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2011/12/08

【中国地方の温泉と世界遺産(1)】金泉の源泉掛け流しでこのお値段・有馬温泉上大坊(★★★★)

Img_0010 9月下旬、ぽん太とにゃん子は長めの休みを取って、北アルプスの読売新道を歩く計画を立てていたのですが、またしても台風が近づいてきたため計画中断。急遽、まとまった休みじゃないと行けない中国地方を旅することにいたしました。まずは、にゃん子が行ったことがないという有馬温泉で一泊。「西の有馬、東の草津」と呼ばれる名湯です。しかし、有馬温泉は全体的にお値段がお高い……。かといって、巨大なホテルには、ぽん太とにゃん子は泊まる気はいたしません。
Img_0005 ということで、こんかいお世話になったのは、上大坊(かみおおぼう)さんです。こじんまりとした和風旅館でお値段もリーゾナブルですが、金泉の源泉掛け流しに入れるのがごちそうです。ホームページはこちらです。
Img_0004 なかなか味のある看板ですね。実はぽん太はこの旅館には、今を去ること25年前くらいに泊まったことがあります。ちょっとした人生の節目の一人旅でした。ここは思い出の旅館なのです。
Img_0037 こちらが客室です。宿の建物時代は少し古い感じなのですが、部屋はリフォームされていて、新しく綺麗です。
Img_0002 さて、早めに宿に着いたので、温泉街を散策してみることにしました。まずは天神泉源。金泉の源泉で、宿の近くの天神社という神社の境内にあります。
Img_0008 赤い欄干が可愛らしいこの橋は「ねね橋」と呼ばれ、傍らにはねねの銅像が立っています。ねねは有馬に別邸まで設けていたそうです。
Img_0014 なんじゃこりゃ?バーバーパパか?温泉寺付近では、あちこりに現代アートが展示されておりました。
Img_0015 温泉寺(おんせんじ)です。『日本書紀』にも記されているという歴史ある有馬温泉ですが、奈良時代に行基が基礎を築いたとされています。そのとき行基が建てたのが温泉寺で、火災による移転や再建を経て、現在にいたっているそうです。
  建久2年(1191年)、仁西(にんさい)という僧が、洪水によって荒れ果てていた有馬温泉を再興しました。そのときに12の宿坊を作ったことから、現在でも有馬温泉には「○○坊」という名前の宿が多いのだそうです。上大坊もそうですね。
Img_0019 念仏寺です。ここに「ねね」の別邸があったと言われています。
Img_0017 極楽寺です。阪神・淡路大震災で壊れた庫裏の再建工事の際、豊臣秀吉の湯山御殿跡の遺構が発見されたそうです。
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 小雨もぱらついてきたので、宿に戻っていよいよ温泉です。じゃ〜ん。階段を下りていくと、まっ茶っ茶の古びた小さな浴槽があります。金泉の源泉掛け流しです。をゝ、これじゃこれじゃ、20年前の記憶が甦ってきました。隣りの透明な浴槽は、銀泉ではなく、普通の沸かし湯です。
 有馬温泉のお湯は、このような茶色のお湯と、透明なお湯と二種類あり、それぞれ金泉、銀泉と呼ばれております。銀泉には、さらに炭酸水素塩泉と放射能泉の二種類があるそうです。

Img_0025 金泉のどアップ。何ともいえない味わいがあります。ぜひとも改築しないで欲しいです。
 成分はとにかく濃い、というかほとんど泥水です。まず比重が1.029g/cm3。海水の比重が、水温にもよりますが1.024g/cm3ですので、それよりも大きい。ということで、プカプカ体が浮きます。誰もいないときに試してみましょう。確かになめるととても塩っぱいです。その他の成分も他の温泉とは比べ物にならないくらい多いです。こんかい着目したいのはラドン。1.0Bq/kgです。現在の食品の放射性物質の基準値がどうなっているのか、ちょっとググってみたのですがわかりませんでした。飲料水が200Bq/kgだそうで、これ自体が高すぎるという議論もあるようですが、1.0Bq/kgならなんら問題はなさそうですね。
Img_0030 こ、これは……!?源泉を冷ましながら湯量を調節する装置です。竹の樋を源泉が流れてきますが、途中に等間隔に穴があいていて、そこに同じく竹の箸状のものが刺してあります。この箸を抜き差しして、湯船に落ちるお湯を調節するようです。ぽん太は生まれて初めて見た仕組みです。

Img_0031 夕食はお部屋でいただきます。神戸牛のしゃぶしゃぶに松茸もついて、温泉街らしい華やかでウキウキするようなお料理です。

P9200249Img_0034 頃合いを見はからって出て来る寄せ豆腐やホイル焼きもおいしゅうございました。
Img_0036 朝食はご覧の通り。美味しゅうございました。朝食後に外湯に行って銀線に入ろうかと思ったのですが、台風15号の影響で土砂降りになり、断念いたしました。
 天下の名湯有馬温泉のこじんまりした和風旅館にリーゾナブルなお値段で泊まれます。そして金泉の源泉掛け流しは最高の贅沢。ぽん太の評価は4点です。

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