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2011年7月の12件の記事

2011/07/31

【歌舞伎】仁左衛門のこんな本格的な三味線を聴けるとは・2011年7月松竹座昼の部

 お次ぎは昼の部。こちらが公式サイトです。
 最初は怪談の「播州皿屋敷」。なに、ばんしゅ〜?番町じゃないのか……。皿屋敷伝説は日本各地にあるそうで、誰が書いたのかWikipediaがとても詳しいです。意外と短い一幕で、死んだと思ったらすぐ化けて出て来ました。
 お菊役の孝太郎がすばらしかったです。最初は鉄山の悪巧みも知らず、可愛らしい仕草で、かいがいしくお皿の入った箱をかかえてやって来ます。言いよる鉄山を拒絶し、皿を数えるように命じられますが、数え始めた時にはまだ悪巧みにまったく気がついていません。しかし途中からだんだんと、鉄山と忠太の様子が変だと思い始めます。二人の顔色を伺いながらお皿を数え続けますが、まだ何が起きているのかわからない様子。そして最後にお皿が足りないことに気付いた時の驚き。ゆっくりと皿を数えるだけのあいだに、すばらしいドラマを作り出してくれました。もちろん最後に幽霊となっての凄まじい姿も迫力満点。
 愛之助の鉄山は、ホンットに卑劣で悪いやつでありながら大きく美しい、歌舞伎独特の悪のヒーローでした。亀蔵が脇役をしっかり務めて芝居をしめておりました。
 つづいて「襖落」は楽しい舞踏。三津五郎のユーモラスで洒脱な踊りが楽しかったです。秀調が大名らしい優雅な雰囲気をただよわせていました。梅枝きれい。
 最後はお待ちかねの「江戸唄情節」。仁左衛門が三味線を披露するというご馳走付きです。三味線というので、てっきり少しくだけた色っぽい曲かと思ったら、本格的な長唄三味線。立三味線として「連獅子」の大薩摩を演奏します。普通でも三味線に拍手がわくという見せ場。ちょっとスピードは遅かったですがなかなか上手で、仁左衛門ファンとしては満足まんぞく。
 仁左衛門演じる杵屋弥市は、元はヤクザですが足を洗って今は立派な三味線弾き。才能と芸にかける意気込みはすごいのですが、ヤクザの性根が抜けきれず、年上の三味線を怒鳴りつけたり、ヤクザの息がかかった芸者に入れあげたり。芸に対する厳しさ、ヤクザの気っ風、米吉への愛情、すべてにおいて仁左衛門の演技は絶品でした。
 時蔵の米吉も、序幕での芸者らしい艶やかさ、二幕目以降の病に伏しながらも夫の才能が世に出ることを願う情愛がすばらしかったです。三津五郎の坂東彦三郎も誠実さと役者の気概を感じましたが、当代随一の人気役者なら、もっと大きさがあってもよかったような気がします。秀太郎のおふさは、芝居茶屋の女将の柔らかさと、愛情から言いにくいことをあえて言う親心が感じられました。彌十郎の七兵衛は親分にしてはいい人すぎるが、こういう役だから仕方ないか。
 大詰めで戸板で運ばれて来た米吉が、夫の晴れの舞台に満足して息絶えるシーンでは、客席のあちこちで鼻をすする音が……。ぽん太も場面ばめんでは感動しましたが、全体としては、残念ながらこういう芝居は嫌いです。登場人物が善人ばかりで、親分の七兵衛すらとってもいい人。これじゃあヤクザとしては、周りになめられるんじゃないでしょうか。「播州皿屋敷」の鉄山のような悪役が登場しません。ではこの芝居の悪役は何かというと、杵屋弥市の「ヤクザの性根」です。自分の悪い性格・心理が敵役であり、それを克服することが求められていて、周りの人たちがみなそれを応援するという構図です。こうした心理的・内面的な芝居は、ぽん太の好みではありません。杵屋弥市が最後に約束通り七兵衛にタタッ斬られるのだったら、まだ納得できるのですが。
 とはいえ、仁左衛門のカッコよさを堪能し、なによりも三味線を聴けたので大満足でした。


大阪松竹座
関西・歌舞伎を愛する会 第二十回
七月大歌舞伎
平成23年7月27日
昼の部

一、播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)
            浅山鉄山  愛之助
            岩渕忠太  亀 蔵
            腰元お菊  孝太郎

二、新歌舞伎十八番の内素(すおうおとし)
            太郎冠者  三津五郎
             鈍太郎  亀 蔵
            次郎冠者  巳之助
             三郎吾  萬太郎
             姫御寮  梅 枝
             大名某  秀 調

三、江戸唄情節(えどのうたなさけのひとふし)

  序幕 芝居茶屋伏見屋より
  大詰 村山座の舞台まで
            杵屋弥市  仁左衛門
      芸者米吉後に女房お米  時 蔵
           坂東彦三郎  三津五郎
            市村家橘  愛之助
          俵屋娘おいと  梅 枝
         隣家の女房お留  吉 弥
            番頭平助  竹三郎
         小揚げの七兵衛  彌十郎
        伏見屋女将おふさ  秀太郎

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2011/07/28

【歌舞伎】仁左衛門の福岡貢に背筋ゾクゾク・2011年7月松竹座夜の部

 仁左さんが出るということで、大阪遠征して参りました。こちらが公式サイトです。
 「車引」は、孝太郎・愛之助・進之介ら、次世代の松嶋屋が勤めました。迫力があり、格調も高く、集中力が感じられる舞台でした。特にこんかい目を見張ったのは進之介。これまであまり着目しておりませんでしたが、しょうゆ顔の役者さんが多い歌舞伎界のなかで、彫りの深いごつごつした感じの表情が仁王像のように力強く、とても大きく見えました。
 続いてお目当て、「伊勢音頭恋寝刃」です。三年前の海老蔵と同じように「相の山」からの通しで、ストーリーがわかりやすかったです。仁左衛門が通し上演を大切にしていることにぽん太も賛成であることは、以前に書きました。ただ、大蔵・丈四郎と林平の追いかけっこの下りは、ちょっと長過ぎる気もしました。舞台の上を歩き回るだけになりがちなだんまりは、二見ヶ浦の観光名所をバックに、ついに太陽が上がって来て密書が読めるという時の流れの待ち遠しさが加わって、とっても面白かったです。
 「伊勢音頭恋寝刃」は夏の芝居。夏の芝居というと、「夏祭浪花鑑」も有名ですが、こちらはねっとりと汗をかく寝苦しい夜のような蒸し暑さが感じられますが、「伊勢音頭」の方は題材にも関わらず涼やかな感じがし、登場人物の服装にも清涼感がありますね。
 仁左衛門、やっぱりい〜ですね〜。福岡貢は伊勢神宮の御師(おんし)という役所。御師とは、参詣者の宿泊や参拝の世話をする、下級の神官だそうです(→Wikipedia)。さらに福岡貢は元武士でもあり、強さと柔らかさを併せ持つ複雑な人物像(「ぴんとこな」というらしい)に仁左衛門がよく似合ってます。油屋で万座のなかで侮辱され、ついに殺人に及びますが、おどろおどろしくならずに、常に美しさと色気を失わない所が、仁左衛門の真骨頂です。
 対する時蔵のお紺もびっくりするほど美しく、愛想尽かしも重くならずにさらりと演じて爽やかでした。その分、秀太郎の万野が嫌みたっぷりの憎々しい演技。前半のつっころばしの万次郎との二役で、大活躍でした。万次郎……う〜ん、若侍に見えます!恐るべし芸の力と歌舞伎ワールド。三津五郎の喜助、忠義心と料理人らしい気っ風の良さが出てました。愛之助、実直な喜助を軽くコミカルに演じ、客席を走り回って多いに客を湧かせてました。逃げ回る大蔵の松之助と、特に丈四郎の當十郎が大熱演で、面白かったです。梅枝のお岸はきれい。芸達者の彌十郎がお鹿。伊勢音頭も華やかでした。
 しかしこの狂言、さんざん滅多切りしておいて、最後は刀と折紙が戻ってめでたしめでたしというラストには、なんか違和感が感じられます。とってつけたようなハッピーエンドは、当時の芝居では多かったんでしょうか?「盟三五大切」でも、最後は突然討ち入りに加わる場面となり、不条理だとか、忠臣蔵の批判だとか言われてますが、実は「伊勢音頭恋寝刃」と同じように、単なるとってつけたハッピーエンドだったのかも。


大阪松竹座
関西・歌舞伎を愛する会 第二十回
七月大歌舞伎
平成23年7月26日
夜の部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

  車 引
           藤原時平公  我 當
           舎人桜 丸  孝太郎
           舎人杉王丸  巳之助
           舎人梅王丸  愛之助
           舎人松王丸  進之介

  通し狂言
二、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)

  相の山
  宿 屋
  追駆け
  地蔵前
  二見ヶ浦
  油 屋
  奥 庭
             福岡貢  仁左衛門
            油屋お紺  時 蔵
           料理人喜助  三津五郎
             奴林平  愛之助
            油屋お岸  梅 枝
            仲居千野  吉 弥
     徳島岩次実は藍玉屋北六  亀 蔵
     藍玉屋北六実は徳島岩次  秀 調
            油屋お鹿  彌十郎
      今田万次郎/仲居万野  秀太郎
            藤浪左膳  我 當

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2011/07/26

【バレエ】『ブラック・スワン』の……。アメリカン・バレエ・シアター《オープニング・ガラ》

 ついにやってきたABT!うれしいな。まずはオープニング・ガラ。見せ場を並べただけ、という感じではなく、全体がショーとして楽しめるように、よく考えたプログラムでした。さすがエンターテイメントの国、アメリカ!途中で眠くならないように、あらかじめ昼寝をしておきました。こちらが公式サイトです。
 まずは《アレグロ・ブリランテ》。初めて観る演目です。ってゆ〜か、チャイコフスキーのピアノ協奏曲「第3番」というのがあるのを初めて知りました。一曲だけかと思っていた。2番と3番は聴いたことがなかったが、よっぽどの駄作なんでしょうか?ひょっとしてヴァイオリン協奏曲も?これはさすがに一曲だけのようです。
 で、バレエに戻ると、バランシンらしいペアとコールドの抽象的でスピーディーなダンス。つないだ腕をくぐっていく動きもありました。ペアはヘレーラとスターンズ。あっと驚くところはありませんが、先鋒として盛り上げます。
 次の《トロイカ》では、シムキン君登場。そしてもうひとつの目玉は、振付けが、あのベンジャミン・ミルピエであること。そう、映画『ブラック・スワン』の振付けを担当した人ですね。
 ベンジャミン・ミルピエはニューヨーク・シティ・バレエのプリンシパル(→こちら)で、振付家でもありますね。フランス人だそうですから、本当は「バンジャマン」と読むべきでしょう。『ブラック・スワン』の主演女優ナタリー・ポートマンと、2010年12月27日に「できちゃった婚約」を発表し、2011年6月14日に男の子を授かったそうですが、「結婚」の文字がちょっとネット上に見当たりません。
 ゴシップネタが続いて恐縮ですが、『ブラック・スワン』でナタリーのダンスシーンの代役を務めたのがABTのサラ・レイン。今回も来日していますが、オープニング・ガラには出てませんね。いったいナタリーが実際にどれくらいを踊ったのかが話題になっております。たとえばこちらの記事(『ブラック・スワン』代役騒動は泥沼化!関係者は大嘘つき!?/2011年4月18日 MovieWalker)によれば、ナタリーは大部分のシーンを自分が踊ったと主張しておりますが、サラは、ナタリーが踊ったのは5%に過ぎず、自分のボディにナタリーの顔をデジタル合成したと言ってるそうです。ちなみにミルピエは、ナタリーが85%踊ったと擁護しているそうです。
 ゴホン、ま、どうでもいいですけど、本題に戻りまして、《トロイカ》の振付けはあんまり面白くありませんでした。なんか日本でいうと、コンビニの前にたむろしている高校生という感じ。シムキン君のキュートさが生きておりません。もちろん、三人のなかではずば抜けて動きがよかったですが。一人を他の二人がリフトするというか、ブランコのように揺らす動きに少しおもしろいところもありましたが、なんか退屈でした。舞台上で辻本玲がチェロを演奏。売り出し中のチェリストのようですね(こちらが公式サイト)。
 ≪くるみ割り人形≫のグラン・パ・ド・ドゥは、男女の体格のアンバランスに注意が釘付け。男性に比べて女性が大きすぎて、リフトが重そうだし、抱え上げても高さがありません。パールトが舞台左手前から対角線上に走って行ってジャンプし、ハムーディが受け止めるところでは、右奥で待っていてるハムーディが、「まじかよ」とビビっているように見えました。何かのいじめか罰ゲームでしょうか?
 ちょと会場を笑わせておいて、本命の登場。レイエスとカレーニョの《ディアナとアクテオン》です。2009年の世界バレフェスでも見ましたが、カレーニョのあたり役ですね。
 「ディアナとアクテオン」というのは、ギリシア神話の物語で、猟犬を連れて狩りをしていたアクテオンが、水浴び中のディアナの裸を見てしまったために、彼女によって鹿に変えられてしまい、自分の飼い犬に食い殺されたという話しです。バレエではその食い殺されるあたりはでてきませんが、力強いアクテオンと美しいディアナのパ・ド・ドゥです。
 カレーニョはお腹にほどよく脂がのり、ジュニアヘビー級の体格。43歳のおじさんとは思えない、力強くダイナミックな踊りは迫力満点で、まさにギリシア神話から抜け出て来たみたい。やっぱりジャンプ力は落ちて来たかな〜と思わせておいて、フィナーレで見せた身体を反らせての連続ジャンプは、高さもあり、とても大きく見えました。回転もすごい。対するレイエスも、軽くて柔らかくも安定感がありました。2008年の『海賊』でギュリナーラを踊った時のキレのよい踊りが、ぽん太の印象に残っています。驚いたのが、レイエスのピルエットをカレーニョが両手でぐるぐる回し続け、最後は片手で廻し続ける技。初めて見ました。
 次いで、「ルグリ」で見たばかりの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。何といっても笑顔が素敵なコレーラの踊りがすばらしかったです。表現力が豊かなだけでなく、とてもスピーディーで、ピルエットの途中でジャンプを交えたりしてました。ボイルストンも笑顔が魅力的なダンサーですが、ピルエットの最後でちょっとふらついたのはご愛嬌。
 ケントとゴメスの「椿姫」は、第3幕<黒>のパ・ド・ドゥ。雰囲気あふれる大人の逸品で、先日「ルグリ」で見た第2幕のパ・ド・ドゥのどこがどうなればこれにつながるのか、全幕を見たことないぽん太にはわかりません。
 最後の「THIRTEEN DIVERSIONS」は、光の演出がとても美しかったです。
 さすがABT、ガラ公演でもオケの生演奏でした。演奏は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。最後のブリテンなど、珍しい曲をご苦労様でした。


アメリカン・バレエ・シアター(ABT)
オープニング・ガラ
2011年7月21日
東京文化会館

≪アレグロ・ブリランテ≫
振付:ジョージ・バランシン/舞台指導:ダーラ・フーヴァー/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー〔ピアノ協奏曲第3番〕
衣裳:カリンスカ/衣裳再飾:ヘイディー・モラレス
パロマ・ヘレーラ   コリー・スターンズ
メラニー・ハムリック,シモーン・メスマー,ルシアナ・パリス,ヒー・セオ,グラント・デロング,ロディー・ドーブル,ジョセフ・フィリップス,エリック・タム
指揮: デイヴィッド・ラマーシュ
ピアノ: バーバラ・ビラック

≪トロイカ≫
振付:ベンジャミン・ミルピエ/音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ〔無伴奏チェロ組曲第2番・第3番より〕/衣裳:ポール・コックス
トーマス・フォースター   ダニール・シムキン   サッシャ・ラデツキー
チェロ: 辻本 玲

≪くるみ割り人形≫のグラン・パ・ド・ドゥ
振付:アレクセイ・ラトマンスキー/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
衣裳:リチャード・ハドソン/助手:ジャスティン・アリエンティ、マウリツィオ・エロリアーガ
ヴェロニカ・パールト   アレクサンドル・ハムーディ
指揮: デイヴィッド・ラマーシュ

≪ディアナとアクテオン≫
振付:アレグリッピーナ・ワガーノワ/舞台指導:ルドルフ・ヌレーエフ/音楽:チェーザレ・プーニ/編曲:ジョン・ランチベリー
シオマラ・レイエス  ホセ・マヌエル・カレーニョ
指揮: デイヴィッド・ラマーシュ

≪チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ≫
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
イザベラ・ボイルストン   アンヘル・コレーラ
指揮: オ-ムズビー・ウィルキンズ

≪椿姫≫ 第3幕<黒>のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/舞台指導:ケヴィン・ヘイゲン、ヴィクター・ヒューズ/音楽:フレデリック・ショパン/衣裳:ユルゲン・ローズ
ジュリー・ケント   マルセロ・ゴメス
ピアノ: イーゴリ・シェヴツォフ

≪THIRTEEN DIVERSIONS≫
振付:クリストファー・ウィールドン/音楽:ベンジャミン・ブリテン(≪ディヴァージョンズ≫より)/衣裳:ボブ・クローレイ
ジリアン・マーフィー      ヒー・セオ
デイヴィッド・ホールバーグ   コリー・スターンズ
マリア・リチェット       シモーン・メスマー
ジャレット・マシューズ     アレクサンドル・ハムーディ
ユン・ヨン・アン,ジェンマ・ボンド,メラニー・ハムリック,イザドラ・ロヨラ,ルシアナ・パリス,クリスティーン・シェヴチェンコ,デヴォン・トウシャー,リアン・アンダーウッド,フリオ・ブラガド=ヤング,グレイ・デイヴィス,グラント・デロング,ロディー・ドーブル,ケネス・イースター,ジョセフ・ゴラック,ブレイン・ホーヴェン,アイザック・スタッパス
【テーマ】-【ヴァリエーション1.レシタティヴ】-【ヴァリエーション2.ロマンス】-【ヴァリエーション3.行進曲】-【ヴァリエーション4.ルバート】-【ヴァリエーション5.コラール】-【ヴァリエーション6.夜想曲】
【ヴァリエーション7. バディヌリ】【ヴァリエーション8.リトミコ】-【ヴァリエーション9a.トッカータⅠ】-【ヴァリエーション9b.トッカータⅡ】-【ヴァリエーション10.アダージョ】-【ヴァリエーション11.タランテラ】
指揮: オ-ムズビー・ウィルキンズ

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2011/07/25

【歌舞伎】「江戸の夕映」が出色。2011年7月新橋演舞場夜の部

 こちらが本公演の公式サイトです。
 最初の「吉例寿曽我」は、いつも見る「寿曽我対面」とは違ってさしたる内容はなく、がんどう返しの仕掛けと、せり上がって来た時の錦絵のような美しさが眼目。こういうリアルなフィギュアを作ったら売れるんじゃないでしょうか。お土産コーナーで売ってる歌舞伎人形は、少しかわいくデフォルメしすぎです。梅丸くんの喜瀬川亀鶴がかわいかったです。
 続いて海老蔵の「鏡獅子」。確かに美形だし、「あの」海老蔵が女形というギャップがあり、ソツなくこなしていましたが、やはり色気や面白みにはかけ、前半は思わず昏睡。後半、獅子の精となってからは、並外れたパワーと迫力に圧倒されました。毛振りもまだまだ余裕があります。普通より50センチくらい長い特製のカツラにしてもいいのでは?今の若い海老蔵ならではの身体能力。いつぞやの「義経千本桜」の狐忠信で、平舞台から二重に両足をそろえてひとっ飛びで飛び上がってみせたのを思い出しました。
 「江戸の夕映」は平成18年に見ておもしろくなかった記憶があり、しょうじき期待していませんでしたが、思いのほかの収穫。今月で一番よかったのでは?
 前回とどこが違うのかと考えてみるに、やはり團十郎、左團次、福助、萬次郎といった役者がそろって、「歌舞伎」になっている点だと思います。だいたいこの演目、ストーリーはたいして面白くないし、序幕では武士として死ぬために蝦夷地に赴こうという実直な青年だった小六が、第三幕の蕎麦屋ではとつぜん渡世人みたいになっているのも変だし、お登勢が偶然通りかかるのもわざとらしい。現代劇っぽく演じると、学芸会みたいになってしまいます。しかし今回の舞台では、歌舞伎として「異化」されていたので、そうした矛盾が劇としての面白さとして感じられました。同じ人物が幕が変わるとまったく違ったキャラクターで出てくるのは、歌舞伎ではあたりまえです。
 團十郎の台詞まわしも、へたくそだと言う人もいますが、現代劇だったらそうかもしれませんが、歌舞伎としては独特の様式感を伴った情が感じられると、ぽん太は思います。左團次も碁会所の場で、役者としての風格でもって、時代におもねない元武士の品格と、お殿様のおおらかさを表現しておりました。福助も、おりきのような気っ風のいい姉御の役の方が、楊貴妃よりも似合ってます。萬次郎のおきんも、しっかりと芸のうまさを見せてくれました。壱太郎のお登勢もうまかわいい。
 というような周りの役者(言及しなかったひとも含めて)に恵まれて、海老蔵も好演。「戻ってくるのを皆でまちわびる」というところが意味深ですが、武士の生き方に命をかけるのと、酔っぱらって暴力事件に巻き込まれるのとでは、根本的に違うので勘違いしないように。
 男女蔵、もう少し痩せましょう。


新橋演舞場
七月大歌舞伎
平成23年7月
夜の部

一、吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)

  鶴ヶ岡石段の場
  大磯曲輪外の場
                工藤祐経  梅 玉
                曽我五郎  松 江
                曽我十郎  笑 也
               朝比奈三郎  男女蔵
                秦野四郎  弘太郎
               喜瀬川亀鶴  梅 丸
               化粧坂少将  春 猿
                大磯の虎  笑三郎
                八幡三郎  猿 弥
               近江小藤太  右 近

二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
          小姓弥生後に獅子の精  海老蔵
            家老渋井五左衛門  市 蔵
             用人関口十太夫  亀 鶴
                胡蝶の精  玉太郎
                同     吉太朗
                 局吉野  右之助
               老女飛鳥井  家 橘

三、江戸の夕映(えどのゆうばえ)
                堂前大吉  團十郎
                 おりき  福 助
                本田小六  海老蔵
                 お登勢  壱太郎
                  徳松  男女蔵
                黒岩伝内  亀 鶴
               網徳娘お蝶  宗之助
               吉田逸平太  市 蔵
              松平妻おむら  家 橘
                 おきん  萬次郎
                松平掃部  左團次

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2011/07/24

【バレエ】ルグリ別格!マニュエル・ルグリの新しき世界II・Bプロ

 原発事故の影響で、予告されていた多くのダンサーが来日せず、プログラムも大幅変更になったのが残念です。一時は公演中止も検討されたけど、ルグリの強い希望で実現したとのこと。来日してくれたアーティストには感謝するばかり。こちらが公式サイトです。
 幕開きの「ビフォア・ナイトフォール」は、演目もダンサーもぽん太は初めて。東京バレエ団の群舞を従え、エレガントでありながらどこか不安が漂う大人のダンスでした。
 続いて「ドン・キホーテ」ですが、見慣れたものとはだいぶ違うようで、どうやらヌレエフの振付けだそうです。このペアもぽん太はお初でしたが、二人とも驚異的なテクニックで、バランスが良く、踊りが正確で、回転もすばらしかったです。リュドミラ・コノヴァロワは、グラン・フェッテ前半をすべて2回転で決めてました。デニス・チェリェヴィチコは、跳び回し蹴りを連続しながら移動する技(名称不明)が、高くて見事でした。
 「モペイ」は、2年前の《マニュエル・ルグリの新しき世界》でのフォーゲルの踊りが記憶に残っています。ダンサーは木本全優という日本人。これまたぽん太は初めてでした。背が高くて顔が小さくて均整がとれており、背中の筋肉も美しい。なんでも2005年のローザンヌのファイナリストだとか。きびきびとした動きでよかったですが、まだちょっと必死そうで、ユーモアに欠けていた気がします。でも今後が楽しみです。
 さて、いよいよアイシュヴァルトとフォーゲル登場。ノイマイヤーの「椿姫」は全幕を観たことがないのですが、フォーゲルは純朴そうな青年で、オペラの「椿姫」からは想像できない穏やかで幸せそうな二人の踊りでした。
 「クリアチュア」は、アジアっぽい振付けが似合う上野水香ですが、バナと比べるとちょっと見劣りが。でも大健闘。
 前半の〆でルグリ登場。ポラコワと「マノン」の第1幕のパ・ド・ドゥを踊りました。さすがルグリ。これまでのダンサーとは全然違います。喜びが全身から満ちあふれ、一挙一動がまるで言葉のように語りかけているみたいでした。
 休憩をはさんで「サイレント・クライ」はバナのソロ。武道を思わせる動きが面白く、精神性を感じる踊りでした。
 「グラン・パ・クラシック」は……忘れた。「カノン」、木本くんが三人のなかで一番よかったような。
 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」では、フォーゲルが白タイツ姿で登場。な、なんか、体つきが変わりましたね。以前はひょろりとして子供っぽい体型だった気がしますが、太ももなどに筋肉がついて、すっかり大人っぽくなりました。長い手足が、大きくて滞空時間の長いジャンプや柔らかい動きによく映えて、会場も大興奮で拍手喝采でした。
 さて、トリはルグリとアイシュヴァルトの「オネーギン」。何年も前に、ルグリがルディエールと踊ったのを観ましたが、そのときは強い印象を受けたものの、まだ「オネーギン」のストーリーも知りませんでした。状況がつかめた今、ルグリの登場シーンを見ただけで胸にぐっとこみ上げてくるものがあります。同じ「愛」でも、先ほどの喜びに満ちあふれた「マノン」とは異なり、真剣に思い詰めた表情です。知的だが人間性に欠け、世の中を斜めに見ている偏屈なオネーギンが、遅ればせの恋の炎に翻弄され、すでに人妻であるタチアーナに思いを寄せているのです。タチアーナにとって、実はオネーギンは初恋の人。心が思わず揺らぎそうになります。オペラだと、いまや公爵夫人となったタチアーナが毅然とした態度でオネーギンに別れを告げるのですが、バレエでは愛欲の高まりの絶頂で急転直下オネーギンからの恋文を破り捨て、オネーギンは逃げるかのように走り去って行きます。ほんの短い間のバレエでしたが、「オネーギン」の全てを集約して表現しておりました。感動しました。こういう踊りは、ルグリにしかできません。


<マニュエル・ルグリの新しき世界II>Bプロ
2011年7月18日
東京文化会館

「ビフォア・ナイトフォール」
振付:ニル・クリスト 音楽:ボフスラフ・マルティヌー
ニーナ・ポラコワ、ミハイル・ソスノフスキー
高村順子-宮本祐宜、佐伯知香-松下裕次、吉川留衣-長瀬直義

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/ルドルフ・ヌレエフ 音楽:レオン・ミンクス
リュドミラ・コノヴァロワ、デニス・チェリェヴィチコ

「モペイ」
振付:マルコ・ゲッケ 音楽:C.P.E.バッハ
木本全優

「椿姫」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト、フリーデマン・フォーゲル

「クリアチュア」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:デム・トリオ(トルコの伝統音楽)、マジード・ハラジ、ダファー・ヨーゼフ
上野水香、パトリック・ド・バナ

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
ニーナ・ポラコワ、マニュエル・ルグリ

「サイレント・クライ」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:J.S. バッハ
パトリック・ド・バナ

「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー 音楽:フランソワ・オーベール
リュドミラ・コノヴァロワ、ドミトリー・グダノフ

「カノン」
振付:イリ・ブベニチェク 音楽:オットー・ブベニチェク、ヨハン・パッヘルベル
デニス・チェリェヴィチコ、ミハイル・ソスノフスキー、木本全優

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:P.I. チャイコフスキー
バルボラ・コホウトコヴァ、フリーデマン・フォーゲル

「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I. チャイコフスキー
マリア・アイシュヴァルト、マニュエル・ルグリ

ピアノ:三原淳子(「椿姫」)

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2011/07/23

【歌舞伎】海老蔵復活。2011年7月新橋演舞場昼の部

 海老蔵復活、観て参りました。以前は「えびぞー、えびぞー」と騒いでいたにゃん子ですが、あの事件以来かなり熱がさめたようで、今回は3階右袖席での観劇です。公式サイトはこちら
 まずは澤瀉屋一門で『義経千本桜』から「鳥居前」。義経と静御前の別れを描いた一幕です。ずいぶん身体が引き締まった右近の佐藤忠信が、なかなか迫力がありました。
 続いて『勧進帳』。『義経千本桜』と『勧進帳』はまったく異なる演目ですが、両方とも義経を扱っていて、後日談になっているところがちょっと面白い組み合わせですね。
 海老蔵が富樫を演じますが、團十郎の弁慶、梅玉の義経という豪華な配役。海老蔵の最初の名乗りは、脇役の富樫にしてはちょっと堂々としすぎている気もしますが、狂言の主役は弁慶だけど、今回のステージの主役は海老蔵なので、これでいいのかもしれません。
 團十郎の弁慶は、さすがに立派。たしか以前に教育テレビで團十郎が『勧進帳』の解説をしてました。團十郎の解釈は、富樫ほどの武将なら一目で山伏たちが義経一行であることは見抜いているはずで、尻尾を出させようとしたがうまくいかず、見逃すことを決意した。しかし部下が義経に似た人物がいると注進したため、役目上やむなく止めざるを得なくなった、というものでした。そのあたりの細かい心理描写は、あまり感じ取れませんでした。もっともそれはハラであって、あからさまに演じてはいけないのかもしれません。
 でも最初に言ったように、今回の席は3階右袖だったので、富樫がよく見えません。ううう、左袖にすればよかった。最後の顔を上げての引っ込みなどは、乗り出して見させていただきました。
 代わりに梅玉の義経がよく見えました。弁慶と富樫がやり取りをしているあいだ、じっと座っているだけと思っていた義経が、笠に手をやったりと、意外と動いているのに初めて気がつきました。あれは一つひとつ決められた演技なんでしょうか、それともアドリブみたいなもんなんでしょうか。しかし梅玉の義経は、気品と悲哀があって最高ですね。(これも乗り出して見た)判官御手もよかったです。
 最後の『楊貴妃』は初めて見た演目。大佛次郎の作で昭和26年(1951年)に初代水谷八重子の楊貴妃で初演され、歌舞伎では昭和28年(1953年)に上演されたそうです。
 若き楊貴妃は、美しい高力士に恋心をいだきますが、彼が宦官であることを知って傷つきます。やがて玄宗皇帝の妃となった楊貴妃は、美貌と権力でもって高力士をもてあそびます。出世のために宦官となり、屈折した思いを抱いている高力士は、楊貴妃を愛しながらもその身体ゆえに愛しきれず、ついに自らの手で楊貴妃を殺します。
 もちろん海老蔵が高力士を演じます。玉三郎との泉鏡花で鍛えた演技を発揮か。新作にも強い福助の楊貴妃もゴージャスで悪くなかったです。でも全体として、倒錯的でエロティックな感じがいまひとつ足りなかった気がします。
 

新橋演舞場
七月大歌舞伎
平成23年7月
昼の部

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  鳥居前
          佐藤忠信実は源九郎狐  右 近
                 静御前  笑 也
                早見藤太  寿 猿
               武蔵坊弁慶  猿 弥
                 源義経  門之助

二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
               武蔵坊弁慶  團十郎
               富樫左衛門  海老蔵
                亀井六郎  友右衛門
                片岡八郎  権十郎
                駿河次郎  松 江
               常陸坊海尊  市 蔵
                 源義経  梅 玉

三、楊貴妃(ようきひ)
                 楊貴妃  福 助
                 高力士  海老蔵
         天真の従兄のちの楊国忠  権十郎
          一の姉のちの韓国夫人  笑三郎
          二の姉のちの虢国夫人  春 猿
          三の姉のちの秦国夫人  芝のぶ
                 女道士  歌 江
             竜武将軍陳元礼  猿 弥
                  李白  東 蔵
                玄宗皇帝  梅 玉

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2011/07/22

【バレエ】ロミオじゃないよ。新国立バレエ『ロメオとジュリエット』

 先日Kバレエの『ロミジュリ』を観たばかりだったので、違いを比較しながら楽しんできました。まず題名が違う!「ロミオ」と「ロメオ」。Romeoと書いて英語ではロミオ、イタリア語ではロメオらしい。例えばこちらのサイト(発音ガイドForvo)でお聞き比べ下さい。でもそれだったら、「ロメオとジュリエッタ」じゃあないのか?ううう、ぽん太にはよくわからん。
 その他の違いは……忘れてしまいましたcrying。観たのがもう1ヶ月近く前なので。
 ロメオが、ティボルトを殺してしまったことをキャピュレット夫人に謝るのは、初めて見た気がします。パリスが結婚を拒否するジュリエットに対して、いきなり暴力的になるシーンにはびっくりしました。手紙がロミオに届かないことを伝えるシーンはありませんでした。マンドリン・ダンスの衣装がポンキッキのムックというか、派手な自動車の洗車機のモップというか、珍しかったですけどちと引きました。
 わざわざタイトルに「マクミランの」とついておりますが、今回の振付けは、どの程度マクミラン版に忠実だったのでしょうか。これもぽん太にはわかりません。
 主役はリアン・ベンジャミンとセザール・モラレス。ベンジャミンは、昨年の英国ロイヤルの『うたかたの恋』でルドルフの愛人マリー・ヴェッツェラを、またモラレスはつい先日の英国バーミンガム・ロイヤルの『真夏の夜の夢』でオベロンを観たはずなのに、ともに記憶にニャイ!crying
 ジュリエットのベンジャミンは、バルコニーシーンももちろんすばらしかったですが、それ以降の悲劇的な感情表現が見事でした。ロメオのセザール・モラレスはチリ人だそうですが、ちょっとインディオの血が入っている感じ。はっと驚かせるようなジャンプやスピンはありませんが、柔らかく大きく優雅で、安定した踊りでした。マキューシオの福田圭吾、もう少し踊りにキレが欲しかったです。
 美術は美しく、特にバルコニーシーンは、月灯りに青白く照らされて、ノイシュヴァンシュタイン城みたいに耽美的でした。オケも悪くなかったです。
 公式サイトはこちら


マクミランの
ロメオとジュリエット
MacMillan’s Romeo and Juliet
新国立劇場・オペラ劇場
2011年6月26日

【振 付】ケネス・マクミラン
【音 楽】セルゲイ・プロコフィエフ
【監 修】デボラ・マクミラン
【舞台美術・衣裳】ポール・アンドリュース
【照 明】沢田祐二

【指 揮】大井剛史
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

ジュリエット:リアン・ベンジャミン<英国ロイヤルバレエ>
ロメオ:セザール・モラレス<英国バーミンガム・ロイヤルバレエ>
マキューシオ:福田圭吾
ティボルト:輪島拓也
ベンヴォーリオ:菅野英男
パリス:厚地康雄
キャピュレット卿:森田健太郎
キャピュレット夫人: 湯川麻美子
乳母:遠藤睦子
ロザライン:川村真樹
大公:内藤博
ロレンス神父:石井四郎
モンタギュー卿:小笠原一真
モンタギュー夫人:千歳美香子
3人の娼婦:寺田亜佐沙子、堀口純、北原亜希
ジュリエットの友人:大和雅美、井倉真未、細田千晶、川口藍、加藤朋子、盆子原美奈
ロザラインの友人:酒井麻子
マンドリン・ソリスト:グリゴリー・バリノフ
マンドリンの踊り:アンダーシュ・ハンマル、小口邦明、清水裕三郎、田中俊太朗、原健太

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2011/07/21

【オペラ】舞台はぎっしり客席ガラガラ/メトロポリタン・オペラ『ラ・ボエーム』

 見て参りました。豪華なセットに豪華なキャスト。「いよっ、アメリカ、世界一」という感じでしたが、被災地のことを考えるとちょっと贅沢すぎて、場違いというか、申し訳ない気もしました。公式サイトはこちらです。
 とにかく舞台美術がすごいです。リアルで奥行きがあります。特に第2幕のクリスマスの群衆シーンは、パリの街並を舞台上に再現したみたいで、人物も200人以上いるんじゃないかしら。舞台狭しとひしめきあい、とにかく凄い迫力でした。屋根裏部屋のセットは、ちょっと斜めに遠近法を聞かせてあり、どことなくディズニーのアニメっぽい感じもしました。また雪のシーンも、空気遠近法のように遠くが霞んでいて、まるで風景画のよう。モノトーンな色調に情緒が感じられました。
 歌手もみなスタイルがいいし、声量があり、ぽん太の聴いていた3階の後ろまでしっかり声が響いてきました。ただ、原発事故の関係なのか、指揮者のレヴァインをはじめ、何人もの歌手が来日を見合わせたのは残念。ネトレプコのミミを聴いてみたかった。このぽん太の損害は、東京電力に請求すればいいのでしょうか? 来てくれた出演者やスタッフには、感謝、感謝……。おわびを兼ねてなのか、全員にプログラム無料プレゼントでした。
 ということで、ミミはバルバラ・フリットリ。声が伸びやかで柔らかく、清楚な雰囲気がよかったですが、昨年トリノ王立歌劇場でおなじミミを聴いていたので、ちと複雑です。ムゼッタのスザンナ・フィリップスは、いかにもあばずれのヤンキー娘といった感じで、テーブルをひっくり返したり、スカートをたくし上げて脚を見せたりします。バレエの『ピーターラビット』にでてきた、ドールハウスをめちゃめちゃにしてしまう、2匹のネズミを思い出しました。
 公演の楽日だったせいか、カーテンコールは大盛り上がりでした。楽団員もステージにあがり、出演者が舞台上から客席の様子をパチパチとカメラに収めておりました。
 会場は巨大なNHKホール。以前に邦楽を聴いたとき、鼓をたたくのが見えてから音が聞こえるまで、タイムラグがあるのにびっくりしたことは以前に書きました。震災の影響もあったのか、空席が非常に目立ちました。いっそのこと、席移動自由にして欲しかったです。


メトロポリタン歌劇場
ラ・ボエーム
ジャコモ・プッチーニ
NHKホール
2011年6月19日

指揮:ファビオ・ルイジ
演出:フランコ・ゼッフェレッリ
美術:フランコ・ゼッフェレッリ
衣装:ピーター・J・ホール
照明:ギル・ウェクスラー
舞台監督:J. ナイテン・スミット

ミミ:バルバラ・フリットリ
ムゼッタ:スザンナ・フィリップス
ロドルフォ:マルセロ・アルバレス
マルチェッロ: マリウシュ・クヴィエチェン
ショナール: エドワード・パークス
コッリーネ: ジョン・レリエ
ベノワ/アルチンドロ: ポール・プリシュカ
パルピニョール:ダニエル・クラーク・スミス
巡査部長:ジェイソン・ヘンドリックス
税関の役人:リチャード・ピアソン

合唱指揮:ドナルド・パルンボ
日本ツアー・音楽コーディネーター:ホワード・ワトキンス
副指揮:ギルド・ティ・ヌンツィオ、ロバート・モリソン、デリック・イノウエ、キャロル・アイザック、ジョナサン・ケリー
舞台監督助手:グレゴリー・ケラー
ステージバンド指揮:グレゴリー・バチャルター
プロンプター:キャロル・アイザック
児童合唱:TOKYO FM少年合唱団(合唱指導:太刀川悦代、米屋恵子、金井理恵子)

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2011/07/18

【歌舞伎】ちょっと期待はずれの『夏祭浪花鑑』2011年6月新橋演舞場夜の部

 今月はなにかと予定がいっぱいだったので、夜の部だけの観劇です。公式サイトはこちらです。
 まずは「吹雪峠」。昭和10年に初演された宇野信夫の作品とのこと。ということは、21歳くらいのとき!?それはそれですごいけど、極限状態に置かれて人間の本性が出るみたいな陳腐なテーマで、学芸会のような一幕でした。ぽん太はちと不満。
 気を取り直して今回の目玉の『夏祭浪花鑑』ですが、なぜか思ったほど盛り上がりませんでした。歌舞伎初心者のぽん太には、理由はよくわかりません。段四郎の義平次がいまいちだったようにも思います。台詞がぽんぽん出て来ないところがあるので、吉右衛門との掛け合いにリズム感が欠けていましたし、元来の人の良さが伝わって来てにくにくしさが感じられず、殺人に向けて盛り上がって来ませんでした。やはり嫌なヤツといったら市蔵か。一寸徳兵衛が仁左衛門で、吉右衛門とのコンビはいかにも立派なのですが。福助のお辰も悪くなかったが、もすこし凛としたところが欲しかったです。錦之助の磯之丞、なよなよしててはまり役、孝太郎の傾城琴浦も可愛らしかったです。芝喜松のおつぎが味がある。
 で、ことのほか良かったのが、最後の「かさね」。時蔵、魂の入った熱演でした。染五郎も、こういう踊りは色っぽくてカッコいいんですけどね。最後の引き戻されるところは、若い肉体あらばこその迫力でした。

新橋演舞場
六月大歌舞伎
平成23年6月16日

夜の部
一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
                  直吉  染五郎
                  助蔵  愛之助
                 おえん  孝太郎

二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

  住吉鳥居前
  難波三婦内
  長町裏
              団七九郎兵衛  吉右衛門
                女房お梶  芝 雀
                  お辰  福 助
               玉島磯之丞  錦之助
                傾城琴浦  孝太郎
                 伜市松  金太郎
                 堤藤内  桂 三
             大鳥佐賀右衛門  由次郎
                釣船三婦  歌 六
              三河屋義平次  段四郎
               一寸徳兵衛  仁左衛門

三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)
  かさね
                 かさね  時 蔵
                与右衛門  染五郎

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2011/07/17

【歌舞伎】もっと大胆な演出を期待・コクーン歌舞伎『盟三五大切』

 勘三郎の病欠で迎えた今年のコクーン歌舞伎。公式サイトはこちらです。前回の1998年は観てないので、コクーンでは『盟三五大切』は今回が初めてでした。
 結論からいうと、『盟三五大切』ファンのぽん太としては、これでは納得できません。昨年のコクーン歌舞伎は、『佐倉義民伝』をラップと組み合わせるというもので、ぽん太の好みではありませんでしたが、それなりに斬新で意欲的な演出だったと思います。ところが今回は、脚本(台詞)はほぼ原作を踏襲し、演出上の解釈で趣向をこらすという方式。その解釈も、源五兵衛が巡る因果と我が身の行いに、生きることの不条理を感じて泣き濡れるというもの。ラストは「人生あたかも夢のごとし」で終わります。
 ぽん太が『盟三五大切』を好きな理由は、登場人物の心理などは顧みずに、劇としての必然性によって貫かれているからで、それがかえって現代的であり、また昨今の動機が理解できない犯罪にも通じてるように思われるからです。今回の串田和美の演出は、源五兵衛の「内省」に焦点を当てておりますが、これではこれまでさんざん繰り返されて来た「近代的」な心理劇に後戻りしたように思われます。
 また心理劇にしてしまうと、脚本上の矛盾が逆に気になってきます。たとえば源五兵衛は、なぜあれほど執拗に三五郎を殺そうとしたのかがわからないし、また泣きながら寺にたどり着いた源五兵衛が、いきなりパクパク飯を食い始めるのも不自然です。
 パロディ性、特に『仮名手本忠臣蔵』のパロディであるという面は、かなり抑えられていたようですが、これはコクーンの客層にはわかりにくいでしょうから、仕方のないところか。
 源五兵衛が小万の首をいとおしそうに抱えて帰って行くところの猟奇的な美しさがぽん太は好きなのですが、今回の演出では自分のしでかしたことの恐ろしさにおののきながら帰る、という感じになってました。
 本水の演出は、確かに観客がビニールをかぶって水しぶきをよけるのは楽しいですが(座布団の上にビニールシートが置いてあると、ちょっとワクワクします)、今回の演出なら、あえて観客にしぶきがかかる手前に雨を持ってこなくてもよかった気もします。
 橋之助の源五兵衛はなかなかよかったですが、もともと豪放な雰囲気が持ち味なうえに、演出の意図もあって、猟奇的な美しさがなかったのは残念。菊之助の小万、辰巳芸者の色気と気っ風、騙すことを後悔する正直さ、殺されるところでの嗜虐美と哀れさ、どれをとっても完璧でした。でも歌舞伎座ではなくコクーンなので、ちょっとくだけたところがあってもよかったかも。勘太郎の三五郎もきっちり演じていたけど、楷書すぎて粋さと色気が不足。七之助はこんかいは他の舞台があったのかしら。
 坂東彌十郎の家主はいつもながら上手。てっきり笹野高史が家主かと思っていたら、了心とますます坊主の二役。ますます坊主はやりたい放題。本気で台詞が出てこないのかよくわからない変な間が面白く、了心の真面目なシーンでも思わず笑いそうになりました。コクーン歌舞伎の楽しみのひとつです。八右衛門の中村国生は悪いけどダメ。高校生になったばかりといっても、歌舞伎役者の倅が金を取って舞台に出ているんですから、もっと頑張りましょう(なんて、偉そうにごめんね)。
 音楽はショスタコービッチの交響曲第5番の3楽章ですか?チェロの曲は知りませんでした。
 最後に討ち入りを呼びかける声は勘三郎とのこと。舞台に出たくて出たくて仕方がない様子が感じられて、よかったです。


渋谷・コクーン 歌舞伎第十二弾
盟三五大切
かみかけてさんごたいせつ
平成23年6月15日
シアターコクーン

四世鶴屋南北 作
  串田和美 演出・美術
           薩摩源五兵衛実ハ不破数右衛門  中村 橋之助
          芸者妲妃の小万実ハ神谷召使お六  尾上 菊之助
       船頭笹野屋三五郎実ハ徳右衛門倅千太郎  中村 勘太郎
                     芸者菊野  坂東 新 悟
                 若党六七八右衛門  中村 国 生
                 徳右衛門同心了心  笹野 高 史
                 船頭お先の伊之助  片岡 亀 蔵
富森助右衛門/家主くり廻しの弥助実ハ神谷下部土手平  坂東 彌十郎

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2011/07/16

【オペラ】原発が安全と信じ続ける蝶々さんに涙・『蝶々夫人』新国立劇場

 2009年1月にババジャニアンの蝶々夫人で初めて観て、とても感動した栗山民也演出のプロダクション。公式サイトはこちらです。
 観るのが2回目なので前回ほどの驚きはありませんでしたが、今回も涙が止まりませんでした。プッチーニには『トスカ』とか『ラ・ボエーム』とか名作がいろいろあるけれど、ぽん太はいまいち感情移入できません。でも『蝶々夫人』はなぜかツボにはまる。なぜでしょう。プッチーニが日本人固有の心性をつかんでいたのでしょうか。ちなみにぽん太は、このオペラは蝶々夫人の純愛を描いたものではなく、ピンカートンに裏切られると実はわかっていながら、一方で戻って来ると信じ続けるという、複雑な心理構造を描いている考えていることは、以前の記事で書いた通り。原発は危険だとわかっていながら、それに気付かず暮らしていたわれわれの心理と同じですね。あ、純愛というのは、そもそもそういうものなのかも知れませんね。
 タイトルロールのオルガ・グリャコヴァ、声に柔らかさが欠けるのが少々気になりましたが、第2目になって緊迫感が高まってくると声質が生きてきて、歌声が胸に迫って来ました。ピンカートンのゾラン・トドロヴィッチは、真面目そうであんまり女ったらしぽくありませんでした。なんじゃ今回はシャープレスが日本人か、と高をくくっていたところ、豊かな声量で堂々たる歌いっぷり、ガタイも含めて外人に見劣りしません。甲斐栄次郎さん、プログラムを見たらウィーン国立歌劇場の専属ソリストなんですね。恐れ入りました。前回と同じキャスティングの大林智子のスズキは、そつなく安心して観ていられました。高橋淳のゴローも、蝶々さんをあの人この人に紹介する怪しい人物でありながら実は人がよさそうで、洒脱な味わいがありました。ヤマドリの松本進、声量がありますね。
 オケと指揮に関してぽん太が論評できないのは、毎度のこと。
 震災後、またこうしてオペラを鑑賞できるようになったことがうれしかったです。空席が目立ったのがちと残念でした。


蝶々夫人
Giacomo Puccini:Madama Butterfly
ジャコモ・プッチーニ/全2幕
2011年6月12日
新国立劇場・オペラ劇場

【指 揮】イヴ・アベル
【演 出】栗山民也
【美 術】島 次郎
【衣 裳】前田文子
【照 明】勝柴次朗

【蝶々夫人】オルガ・グリャコヴァ
【ピンカートン】ゾラン・トドロヴィッチ
【シャープレス】甲斐栄次郎
【スズキ】大林智子
【ゴロー】高橋 淳
【ボンゾ】島村武男
【ヤマドリ】松本 進
【ケート】山下牧子

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

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2011/07/15

【バレエ】どっぷり感情移入・Kバレエカンパニー「ロミオとジュリエット」

 忙しや忙しや、ようやく6月の報告に入りましたが、まだ忘却のスピードの方が早い。この公演の公式サイトはこちらです。
 1ヶ月以上前に見たのですが、とにかく、とても感動したのを覚えています。Kバレエは豪華でストーリーもわかりやすく、これまで「眺める」感じでちょっと距離を置いて観ていたのですが、今回はどっぷりと感情移入してしまいました。
 しかし、Kバレエの「ロミジュリ」は以前にも観たはず。なんか、あんまり印象に残っていないけれど……。2009年の10月に観ているようです。そのときの記事を読み返してみても、たしかに気がのらない感じの感想です。前回と振付けが変わっているのかしら?それとも前回のぽん太の体調(精神調?)が悪かったのか。ド素人のぽん太にはよくわかりません。
 冒頭にマンドリンの踊りで始まるのもちょっと変わってます。それからいつもは退屈なチャンバラが続く場面で、男性のパ・ド・トロワなど見応えがある踊りを堪能できます。舞踏会で、鎧を着た人が踊るのも、時代考証的にはどうなのかわかりませんが、無気味な音楽とイメージが合ってて、面白いアイディアでした。
 バルコニーシーンも、前回の記事では、ロミオが一人で踊って、そのあとはリフトばばっかりと、否定的に書かれていますが、とっっっても良かったです。ロミオの踊りも熊哲の身体能力がいかんなく発揮され、喜びにはち切れんばかりの躍動感がありました。後半のリフトも美しく軽やかで、愛の高まりを見事に表現しておりました。途中で投げるようなリフトも、息を飲みました。あまり観たことがない振付けですが、もとの振付けがあるのでしょうか。どこからどこまでが熊川のオリジナリティなのか、ぽん太にはわかりません。
 ジュリエットのロベルタ・マルケスは、子供っぽい初々しさにはかけますが、後半の悲劇的な盛り上がりでの表現力がすばらしかったです。橋本直樹のマキューシオ、踊りも演技も上手。パリスの宮尾俊太郎、ちょっとかっこ良すぎ。乳母の前田真由子のコミカルなダンスも楽しかったです。
 オケの音も、今回は重厚でよかったと思います。


Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY
ロミオとジュリエット Romeo and Juliet
2011年6月5日(日) Bunkamuraオーチャードホール

ロミオ Romeo: 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
ジュリエット Juliet:ロベルタ・マルケス Roberta Marquez
マキューシオ Mercutio:橋本直樹 Naoki Hashimoto
ティボルト Tybalt:遅沢佑介 Yusuke Osozawa
ベンヴォーリオ Benvolio:伊坂文月 Fuzuki Isaka
ロザライン Rosaline:松岡梨絵 Rie Matsuoka
パリス Paris:宮尾俊太郎 Shuntaro Miyao
キャピュレット卿 Lord Capulet:スチュアート・キャシディ Stuart Cassidy
キャピュレット夫人 Lady Capulet:松根花子 Hanako Matsune
乳母 Nurse:前田真由子 Mayuko Maeda
僧ロレンス Friar Laurence:ブレンデン・ブラトーリック Brenden Bratulic'
僧ジョン Friar John:小山憲 Ken Koyama
キャピュレット家の娘たち Capulet young women:浅野真由香 Mayuka Asano / 井上とも美 Tomomi Inoue 別府佑紀 Yuki Beppu / 岩渕もも Momo Iwabuchi / 金雪華 Solhwa Kim
キャピュレット家の若者たち Capulet young men:ニコライ・ヴィユウジャーニン Nikolay Vyuzhanin / 内村和真 Kazuma Uchimura 合屋辰美 Tatsumi Goya / 浜崎恵二朗 Keijiro Hamasaki / 高島康平 Yasuhira Takashima
ヴェローナの娘たち Verona girls:白石あゆ美 Ayumi Shiraishi / 中村春奈 Haruna Nakamura / 副智美 Satomi Soi / 松岡恵美 Emi Matsuoka / 並河会里 Eri Namikawa / 柳原麻子 Asako Yanagihara
ジュリエットの友人たち Juliet friends:神戸里奈 Rina Kambe / 日向智子 Satoko Hinata / 渡部萌子 Moeko Watanabe / 梶川莉絵 Rie Kajikawa / 山口愛 Ai Yamaguchi
マンドリンダンス The Mandolin dance:浅田良和 Yoshikazu Asada / 西野隼人 Hayato Nishino
内村和真 Kazuma Uchimura / 北爪弘史 Hirofumi Kitazume
街の人々 Towns people / 客人たち Guests 他 Artists of K-BALLET COMPANY

●芸術監督 Artistic Director 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
●演出・振付 Production / Choreography 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
●音楽 Music セルゲイ・プロコフィエフ Sergei Prokofiev
●原作 Original Story ウィリアム・シェークスピア William Shakespeare
●舞台美術・衣裳 Set and Costume Design ヨランダ・ソナベンド Yolanda Sonnabend
●舞台美術・衣裳アソシエイト Associate Set and Costume Design マシュー・ディーリー Matthew Deely
●衣裳アソシエイト Associate Costume Design アラン・ワトキンス Allan Watkins
●照明 Lighting Design 足立恒 Hisashi Adachi
●指揮 Conductor 井田勝大 Katsuhiro Ida
●演奏 シアター オーケストラ トーキョー Theater Orchestra Tokyo
●出演協力 テアトルアカデミー

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