« 【歌舞伎】盛りだくさんなのに単調「四谷怪談忠臣蔵」(2010年4月新橋演舞場) | トップページ | 【オペラ】初日でちょっと硬かったのかしら・新国立劇場『愛の妙薬』 »

2010/04/20

【温泉】のらくろの宿、野沢温泉住吉屋(★★★★)(付:庄平そば)

P2100022 2月上旬、野沢温泉の住吉屋に泊まって来ました。こちらが公式サイトです。麻釜(おがま)の向かいに位置し、スキー場につながる動く歩道「遊ロード」にもほど近く、ウィンター・スポーツにも便利です。外観は、黒い梁と白い壁のシックな和風旅館です。
P2100005 客室は、大正〜昭和初期といった感じのノスタルジックな雰囲気の和室で、とても落ち着きます。
P2100006 温泉は、男女入れ換え制の大浴場があり、片方に露天風呂がついています。壁や天井は木製、床や浴槽はタイル張りの和洋折衷で、細かいところまでデザインされ、プロポーション感覚もよく、なかなかいい感じです。窓にはめ込まれた色ガラスは、一つ間違うと俗っぽくなってしまいますが、この場合はレトロな印象を与えています。お湯は無色透明で、わずかに硫黄の匂いがします。泉温は88.6度と高温ですが、弱アルカリ性で肌触りは柔らかです。泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉とのこと。
P2100024 夕食は、土蔵を改造したクラシックなお食事処でいただきます。奥に写っているのが「取り回し鉢」と呼ばれる郷土料理だそうで、向かって左が「いもなます」、右が「しょうにいも」です。野沢に江戸時代から伝わる祝い膳料理だそうです。
P2100046 作り立てのお料理が一つひとつ運ばれてくるので、全体写真が撮れません。山菜天ぷらの写真をあげておきます。派手さはありませんが、地元の素材がおいしい郷土料理です。もちろん野沢菜もおいしゅうございました。
P2110065 こちらは朝食です。普通のメニューですが、ひとつひとつの素材がおいしかったです。
P2110072 この住吉屋は、「のらくろ」で有名な田河水泡の定宿だったそうで、館内に田河水泡や友人の漫画家の手になる絵がたくさんかざってあります。のらくろが温泉に入っていたり、スキーをしていたり、味のあるイラストばかりです。
P2100012 野沢温泉には、十三もの外湯があります。外湯の案内は、こちらの野沢温泉観光協会のサイトをどうぞ。心付けをお払いして入ることができますが、地元の人たちが管理してくれている温泉、感謝の気持ちを忘れずにお借りしましょう。今回は、宿の近くにある2カ所の外湯に入りました。こちらは滝の湯です。
P2100013 透明ですがちょっと緑がかったお湯で、硫黄の香りがします。
P2100019 こちらは麻釜の湯(あさがまのゆ)。ほかに入浴していた人がいたので、内部の写真はございません。
P2100002 最後に野沢温泉にあるお蕎麦屋さんをご紹介。それは「庄平そば」です。公式サイトはなさそうなので、Yahoo!グルメにリンクしておきます。オヤマボクチの葉の繊維をつなぎにしているそうで、独特のコシがあります。ただ、そば粉100%とのことですが、蕎麦の香りが強くないのが残念です。
P8260030 ちなみにこれがオヤマボクチ。以前にぽん太が群馬県の吾妻にある丸岩に登った時に撮った写真です。漢字では雄山火口。火口(ほくち)とは、火打石の火をうつしとるもので、葉の裏の毛を火口として利用したのが、名前の由来だそうです。オヤマボクチをつなぎに使った蕎麦は、近くの飯山市富倉の富倉そばが有名ですね。
 ググっていて気になるのは、「ヤマゴボウ」について。オヤマボクチは「ヤマボゴウ」と呼ばれますが、これはオヤマボクチの葉っぱがゴボウに似ているから。一方、モリアザミなどのアザミ類は、根がゴボウのようなので「ヤマゴボウ」と呼ばれ、その根は食用にされ、お土産やで漬け物として売っていたりします。またオヤマボクチもモリアザミもキク科ですが、前者はヤマボクチ属、後者はアザミ属です。ですからオヤマボクチが「アザミの一種」だというのは間違いです。形は似てますが、先ほど書いたように、オヤマボクチの葉にはアザミのような鋭い刺はありません。このあたりを混同しているサイトが多いような気がします。
 さらに複雑なことに、ほかに「ヤマゴボウ」という植物があります(Wikipedia)。全く別の植物で、こちらは毒があるのでご注意を。
 ところで皆さんは、普段食べているゴボウの花を知ってますか。たとえばこちらをどうぞ。アザミみたいですね。ちなみにゴボウもキク科の植物です。

|

« 【歌舞伎】盛りだくさんなのに単調「四谷怪談忠臣蔵」(2010年4月新橋演舞場) | トップページ | 【オペラ】初日でちょっと硬かったのかしら・新国立劇場『愛の妙薬』 »

旅・宿・温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【温泉】のらくろの宿、野沢温泉住吉屋(★★★★)(付:庄平そば):

« 【歌舞伎】盛りだくさんなのに単調「四谷怪談忠臣蔵」(2010年4月新橋演舞場) | トップページ | 【オペラ】初日でちょっと硬かったのかしら・新国立劇場『愛の妙薬』 »