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2010/12/19

【遷都1300年の奈良・近江の旅(6)】近江八幡・ヴォーリズ建築・長寿寺・常楽寺

Img_2499_2 今回の旅もいよいよ最終日。まず、前から一度行ってみたいと思っていた近江八幡を訪れました。
Img_2479 近江八幡は、言わずと知れた近江商人発祥の地です。写真のような古い街並が残っていて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
Img_2482 八幡掘近くのポン菓子屋の親父さん。愛想良く話しかけながら試食を勧めておりました。
Img_2484 八幡掘の紅葉が見事でした。豊臣秀次は城の防御のための掘りを、琵琶湖へ通じる運河として利用することを思い立ち、近江八幡の発展の基礎を築きました。
Img_2491 白雲橋付近です。この八幡掘も、高度成長期にはどぶ川同然となり、埋め立ても計画されたそうですが、市民の力によって美しい景観が取り戻され、最近は時代劇のロケにもしばしば使われているそうです。
Img_2488 ヴォーリズ像です。ぽん太は「建築家」ヴォーリズのことは小耳に挟んだことがあったのですが、彼が近江八幡の英語教師として来日したことや、メンソレータムの近江兄弟社の設立者であることは、初めて知りました。さらにキリスト教の布教にも務め、病院も創ったりしたんですね。
Img_2501 こちらがその近江兄弟社です。近江兄弟社って、近江にあったんですね……。こちらが近江兄弟社のホームページですが、あれれ、「メンソレータム」じゃやなくて「メンターム」になってる。入れ物の絵も、確か看護婦さんだと思ってたら、いつの間にか子供の顔になっている。Wikipediaを見てみると、メンソレータムはもともとアメリカのメンソレータム社の製品で、近江兄弟社が日本での販売権を獲得して製造販売しておりましたが、1974年の近江兄弟社倒産に伴ってメンソレータムの販売権を返上。メンソレータムの販売権は翌年ロート製薬が取得し、さらに1988年には、メンソレータム社そのものもロート製薬に買収されました。その後近江兄弟社は再興したものの、もはやメンソレータムの商標は使えず、自社ブランド「メンターム」を製造販売することになったんだそうです。確かにロート製薬のサイトを見ると、メンソレータムを売ってるし、絵も例の看護婦さんだ。
Img_2494 近江八幡にはヴォーリズの建物がいくつもあります。こちらはヴォーリズ記念館。昭和6年に建てられたもので、ヴォーリズの住宅だったそうです。
Img_2496 こちらは旧八幡郵便局。和洋折衷のかわいらしい建物ですね。
Img_2498 アンドリュース記念館です。明治40年(1907年)年の竣工で、ヴォーリズ建築第一号だそうです。
Img_2493シブい銭湯を発見。八幡温泉という名前のようです。また、冒頭の写真も近江八幡の風景です。大きな瓦屋根が幾重にも重なって、エキゾチックな雰囲気があります。

Img_2504 近江八幡の観光を終えたぽん太とにゃん子は、車を南に走らせ、長寿寺を訪れました。近くにある常楽寺、善水寺とともに、湖南三山として観光売り出し中のようです。ここも紅葉が見事でした。
Img_2516 天平時代に良弁によって建立されたお寺だそうです。写真の本堂は国宝です。また内部にある春日厨子も国宝に指定されております。ご本尊の「子安地蔵尊」は秘仏のため参拝できませんでしたが、重文の「丈六阿弥陀如来坐像」は拝観することができました。
Img_2510 今回の奈良旅行の最中、樹々は紅葉の時期だというのに、美しい大きな花をところどころで見かけました。皇帝ダリアというはなだそうです。
Pb250446 昼食は、寺の前のテント村で販売していた鯖すしと穴子すしをいただきました。「こまや」さんの製造販売で、特に鯖すしは、東海道の石部宿で昔から伝わるものだそうで、商品名「石部金吉すし」だそうです。
Img_2521 湖南三山のもうひとつのお寺、常楽寺です。こちらも紅葉真っ盛りでした。昭和56年(1981年)に重文の風神・雷神・二十八部衆のうち三体が盗難に遭うなどして、以後一般公開をしていなかったそうですが、平成17年(2005年)から公開を再開したそうです。たった一人の住職が、庭の手入れから建物の掃除まで、すべて行っているそうです。盗難防止のため、あちこちに警報装置が張り巡らせれているのが、ちと哀しゅうございました。
Img_2530 国宝の三重塔です。室町時代の応永7年(1400年)建立。屋根の下の部分の木組みが、特に見事な気がしました。

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コメント

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こんにちは。メンソレータムも有名な商標ですね。この名前の付け方安易にすると、大失敗することもあるようです、わたしのブログでは「アップル」「Esso」「白い恋人」の失敗など含めていろいろとこの名前に関することについて掲載してみました。詳細は是非私のブログを御覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2010/12/19 11:51

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