【中国地方の温泉と世界遺産(9)】姫路城・男山千姫天満宮・姫路文学館・居酒屋若旦那・ごん太
ぽん太とにゃん子の中国地方の旅も、そろそろ終わりが近づいています。本日は東京の方に戻りながら神戸あたりで一泊、と思ったのですが、連休で宿が取れず。そこで姫路市に泊まることにしました。姫路と言えば、白鷺城とも呼ばれ、わずか12の現存天守のひとつ、国宝にして世界遺産にも指定された名城、姫路城です。わくわく。あれれ、なんだこのテントは。も、もしや……。な、なんと、保存修理中とのこと。うううううう。今回の旅は、世界遺産の石見銀山→豪雨と時間切れで敗退、国宝の出雲大社→御修造中、姫路城→保存修理中、とのこと。下調べというものをしないぽん太が悪いのか……。温泉とお酒は堪能できましたが、観光は不完全燃焼でした。姫路城の公式サイト(?)はこちら
天空の白鷺という企画があって、天守閣を覆っている修理用の施設を使ってエレベーターで登り、修復作用を間近で見られるそうですが、小一時間は並ばなくてはいけないということで、残念ながら省略いたしました。なんでもインターネットで予約もできるそうで、携帯を使って明日の予約を試みましたが、いったん個人登録をして、メールが返信されて、それから登録のどうのと複雑なので、めんどくさいからやめました。修理が終わるのは、2015年3月末の予定とのこと。ぜひ美しい全貌を見てみたいです。
お菊井戸です。以前に歌舞伎で見た『播州皿屋敷』の舞台ですね(その時の記事はこちら)。『番町皿屋敷』とは違いますのでご注意を。
また、歌舞伎つながりで言えば、泉鏡花の『天守物語』の舞台も姫路城ですね。 こちらは男山千姫天満宮です。千姫は大河ドラマの「江」にも出てきましたね。江と徳川秀忠の娘で、豊臣秀頼の妻となりますが、大阪夏の陣のさいに徳川方によって助け出されます。このあたりは歌舞伎の「沓手鳥孤城落月」(ほととぎすこじょうのらくげつ)でも描かれております。元和2年(1616年)にこんどは桑名藩主本多忠政の息子の本多忠刻と結婚(ここまで「江」に出てました)。翌年本多家の移封にともなって姫路城に移りました。その千姫が、本多家の繁栄を願って建立したのがこの天満宮で、場内から遥拝できるように東向きに造られているそうです。
姫路文学館です(公式サイト)。もう夕方で閉まっていたので、安藤忠雄設計の建物の外観だけを見学しました。竣工は1991年3月。
スクリーンのような窓ガラスに、夕日に照らされた姫路城(の覆い)が映ります。
コンクリート打ちっぱなしの柱が、堂々たる印象を与えます。
こちらは微妙なプロポーションと、階段のリズムが心地よいです。無機質な壁面にスクリーンのように設けられた窓に、柔らかな自然が映し出されます。
カーブを描いた壁の重量感。
あまりに複雑な動線のため、案内板が必要なようです。
こちらは直線的に構成された南館です。
今回の中国地方の旅の最後の夜、まずは居酒屋若旦那(サントリーグルメガイド)。瀬戸内海の新鮮な魚が食べられるお店です。どうですか、この刺盛り!。
姫路名物の穴子です。
次に行ったのが居酒屋ごん太。公式サイトはこちら。和気あいあいとした気さくな居酒屋です。写真は姫路おでん。生姜醤油でいただくのが特徴だそうです。美味しゅうございました。
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