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2010/10/24

【温泉】両隣の客に悩まされたけど旅館はいいよ 小谷温泉山田旅館(★★★★)

 火打山・焼山・妙高山で紅葉を楽しんだぽん太とにゃん子は、笹ヶ峰から杉野沢林道を西に向かい、乙見山峠を越え、妙高小谷林道を経て、小谷温泉へと抜けました。未舗装ですがフラットな林道で、乙見山峠付近は紅葉がきれいでした。この道は通行止めになることがあるので、通ってみたい方は事前確認を忘れずに。
 で、今宵の宿は小谷温泉山田旅館(おたりおんせんやまだりょかん)です。公式サイトがなさそうなので、@nifty温泉のページにリンクしておきます。実はぽん太とにゃん子は、以前に雨飾山に登った時に、この旅館に泊まったことがあるので、今回は再訪となります。
Img_2191 山田旅館は、古い木造の建物が美しいです。写真は大正時代に建てられた「新館」です。
Img_2190 何やらいい感じの看板が。「獨逸萬國霊泉博覧會出泉」とあります。なんでもドイツで開催された温泉博覧会に、別府・登別・草津とともに、日本代表として出泉されたのだそうです。
Img_2233 そしてこちらが、もともと江戸時代に造られたという本館です。3階部分は大正時代に増築されたとのこと。これらの建物を含む7棟が国の登録有形文化財に指定されています。いわゆる歓楽温泉街の華やかさはありませんが、山中の湯治場の雰囲気が漂います。
Img_2197 本館1階です。障子の白が落ち着いた木の色によく映えます。
Img_2229 帳場の横には、囲炉裏のある古めかしい部屋もあります。
Img_2207 アメニティーの整った別館もありますが、ぽん太とにゃん子は、迷わず古い本館の部屋を選択。廊下との境は障子だけ。となりの部屋との境も、一部は襖だったりします。
Img_2227 廊下にはめ込まれていた漆喰の看板。もともとは外壁に設置されていたものでしょう。
Img_2225 新館の柱に施された象眼の装飾。見事です。
Img_2223 さて、温泉に参りましょう。こちらが新館にある元湯の入り口です。
Img_2210 こちらが浴室です。正面奥の小部屋のようなところの天井からお湯がどぼどぼと注がれております。打たせ湯として使うこともできるようです。なかなかの湯量です。もちろん源泉掛け流し。無色透明ですが、浴槽にためていると少し濁ってきます。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉、泉温45度、少し鉄っぽい味がします。写真右側には、寝湯が見えます。床には滑り止めが敷き詰めてあり、本来の美しいタイルの模様が見えないのが残念です。
Img_2216 廊下に貼ってあった昭和29年の温泉分析表。効能の筆頭に「ヒステリー及び神経衰弱殊に頭部充血の傾向あるもの」と書かれているのが、精神科医のぽん太にはうれしいです。「頭部充血の傾向」というのがどんな病状を指しているのか、よくわかりませんが……。
Img_2202 こちらは別館から行くもうひとつの風呂です。ガラスの右側が……
Img_2201 露天風呂になっております。普通に気持ち良い浴室ですが、やはり元湯のレトロな雰囲気にはかないません。
Pa130257 こちらが夕食です。山小屋2泊のあとですから、ありがたや、ありがたや。地元の食材を用いたおいしいお料理でした。日本海にも近いので、お刺身もいけます。この時期、キノコが何種類も使われていておいしかったですが、混んでて仲居さんが忙しそうで、ゆっくり料理の説明を聞けなかったのが残念です。またこれも混んでいたせいかもしれませんが、魚の塩焼きや天ぷらなどが冷えきっていたのも残念でした。
Img_2218 小谷温泉の夜も更けて、静かに眠りに……つけるとよかったのですが、両隣の客のあまりのうるささに、なかなか眠れませんでした。先ほども書いたように、隣との境は薄い壁一枚、襖一枚なのです。片側は、小学生ぐらいの二人の子供と夫婦の四人連れ。テレビゲームでもやっているのか、昼のうちから「やったー」とか「すげー」とかの歓声が数分おきにあがってましたが、夕食後になっても止まりません。ご両親もたしなめるどころか一緒になって奇声を発しています。反対側は若い夫婦ですが、テレビのお笑い番組を大きな音でかけながら、大声で笑ったり話したりしていました。テレビを見るなとはいいませんけど、夜も更けたら音量を絞るとか、小声で会話するとかして欲しいです。「もう寝るので少し静かにしてください」と言いたかったですが、下手なことを言うと殺されかねない昨今。そこまでいかなくても、入り口に鍵もない部屋ですから、意地悪されると嫌なので、泣き寝入りしました。この夫婦は雨飾山にでも登るのか、翌朝も早朝から大声で話しながら準備をして、騒がしく出かけていきました。
 この日の山田旅館は平日にもかかわらずけっこうな賑わいだったようです。ぽん太とにゃん子はもちろん静かで落ち着いた宿が好みですが、あまり客が少なくて宿がつぶれてしまっても困ります。しかし大勢の客のなかにマナーをわきまえない人たちが混ざっているのも困ります。しかも、注意をしてマナーを伝承していくというシステムが機能していないわけですから、空いている落ち着いた旅館はつぶれ、賑わう旅館は客層が低下するという「温泉崩壊」は、今後ますます進んでいくのかもしれません。
Img_2221 朝食です。いわゆるシンプルな旅館の朝食ですが、素材がいいのでおいしゅうございました。
 湯治の雰囲気を残す美しい木造の建物、源泉掛け流しの温泉、地元の素材のおいしい料理などが高く評価され、ぽん太の評価は4点です。お客さんの問題は、今回の評価の対象にはしておりません。

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