【ニュージーランド旅行(3)】マウントクック見えたよ
さて翌朝、マウントクック(3754m)が見えた!!
どうだ、どアップ!!!
左にはマウントセフトン(3157m)の懸垂氷河の荒々しい姿が見えます。
「マウントクック」という名前は、とうぜんキャプテン・クックにちなんで付けられたのですが、彼自身が命名したわけではなく、1851年にイギリス人J.L.ストークが名付けました。マオリ人には「アオラキ」と呼ばれていました。初登頂は1894年だそうです。
ところでよく考えてみると、ぽん太はキャプテン・クックのことをほとんど知りません。ということで、安直にWikipediでお勉強。本名ジェームズ・クック(James Cook, 1728年〜1779年)というイギリス人で、3回の太平洋航海を通して、ニュージーランドやオーストラリアの調査を行ったようです。ちなみにニュージーランドを最初に発見したヨーロッパ人はクックではなく、オランダ人のエイベル・タスマン(1642年)だそうです。いわゆる大航海時代などと呼ばれるヨーロッパ人の海外進出よりも、だいぶ年代が遅いのですね。
またキャプテン・クックは、壊血病による死者を出さずに世界周航を行った初めての人なのだそうです。これは医者としてはメモしておかなくちゃ。ちなみに壊血病はビタミンCの不足によって生じる病気で、クックはザワークラウト(キャベツの酢漬け)や果物をとることで、これを防いだそうです。
また、スペースシャトルの「エンデバー号」という名前は、キャプテン・クックが最初の航海の時に用いた船の名前にちなんだものだそうです。 帰り道、プカキ湖畔で撮影した、まるでカレンダーのような写真。プカキ湖には氷河が運んで来た微粒子が流れ込み、微妙に希釈されているため、光が当たると水色に輝きます。
水色の湖水に雲が写って、なんとも美しい風景です。
タラス(taras)の牧場ですが、超毛深い羊で有名なシュレック君が見つかったのが、このあたりなんだそうです。みなさんも写真に見覚えがあると思います。
シュレック君は1998年に行方不明となりました。6年後の2004年に山中で発見されましたが、毛が伸び放題で普通の羊の3倍に膨れ上がっておりました。アニメの主人公にちなんでシュレックと名付けられたこの羊は一躍人気者となり、数々のイベントにもかり出されましたが、今年の6月11日にお亡くなりになりました(NZで一番有名なヒツジのシュレックが死ぬ、放浪生活送った人気者、APPBB News)。シュレック君はメリノ種と呼ばれる羊毛をとるための羊で、1日に10キロも歩くなど頑強な性質を持っているそうです。 クイーンズタウンに戻って、夕食はブリタニア(H.M.S.Britannia)でいただきました。こちらがホームページですが、このサイトの地図は場所が少しずれているようなので、ガイドブックなどで確認して下さい。日本人スタッフもいるので安心です。今日は大晦日、用心してマウントクックに行く前に予約をしておきました。写真は「マッスル」と呼ばれるムール貝。大きくてぷりぷりしていてとても美味しかったです。
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