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2010/05/13

【温泉】山中とは思えぬ料理に舌鼓 群馬県鹿沢温泉紅葉館(★★★★)

Img_0248 樹々の奏でる神秘の調べに恍惚としたぽん太とにゃん子は、県道94号線(東御嬬恋線)を北上し、鹿沢温泉紅葉館に泊まりました。公式サイトはこちらです。山小屋風の素朴な建物です。実はぽん太は、20年ほど前にこの宿に泊まったことがあり、なかなかいい印象が残っております。20年のあいだにどのように変わったのか、あるいは変わらなかったのか、期待と不安が入り交じります。
Img_0246 20年前にはありませんでしたが、道の向かい側にこのようなきれいな新館ができてました。ただ、古い建物が好きなぽん太とにゃん子は、迷わず本館を選択。昔ながらの古い建物です。
 鹿沢温泉は以前は数件の旅館が建ち並んでいましたが、大正7年の大火を機に北側の麓に移転して新鹿沢温泉を形成し、いま残っているのは紅葉館だけです。
 また、この宿は「雪山讃歌発祥の地」としても知られております。たとえばこちらのサイトに詳しいです。京大山岳部がスキー合宿を行った際に、後に第1回南極越冬隊長になった西堀栄三郎らが、退屈紛れに詞を作ったのだそうです。その時期は、大正15年とも昭和2年とも言われているようですが、深入りは止めておきましょう。
Img_0259 こちらが温泉の入り口。内装が新しくなっていて、いい雰囲気です。
Img_0270 しかし浴室は20年前のまま。木製の浴槽と床は、歴史を感じさせます。なんといってもここの風呂の特色は、男女の浴室を仕切る壁に描かれた鏝絵(こてえ)です。なかなか見事ですね。
Img_0272 もちろん加水加温なしの源泉掛け流し、洗い場にはカランはありません。二筋の冷水が流れているのみ。湯殿のお湯をすくって身体を洗います。お湯は緑灰色の薄にごりで硫黄臭がします。湯口には茶色い結晶が析出しております。泉質はマグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉とのこと。
Img_0267 夕食は、山岳ロッヂ風の食堂でいただきます。山の定番山菜や鴨鍋、上州名物刺身こんにゃくなど、おいしい郷土料理です。
P3310037 その後、できたてのお料理がひとつひとつ運ばれてくるのですが……。こ、これは、見事にダシをとり、見た目も美しい料亭風のお料理です。「蓮根のすりおろし団子」とのこと。聞いてみると、宿を継いだご兄弟は、二人とも大阪の料亭で修行をなさったのだそうです。
P3310041 こちらも単なるコロッケにあらず。「ギンヒカリ」のコロッケとのこと。ギンヒカリというのはぽん太も初耳でしたが、こちらの群馬県の公式サイトにあるように、通常は2年で成熟するニジマスの中から,
3年かけて成熟する系統を選抜育種・固定化したもので、「群馬最高級のニジマス」としてブランド化したものだそうです。
 ちょっと失礼な言い方ですが、こんな山奥の秘湯で、料亭風の手のこんだ料理をいただけるとは思いもよらず、新鮮な驚きでした。昼食には、予約をすれば、大阪の蕎麦処からのれん分けした手打ち蕎麦もいただけるそうです。
Img_0269 こちらは朝食。地元の食材がおいしゅうございました。
P4010047 朝食後のコーヒーのサービスです。カップに描かれている髭面のおじさんは、確か昔の館主と聞きましたが、誰だか忘れてしまいました。ググってみてもでてきません。2代目館主小林亀蔵氏でしょうか?仕留めたキツネをぶら下げて、「だからスキーは止められネー」とのたまわってます。なんか今のスキーの楽しみと違う感じが……。ポンチ絵みたいな洒脱な絵です。ちなみにぽん太は、「ポンチ絵」とはこういう意味こういう絵だと思っていたのですが、最近はこのように、ラフスケッチや概念図などという意味で使われるようですね。
 またググっていたら、こんなサイトを見つけました。高田知一郎著『鹿沢温泉案内記』(小林亀蔵発行、明治41年)のデジタル・ライブラリーです。湯治の様子が伺われて面白いです。
 とにかく温泉がすばらしい。ぜひ改装せずに守っていって欲しいです。山小屋風の鄙びた感じもいいです。さらに若主人兄弟の料理もおいしいです。ただ、ちょっと雑然とした感じがあるのが気になって、ぽん太の評価は4点。

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