« 【山形紅葉行(1)】銀山温泉能登屋旅館を再訪(★★★★★) | トップページ | 【バレエ】マリインスキー・バレエの『白鳥の湖』はおっとりしていていいな♪ »

2009/12/01

【山形紅葉行(2)】隈研吾設計・銀山温泉しろがね湯(★★★)(付:藤屋その後)

Pa220034 銀山温泉には二つの共同浴場があります。ひとつは以前に紹介した大湯で、もうひとつが今回入浴した「しろがね湯」です。しろがね湯の設計は、最近では銀座のティファニー本店や根津美術館の設計でも有名な隈研吾氏です。
Pa2200322001年竣工で、だいぶ古びてしまっていて、サビや汚れが目立ちます。細い三角形の敷地に建っています。玄関の上が男湯になっております。
Pa220041 玄関を入って、おじさんに入浴料を渡します。右の階段を上ると男湯、左の戸を入ると女湯です。
Pa220035 脱衣場です。障子のような半透明の壁から入ってくる明かりが美しいです。
 冒頭の写真が男湯です。二回で眺めがよく、大きなガラス窓があって露天風呂のような開放的な雰囲気があります。さすがに細かいところの意匠は見事で、細かく造り込まれています。しかしせっかくの窓はスダレで目隠しされており、風の通る明かり窓はビニールで塞がれております。
Pa220039 天井と壁のあいだの隙間には、無造作にウレタンが押し込まれていました。風の通り抜ける開放的な浴室を狙ったのだと思いますが、寒い山形の山中では無理があったようです。
Pa220036 脱衣場の洗面所です。光の演出がとても美しいです。
Pa220086 こちらがにゃん子撮影の女湯。男湯とは対照的に、石の壁に囲まれて天井の高い暗い空間に、上方から光が差し込んできます。
Pa220064 川の反対側から撮ったしろがね湯の全景です。木製の縦格子が、風雪によって黒ずんでしまっており、古びた味というよりは、傷んでしまった印象があります。それより問題なのは、温泉街が右方向にあり、そちらから入浴客が訪ねてくると、配管がむき出しの裏側の壁と、黒ずんだ縦格子しか見えないことです。通り過ぎて振り返らないと、そこに共同浴場があることがわかりません。温泉街に背を向けているような気がします。
 細かいデザインのセンスはいいけれど、実用性に欠けること、雰囲気や方向が温泉街にとけ込んでいないこと、(隈氏のせいではありませんが)手入れが行き届いておらず古びてしまっていることで、ぽん太の評価は3点です。

Pa220031 金髪の女将ジニーさんで有名な藤屋も、隈研吾の設計です。2006年6月の竣工で、前回来た時は真新しくて、宿のほぼ全面を覆う白木の縦格子が目立ちましたが、しろがね湯と同様に木がくすんで落ち着いた印象になりました。しかしその分華やかさや明るさがなくなって、温泉街の他の建物よりもかえって地味な印象になってしまいました。ジニーさんがアメリカに帰国してしまっているという噂もあり、ちと心配です。

|

« 【山形紅葉行(1)】銀山温泉能登屋旅館を再訪(★★★★★) | トップページ | 【バレエ】マリインスキー・バレエの『白鳥の湖』はおっとりしていていいな♪ »

旅・宿・温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/46832049

この記事へのトラックバック一覧です: 【山形紅葉行(2)】隈研吾設計・銀山温泉しろがね湯(★★★)(付:藤屋その後):

« 【山形紅葉行(1)】銀山温泉能登屋旅館を再訪(★★★★★) | トップページ | 【バレエ】マリインスキー・バレエの『白鳥の湖』はおっとりしていていいな♪ »