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2009/08/22

【登山】あいにく展望はなかったけどコマクサの大群落が見事!野口五郎岳、烏帽子岳

P8070117 今年の夏の山行はどこにするか?劔岳もいいけど、映画の影響で混みそうだし。歩かないと行けない温泉の湯俣温泉晴嵐荘にも泊まりたい。そこから水晶岳、赤牛岳を越えて読売新道を下るのも楽しそう。しかし、例のトムラウシの遭難事件が頭をよぎり、行程の長い読売新道は敬遠して、軟弱な裏銀座一部周遊をすることにしました。槍や水晶抱岳、赤牛岳などの展望を楽しみながらののんびりした山行が期待されます。
 このルート、烏帽子岳→野口五郎岳と回るのが一般的ですが、その日程だと山小屋が丁度込み合うとの情報を得て、野口五郎岳→烏帽子岳の逆回りにしました。周遊コースをどちらから回っても大して変わらんだろうと思っていたのですが、大間違い。湯俣温泉から野口五郎岳への登りが、いくつものピークを越えて行く長い登りでとてもきつく、運動不足のぽん太は途中で行き着けないのではと思ったくらいでした。

【山名】野口五郎岳(2924.3m)、烏帽子岳(2628m)
【山域】北アルプス
【日程】2009年8月5日〜8月8日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】(8/5)晴れ、(8/6)晴れのちガス、(8/7)雨、(8/8)ガスのち曇り
【コース】(8/5)高瀬ダム(12:06)…湯俣温泉晴嵐荘(14:55)(泊)
(8/6)湯俣温泉晴嵐荘(5:32)…(竹村新道)…湯俣岳(8:53)…南真砂岳(11:47)…野口五郎岳(14:15)…野口五郎小屋(14:50)(泊)
(8/7)野口五郎小屋(6:01)…烏帽子小屋…烏帽子岳(10:39)…烏帽子小屋(11:26)(泊)
(8/8)烏帽子小屋(5:37)…(ブナ立尾根)…高瀬ダム(9:18)
ルート図と標高グラフ
【見た花】(高瀬ダム〜湯俣温泉)ウバユリ、ソバナ、タマガワホトトギス、クサボタン、イブキジャコウソウ、オオバギボウシ、アカモノ(実)
(湯俣温泉〜野口五郎岳)ギンリョウソウ、ミヤマリンドウ、エゾシオガマ、バイケイソウ、チングルマ、ウサギギク、アオノツガザクラ、ネバリノギラン、イワカガミ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ミヤマコゴメグサ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンフウロ、シナノキンバイ、タカネヤハズハハコ、タカネツメクサ、オヤマソバ、イワツメクサ、クモマスミレ(初)、イワオウギ、チシマリンドウ、ホソバトリカブト、ミヤマオトコヨモギ、クルマユリ、ミヤマハンショウヅル、ミネウスユキソウ、テガタチドリ、ミヤマクワガタ、ベニバナイチゴ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンポウゲ、イワベンケイ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、イワウメ、ミネズオウ
(野口五郎岳〜烏帽子岳)コマクサ(大群落)、ミヤマハタザオ、リンネソウ(初)
(烏帽子岳〜高瀬ダム)シャクジョウソウ、オタカラコウ、クガイソウ、ヤマホタルブクロ、イチヤクソウ、センジュガンピ、クルマバツクバネソウ
【マイカー登山情報】一般車は七倉ダムまでで、七倉山荘前に広い駐車場あり。ここからタクシーが2,100円の定額で高瀬ダムまで送ってくれます。乗り合い(定員4人)で行くとお得です。

 8月5日、東京を早朝に発ち、大町を抜けて七倉へ。ここに車を停め、タクシーで高瀬ダムへ。しばらくは舗装もされたダム整備用の道路を歩き、途中から山道となりますが、なんなく湯俣温泉晴嵐荘に到着。ぽん太が持っていた昭文社の地図には、行程3時間50分と書いてありましたが、途中ゆっくりランチタイムをとったのに、3時間弱で到着。最近道が整備されたのでしょうか?晴嵐荘に関しては、以前の記事をご覧下さい。

 8月6日。宿泊客のほとんどはダムへ下って行く人たちで、本日竹村新道を登るのはぽん太とにゃん子と、ほかにひとりだけ。朝食を早めの5時にしてもらって出発です。昨夜は、いろんなひとからさんざん竹村新道を登るのはしんどいと脅かされたので、すっかり気が萎えています。はじめは樹林帯のなかの急登で、林の間から見える槍ヶ岳を励みに登って行きます。しかし、湯俣岳あたりでやっとこさ稜線にでると、ガスがかかってきて展望がきかなくなってしまいました。その後ペースはどんどん落ちるばかり。南真砂岳のピークを越えて、再び登り返して真砂岳の分岐に到着したのがたぶん13時30分頃。ほとんど8時間登り通しだったことになります。ああ、しんど。
P8060066 でも、さすがに高山植物がすばらしかったです。ぽん太が初めて見たのがクモマスミレ。あちこちに咲いていたちっちゃな黄色いスミレで、タカネスミレかと思いましたが、タカネスミレは葉が腎臓型で厚くて光沢があるのに、このスミレは葉がハート形でやや柔らかいです。調べてみるとクモマスミレといって、北アルプスと中央アルプスに分布するものだそうです。
P8060093 真砂分岐から野口五郎岳へは、高山らしい稜線歩きとなります。写真のようにガスがかかっており、期待していた展望はありませんでした。やがて到達した野口五郎岳は砂礫の山でした。ちなみに歌手の野口五郎の芸名が、この山の名前にちなんでつけられたことは有名です(Wikipedia)。
P8060106 野口五郎小屋は強風で有名で、以前にテントが飛ばされた事故があったため、幕営は禁止です。屋根の上に石が乗せられ、何本ものワイヤーで岩に固定されております。ラッキーなことにぽん太とにゃん子は個室(といっても蚕棚を二畳ほどの広さに簡単に仕切った部屋ですが)に泊まることができました。おかげでゆったり眠れました。
P8060244P8070246 夕食と朝食です。夕食は天ぷらが出てとってもおいしかったです。山小屋で天ぷらを食べたのは初めてのような気がします。またビールが雪渓から運んできた雪でキンキンに冷えていたのがありがたかったです。水場はなく、雨水を消毒したものを2リットル200円で購入します。

P8070123 8月7日。今夜宿泊予定の烏帽子小屋までは行程が短く、しゃかりきに歩くと午前10時ぐらいに到着してしまうので、途中景色を楽しんだり、花の写真をとったり、お湯を湧かしてゆっくり食事をしたり、昼寝をしたりしながら稜線を歩く予定でした。ところがあいにく天気は雨。台風の影響のようです。仕方なしにもくもくと歩いていたら、あっという間に烏帽子小屋到着です。しかし、途中稜線のコマクサがすばらしかったです。特に三ツ岳から烏帽子岳の間は大群落でした。烏帽子小屋に荷物をおいて烏帽子岳往復。烏帽子岳が一瞬だけガスの中から険しい姿をのぞかせてくれました。
P8070124 烏帽子岳付近に咲いていたこの花もぽん太は初めて見ました。小さいから見落としていたのかもしれません。あとで調べたところリンネソウという名前で、「輪廻」と関係するのかとおもったら、植物学者のリンネが愛した花だったのだそうです。へ〜、初めて知りました。こんな小さくて可憐な花に、大学者の名前が付いているのはおもしろいですね。
P8070132 こちらが烏帽子小屋です。週末が近づいてだいぶ混雑しておりましたが、ひとり布団一枚でゆったりと寝ることができました。泥酔状態で騒いでいる人がいて、ちょっとうるさかったです。山も夏休みの週末になると、いろいろな人が入ってきます。
P8070139 台風の影響か一時は土砂降りとなりましたが、夕食後に外を覗いてみると雨が上がって太陽が顔を出しておりました。赤牛岳の稜線に夕日が落ちて、時々刻々と変わる神秘的な景色を堪能いたしました。
P8070274P8080294 烏帽子小屋の夕食と朝食です。経営が同じなのでしょうか、野口五郎小屋と似ています。とてもおいしゅうございました。

 8月8日。最終日も天気が悪く、霧雨の中をもくもくと下るのみでした。下界は青空で暑い夏の日差しが降り注いでおりました。

 花、特にコマクサはすばらしかったですが、アルプスの展望を楽しめなかったのが残念。野口五郎岳と烏帽子岳を制覇できました。こんどは読売新道に挑戦したいと思います。

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