« 【バレエ】吉田都の笑顔に癒される。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」 | トップページ | 【オペラ】原発が安全と信じ続ける蝶々さんに涙・『蝶々夫人』新国立劇場 »

2011/07/15

【バレエ】どっぷり感情移入・Kバレエカンパニー「ロミオとジュリエット」

 忙しや忙しや、ようやく6月の報告に入りましたが、まだ忘却のスピードの方が早い。この公演の公式サイトはこちらです。
 1ヶ月以上前に見たのですが、とにかく、とても感動したのを覚えています。Kバレエは豪華でストーリーもわかりやすく、これまで「眺める」感じでちょっと距離を置いて観ていたのですが、今回はどっぷりと感情移入してしまいました。
 しかし、Kバレエの「ロミジュリ」は以前にも観たはず。なんか、あんまり印象に残っていないけれど……。2009年の10月に観ているようです。そのときの記事を読み返してみても、たしかに気がのらない感じの感想です。前回と振付けが変わっているのかしら?それとも前回のぽん太の体調(精神調?)が悪かったのか。ド素人のぽん太にはよくわかりません。
 冒頭にマンドリンの踊りで始まるのもちょっと変わってます。それからいつもは退屈なチャンバラが続く場面で、男性のパ・ド・トロワなど見応えがある踊りを堪能できます。舞踏会で、鎧を着た人が踊るのも、時代考証的にはどうなのかわかりませんが、無気味な音楽とイメージが合ってて、面白いアイディアでした。
 バルコニーシーンも、前回の記事では、ロミオが一人で踊って、そのあとはリフトばばっかりと、否定的に書かれていますが、とっっっても良かったです。ロミオの踊りも熊哲の身体能力がいかんなく発揮され、喜びにはち切れんばかりの躍動感がありました。後半のリフトも美しく軽やかで、愛の高まりを見事に表現しておりました。途中で投げるようなリフトも、息を飲みました。あまり観たことがない振付けですが、もとの振付けがあるのでしょうか。どこからどこまでが熊川のオリジナリティなのか、ぽん太にはわかりません。
 ジュリエットのロベルタ・マルケスは、子供っぽい初々しさにはかけますが、後半の悲劇的な盛り上がりでの表現力がすばらしかったです。橋本直樹のマキューシオ、踊りも演技も上手。パリスの宮尾俊太郎、ちょっとかっこ良すぎ。乳母の前田真由子のコミカルなダンスも楽しかったです。
 オケの音も、今回は重厚でよかったと思います。


Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY
ロミオとジュリエット Romeo and Juliet
2011年6月5日(日) Bunkamuraオーチャードホール

ロミオ Romeo: 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
ジュリエット Juliet:ロベルタ・マルケス Roberta Marquez
マキューシオ Mercutio:橋本直樹 Naoki Hashimoto
ティボルト Tybalt:遅沢佑介 Yusuke Osozawa
ベンヴォーリオ Benvolio:伊坂文月 Fuzuki Isaka
ロザライン Rosaline:松岡梨絵 Rie Matsuoka
パリス Paris:宮尾俊太郎 Shuntaro Miyao
キャピュレット卿 Lord Capulet:スチュアート・キャシディ Stuart Cassidy
キャピュレット夫人 Lady Capulet:松根花子 Hanako Matsune
乳母 Nurse:前田真由子 Mayuko Maeda
僧ロレンス Friar Laurence:ブレンデン・ブラトーリック Brenden Bratulic'
僧ジョン Friar John:小山憲 Ken Koyama
キャピュレット家の娘たち Capulet young women:浅野真由香 Mayuka Asano / 井上とも美 Tomomi Inoue 別府佑紀 Yuki Beppu / 岩渕もも Momo Iwabuchi / 金雪華 Solhwa Kim
キャピュレット家の若者たち Capulet young men:ニコライ・ヴィユウジャーニン Nikolay Vyuzhanin / 内村和真 Kazuma Uchimura 合屋辰美 Tatsumi Goya / 浜崎恵二朗 Keijiro Hamasaki / 高島康平 Yasuhira Takashima
ヴェローナの娘たち Verona girls:白石あゆ美 Ayumi Shiraishi / 中村春奈 Haruna Nakamura / 副智美 Satomi Soi / 松岡恵美 Emi Matsuoka / 並河会里 Eri Namikawa / 柳原麻子 Asako Yanagihara
ジュリエットの友人たち Juliet friends:神戸里奈 Rina Kambe / 日向智子 Satoko Hinata / 渡部萌子 Moeko Watanabe / 梶川莉絵 Rie Kajikawa / 山口愛 Ai Yamaguchi
マンドリンダンス The Mandolin dance:浅田良和 Yoshikazu Asada / 西野隼人 Hayato Nishino
内村和真 Kazuma Uchimura / 北爪弘史 Hirofumi Kitazume
街の人々 Towns people / 客人たち Guests 他 Artists of K-BALLET COMPANY

●芸術監督 Artistic Director 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
●演出・振付 Production / Choreography 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
●音楽 Music セルゲイ・プロコフィエフ Sergei Prokofiev
●原作 Original Story ウィリアム・シェークスピア William Shakespeare
●舞台美術・衣裳 Set and Costume Design ヨランダ・ソナベンド Yolanda Sonnabend
●舞台美術・衣裳アソシエイト Associate Set and Costume Design マシュー・ディーリー Matthew Deely
●衣裳アソシエイト Associate Costume Design アラン・ワトキンス Allan Watkins
●照明 Lighting Design 足立恒 Hisashi Adachi
●指揮 Conductor 井田勝大 Katsuhiro Ida
●演奏 シアター オーケストラ トーキョー Theater Orchestra Tokyo
●出演協力 テアトルアカデミー

|

« 【バレエ】吉田都の笑顔に癒される。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」 | トップページ | 【オペラ】原発が安全と信じ続ける蝶々さんに涙・『蝶々夫人』新国立劇場 »

芸能・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/51864881

この記事へのトラックバック一覧です: 【バレエ】どっぷり感情移入・Kバレエカンパニー「ロミオとジュリエット」:

« 【バレエ】吉田都の笑顔に癒される。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「真夏の夜の夢」「ダフニスとクロエ」 | トップページ | 【オペラ】原発が安全と信じ続ける蝶々さんに涙・『蝶々夫人』新国立劇場 »