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2010/05/02

【東北秘湯紀行(2)】レトロな温泉街が魅力 温湯温泉飯塚旅館(★★★★)

Img_0100 塩原温泉元湯ゑびすやで感動にうち震えたぽん太とにゃん子は、再び高速に乗り、一路青森県に向かいました。目指すは黒石温泉飯塚旅館です。公式サイトはなさそうなので、とりあえず じゃらんnetにリンクしておきます。黒石温泉郷は、ランプの宿で有名な青荷温泉に、温湯温泉、落合温泉、板留温泉の4つの温泉からなっていますが、飯塚旅館は温湯温泉のなかにあります。車で温湯温泉のなかに入っていくと、レトロな建物が目につき、タイムスリップしたような錯覚を覚えます。ぽん太は以前に、「江戸時代のアーケード」、黒石市の中町こみせ通りをおとずれたことがありますが(→その時の記事)、近くにこんなすばらしい温泉街があったなんて、全く知りませんでした。
Img_0124 建物は木造2階建て。堂々としていて立派です。大正3年に建てられたものだそうです。一階部分の焦げ茶のタイルは、後に一階部分を少し張り出す改築をした際に貼ったものだそうですが、かえって和洋折衷のレトロな味わいが生じています。
Img_0102 二階部分に付けられた看板です。いい味出してます。「こうじや」の文字が見えますが、以前は味噌を造っていたのだそうです。手作りの天然味噌でしたが、大量生産品が出回るようになって売れ行きが落ち、近年のような手作り自然食ブームもありませんでしたから、蔵を閉じてしまったそうです。
Img_0113 玄関の外側には、こけしをかたどった灯りが置かれています。ここ温湯温泉はこけし作りがさかんで、 温湯こけしと呼ばれ、津軽系のこけしの発祥の地なんだそうです。
Img_0114 こちらが客室です。シンプルな和室で、温泉宿風な浮ついた装飾はありません。この温泉は遊興施設や歓楽街にはならずに、湯治場のスタイルを守り続けて来たのかもしれません。
Img_0132 温湯温泉の宿の多くに、「○○客舎」という名前が付いています。「客舎」という言葉は、ぽん太は生まれて初めて聞きました。辞書を引いても、「宿屋、旅館」とあるだけです。ぐぐってみると、内湯を持たず、外湯に入る湯治客を泊める宿を客舎というと書いてありますが、どの地域で使われている言葉なのかわかりませんし、典拠も不明です。「客舎」という言葉は、中国語や韓国語でも使われるようです。
Img_0109 こちらが宿の内湯です。床は石貼り、浴室は木製です。無色透明ですが、わずかに油臭があります。肌触りの柔らかいお湯で、とてもよく暖まります。「ぬるゆ」というと温度が低いように思いますが、源泉温度は60度で熱いです。新しくて小さいのがちと気になりますが、「客舎」に泊まって外湯に入りにいくというのが伝統なので、仕方ないのでしょう。
Img_0130 で、こちらが外湯の「鶴の名湯」です。2001年にリニューアルされたそうで、真新しくてピカピカですが、秘湯好きのぽん太の評価はマイナスとなります。以前の建物は昭和34年に改築(?)されたものだそうで、探してみたところこちらこちらに不鮮明ながらも写真があります。う〜ん、かなりレトロな雰囲気です。こちらに入ってみたかった。温泉遺産も、どんどん失われていきます。
Img_0118 夕食は、ナマコや身欠きニシンは土地柄を思わせます。ウドの酢みそ煮やキンキカマ煮もおいしく、鮎塩焼きもふっくらとしていい焼き加減でした。
Img_0119 朝食はオーソドックスでしたがおいしゅございました。
Img_0125 最初に書いたように、温湯温泉には趣きあるレトロな建物がいっぱい残っています。建物上部に、看板スペースのような部分があるのが特有ですが、どういう理由で、何というものなのか、ぽん太にはわかりません。
Img_0126 右は後藤温泉客舎。正面の商店もいい感じです。
Img_0131 その商店の建物は、カーブが美しい大正チックな建物となっております。先ほど写真を挙げた土岐客舎です。
Img_0133 こちらは商店ですが、いい味を出してます。
Img_0135 日めくりの暦に包まれて、なにやら干してあります。干し餅かしら?わかりません。
 木造二階建ての建物、温泉街全体のレトロな雰囲気、客舎などどくとくの風習、おいしい食事、コストパフォーマンス。どれをとってもすばらしいですが、共同浴場が新しく建て替えられてしまったのがマイナス1点で、ぽん太の評価は4点です。

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