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2011/07/18

【歌舞伎】ちょっと期待はずれの『夏祭浪花鑑』2011年6月新橋演舞場夜の部

 今月はなにかと予定がいっぱいだったので、夜の部だけの観劇です。公式サイトはこちらです。
 まずは「吹雪峠」。昭和10年に初演された宇野信夫の作品とのこと。ということは、21歳くらいのとき!?それはそれですごいけど、極限状態に置かれて人間の本性が出るみたいな陳腐なテーマで、学芸会のような一幕でした。ぽん太はちと不満。
 気を取り直して今回の目玉の『夏祭浪花鑑』ですが、なぜか思ったほど盛り上がりませんでした。歌舞伎初心者のぽん太には、理由はよくわかりません。段四郎の義平次がいまいちだったようにも思います。台詞がぽんぽん出て来ないところがあるので、吉右衛門との掛け合いにリズム感が欠けていましたし、元来の人の良さが伝わって来てにくにくしさが感じられず、殺人に向けて盛り上がって来ませんでした。やはり嫌なヤツといったら市蔵か。一寸徳兵衛が仁左衛門で、吉右衛門とのコンビはいかにも立派なのですが。福助のお辰も悪くなかったが、もすこし凛としたところが欲しかったです。錦之助の磯之丞、なよなよしててはまり役、孝太郎の傾城琴浦も可愛らしかったです。芝喜松のおつぎが味がある。
 で、ことのほか良かったのが、最後の「かさね」。時蔵、魂の入った熱演でした。染五郎も、こういう踊りは色っぽくてカッコいいんですけどね。最後の引き戻されるところは、若い肉体あらばこその迫力でした。

新橋演舞場
六月大歌舞伎
平成23年6月16日

夜の部
一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
                  直吉  染五郎
                  助蔵  愛之助
                 おえん  孝太郎

二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

  住吉鳥居前
  難波三婦内
  長町裏
              団七九郎兵衛  吉右衛門
                女房お梶  芝 雀
                  お辰  福 助
               玉島磯之丞  錦之助
                傾城琴浦  孝太郎
                 伜市松  金太郎
                 堤藤内  桂 三
             大鳥佐賀右衛門  由次郎
                釣船三婦  歌 六
              三河屋義平次  段四郎
               一寸徳兵衛  仁左衛門

三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね
                 かさね  時 蔵
                与右衛門  染五郎

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