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2009/12/09

【マリインスキー・バレエ】完璧なヴィシニョーワ、雰囲気あるコールプ『眠れる森の美女』

P4300066 今宵はヴィシニョーワとコールプの『眠れる森の美女』。こちらが公式サイトです。写真は今年のGWのロシア旅行で撮ったマリインスキー劇場の写真です。
 ヴィシニョーワはすばらしかったです。テクニックが完璧で安定感があるのはもちろんのこと、第一幕ではキラキラと輝いていて若さではちきれんばかりのオーロラ姫。一転して第二幕の幻影のシーンでは、無機的でありながら深い悲しみを湛えておりました。第三幕は王女の風格といったところか。コールプは目の周りを黒く塗り、半開きの口元から歯が見えて、オオカミみたいな印象はあいかわらずでしたが、ルジマトフやルグリにも通じる、役に没入したかのような独特の表現力、存在感がすばらしかったです。リラの精のコンダウーロワも神々しさがあってよかったです。『ジゼル』のミルタも観てみたくなりました。青い鳥はとても柔らかく、ふわりふわりと重さがないかのように宙を舞っていました。ダンサーはチモフェーエフ。あれれ、『白鳥』のパ・ド・トロワを踊っていて、ぽん太はあんまり感心しなかった人です。う〜む、ぽん太のバレエを見る目は信用できまへんな。以前にオペラ『イーゴリ公』で「ダッタン人の踊り」を踊ったバイムラードフがカラボスで、茶目っ気たっぷりの名演(?)でした。
 3回の休憩を挟んで上演時間が3時間40分、終演が夜の10時過ぎでした。ずいぶん長く感じられましたが、歌舞伎みたいなものだと思って、幕間で会話を楽しんだりして過ごすのがいいのかもしれません。


眠れる森の美女
プロローグとアポテオーズ付き全3幕
2009年12月3日/東京文化会館

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ (1890年)
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ (1952年)
台本 : イワン・フセヴォロジスキー
マリウス・プティパ
装置・衣裳 : シモン・ヴィルサラーゼ
指揮 : ボリス・グルージン
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出演≫
オーロラ姫 : ディアナ・ヴィシニョーワ
国王 : ウラジーミル・ポノマリョーフ
王妃 : エレーナ・バジェーノワ
デジレ王子 : イーゴリ・コールプ
求婚者たち : コンスタンチン・ズヴェレフ、 マクシム・ジュージン、アレクセイ・チモフェーエフ、デニス・フィルソーフ
リラの精 : エカテリーナ・コンダウーロワ
優しさの精 : マリーヤ・シリンキナ
元気の精 : アンナ・ラヴリネンコ
鷹揚さの精 : エレーナ・ユシコーフスカヤ
勇気の精 : ヤナ・セーリナ
のんきの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
ダイヤモンドの精 : ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク
サファイアの精 : マリーヤ・シリンキナ
金の精 : アンナ・ラヴリネンコ
銀の精 : エリザヴェータ・チェプラソワ
悪の精カラボス : イスロム・バイムラードフ
カタラビュット / ガリフロン : ソスラン・クラーエフ
家来 : アナトーリー・マルチェンコ
フロリナ王女 : エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
青い鳥 : アレクセイ・チモフェーエフ
白い猫 : ヤナ・セーリナ
長靴をはいた猫 : フョードル・ムラショーフ
赤ずきん : エレーナ・ユシコーフスカヤ
狼 : アナトーリー・マルチェンコ
子供たち : バレエ シャンブルウエスト (指導:今村博明,川口ゆり子)

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