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2010/06/25

【バレエ】のどかで楽しい「リーズの結婚」英国ロイヤル・バレエ団

 ついに来た!英国ロイヤル・バレエ団だ!!まずは「リーズの結婚」。こちらが公式サイトです。
 初めてみる演目でしたが、のどかで明るくておしゃれでとても楽しいバレエで、ほんわかした気分になれました。まるで絵本を見るかのようなセットや幕の絵。冒頭のニワトリたちの踊りもかわいいです。ストーリーは、リーズとコーラスという二人の若い娘と農夫が、全幕を通して逢い引きしまくるというもの。
 リーズとコーラスを踊ったモレーラとセルヴェラは、以前に「眠れる森の美女」で妖精のと、お付きの騎士を踊ったのを観ているはずですが、記憶なし。ういういしくて溌剌として、とてもよかったです。マリオットが踊ったシモーヌは、ユーモラスですが下品にならずに踊ってました。木靴のタップダンスも上手でした。ポール・ケイのアランも、とてもかわいらしかったです。別に何も悪いことはしてないのに、皆に馬鹿にされて、リーズにも振られてしまい、なんだかかわいそうでした。もっとイヤなやつに描いてくれれば、すっきりしたのに。でも、傘を取りに戻って来た様子を見ると、彼はめげていないようで、少しほっとしました。
 リボンの使い方が面白く、最初はリーズが目印を残すための小道具として使われますが、以後ダンスのなかでリボンが巧みに使われ、あやとりのような動きもあります。そして最後はダンサーたちが踊りながらリボンを編んでいくシーンです。
 「リーズの結婚」の元タイトルはLa Fille mal gardéeとのこと。フランス語かいな。ちょっと訳しにくいですが、「うまく見張られてない娘」、「ちゃんと守られてない娘」といった意味でしょうか。お母さんがリーズがコーラスを引き離そうとあれこれ手を尽くしても、いつのまにかまた一緒にいちゃついているというあたりを表現したのでしょう。「リーズの結婚」よりも「リーズの逢い引き」の方がいいような気がします。
 初演は1789年にフランスのボルドーで行われたそうですが、このときの振付けは失われてしまったそうです。今回の公演は、アシュトンの振付けで1960年に初演した版で、音楽は1928年のパリ・オペラ座公演で使われたものを元に編曲したものだそうです。音楽も、いかにもバレエの伴奏といったものではなく、なかなかよかったです。


英国ロイヤル・バレエ団
「リーズの結婚」
2010年6月20日 東京文化会館

振付:フレデリック・アシュトン
台本:ジャン・ドーベルヴァル
音楽:フェルディナン・エロール
編曲:ジョン・ランチベリー
美術/衣装:オズバード・ランカスター

シモーヌ(裕福な農家の未亡人):アラステア・マリオット
リーズ(その娘):ラウラ・モレーラ
コーラス(若い農夫、リーズの恋人):リカルド・セルヴェラ
トーマス(金持ちのぶどう園主):クリストファー・サウンダース
アラン(その息子):ポール・ケイ

おんどり:ジェームズ・ウィルキー
めんどり:エリザベス・ハロッド、べサニー・キーティング、エマ=ジェーン・マグワイア、ロマニー・パジャク
リーズの友人:タラ=ブリギット・バフナニ、セリサ・デュアナ、フランチェスカ・フィルピ、
メリッサ・ハミルトン、クリステン・マクナリー、ピエトラ・メロ=ピットマン、
サマンサ・レイン、ララ・ターク

村の公証人:トーマス・ホワイトヘッド
公証人の書記:ジェームズ・ウィルキー

その他、村人達、穫り入れをする人たち、馬丁たち:英国ロイヤル・バレエ団

指揮:ダニエル・キャップス
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

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