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2010/07/16

【ドイツ旅行(5)】戦火による廃墟から執念の復元・ニュルンベルク

Img_0505 いいかげん飽きてきた、ゴールデンウィークのドイツ旅行シリーズです。今回はニュルンベルク。ニュルンベルクと聞いても、ワグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と、「ニュルンベルク裁判」くらいしか思いつきません。
 ニュルンベルク旧市街の地形は、中央を東西にペグニッツ川が流れ、その北と南が丘になっています。写真は北の端の高台にあるカイザーブルクです。立派なお城で、12世紀頃に築城が始まり、15〜16世紀に現在の形になったそうです。しかし、この建物は古い物ではなく、新しく復元されたものです。
Img_0508 社会科見学(?)に来ていた子供たち。なにやら仮装しています。写真には写ってませんが、引率の先生も、中世風の衣装を着てました。
 ニュルンベルクの街は第二次世界大戦で壊滅し、歴史的建造物のほとんどが失われてしまったのですが、戦後それらを再建したのだそうです。「な〜んだ、ホンモノじゃないのか。じゃ、価値がないじゃん」などと浅はかにもぽん太は思ってしまったのですが、考えてみれば、第二次大戦におけるドイツの街の破壊は、日本の比ではなかったことでしょう。失われた歴史を取り戻そうというドイツ人の願いは、切実だったのかもしれません。
Img_0511 城から観た旧市街の街並です。なんか……かわいいですね。
 ところで東京の場合、「戦争で破壊された建物や景観が貴重であり、それを戦後復元しよう」などという考えがあったのでしょうか。ぽん太は建築は詳しくありませんが、東京で復元された戦前の建物というのは、あんまり聞いたことがありません。戦争で破壊された街を再建するにあたって、過去の建物を復元する道と、まったく新しい街を造っていく道が考えられますが、ドイツは前者を選択し、日本は後者を選んだといえましょう。もっともドイツなどのヨーロッパにおいては、都市は長年かけて作り上げていく歴史的な遺産であるのに対し、日本、特に江戸は、何度も火事で丸焼けになっては再建を繰り返して来たわけで、建物の捉え方がもともと違うのかもしれません。
Img_0513 画家デューラーが住んでいた家だそうです。へぇ〜〜……って、よく知らんがな。ドイツのルネッサンス期の大画家とのこと。この「メランコリア」(1514年)という銅版画(画像はこちら)は、なんかうつ病関係の本で何回か見たことがあるな〜。
Img_0519 街角の花屋さんです。なんかきれいだったもので……。
Img_0523 ブラウエン教会です。手前の中央広場には市場が出てました。ひょっとしてこの広場が、マイスタージンガーの歌比べが行われたとろこでしょうか?ちょっとググッてみましたが、「野原」というぐらいしかわかりません。今度オペラを観る機会でもあったら、真剣に調べてみましょう。ちなみにヴァルターとエヴァが出会うカタリーナ教会は、戦争で破壊されましたが、外壁の一部が今でも残っているそうです。聖ローレンツ教会の東側、ペグニッツ川の近くだそうです。予め知っていたら、行ってみたのに……。残念でした。
Img_0526 シュパーゲル(ホワイト・アスパラガス)を売ってました。太くてジューシーでおいしそうです。
 ぽん太がニュルンベルクと聞いて思い浮かべるもう一つの「ニュルンベルク裁判」の方は、ニュルンベルク・フュルト地方裁判所600号陪審法廷で行われたそうですが、旧市街からはかなり西に離れたところにあるようです。
Img_0528 ペグニッツ川の川岸と中州にまたがって建てられたハイリヒ・ガイスト・シュピタールという建物です。かつては救済院だったそうで、「境界上にある」というのが、なんか象徴的です。現在はレストランになってます。
Img_0531 聖ローレンツ教会は、ゴシックの装飾が見事です。これも再建されているため、白黒のモザイクのような外観になってます。
 ところで、ぽん太がニュルンベルクと聞いて思い浮かべた「ニュルンベルク裁判」は、ニュルンベルク・フュルト地方裁判所600号陪審法廷(Schwurgerichtssaal 600 im Landgericht Nürnberg-Fürth)で行われたそうですが、旧市街からは西に離れたところにあるようです。
Img_0532 街角のプレッツェル屋さん。プレッツェルと聞くと、ブッシュ大統領が2002年にノドにつめたスナック菓子風のものを思い浮かべますが、ドイツのは大きめで、柔らかく焼き上げたパンです。
Img_0537 ニュルンベルクといえば、ニュルンベルク・ソーセージも名物です。中央広場の近く、旧市庁舎の向かいにある、ブラートヴルストホイスレBratwursthäusleが有名なようです。
Img_0538 お店で食べることもできますが、ちょっと味わいたい時はテイクアウトがおすすめ。細めのソーセージは、外がカリッとして中はジューシー。パンもおいしいです。
Img_0541 食べ物のあとで申し訳ありませんが、旧市庁舎の地下の公衆トイレ。なんか、ドイツ風というか、ベンツみたいでかっこよかったもので……。

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