと。ぽん太が入った時は無色透明でした。
宿の前には露天風呂がありますが、今回は省略。川の反対側にある建物は、残念ながらいまは営業していない湯俣山荘ですが、機能主義的なシンプルなデザインが悪くないです。
宿から高瀬川を15分ほど遡ると、天然記念物の噴泉丘があります。途中の吊り橋が崩壊して通行禁止なのでご注意を。今年は雨が多く、河が増水していたため、徒渉して噴泉丘の側にわたり、天然の露天風呂を楽しむことはできませんでした。残念!
夕食は、釜飯に蕎麦に肉じゃが。炊きたての釜飯も、お蕎麦もおいしかったのですが、もうちょっと豪華だと、この宿だけに泊まりにくるお客さんも増えるような気がします。
朝食は山小屋としては普通においしかったです。ぽん太とにゃん子は、登山道を野口五郎岳に向かって出発いたしました。
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