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2012/01/14

【美術】つげ義春「ねじ式」の原画が見れる「石子順造的世界」府中市美術館

 つげ義春の「ねじ式」の原画が展示されているということで、府中市立美術館に行ってみたら、「石子順造的世界」という展覧会でした。こちらが公式サイトです。
 無学のぽん太は石子順造と聞いても名前を知っている程度。高度成長にマンガ、学生運動にアングラといった1960年代・70年代に、美術評論家として様々なジャンルの芸術に関与し続け、その射程は現代芸術からマンガ、果ては銭湯の背景画にまで及んだとか。赤瀬川原平や横尾忠則らの名も見られるこの展覧会からは、こうした時代のパワーが伝わってきます。政治性や社会的メッセージが感じられるところが、なんだか懐かしいです。
 「ねじ式」の原画は、なんと全ページが展示されておりました。ううう、感動。印刷ではつぶれてしまうペン画の美しさが、よくわかりました。とても細かく緻密に描き込まれておりました。
 同時に小山田二郎の特別展示が行われておりました。府中に住んでたことがある人なんだそうですが、ぽん太はまったく初めて耳にした名前でした。グロテスクで見ていて痛みを感じるような絵ですが、ちょっとユーモラスなところもあり、けっこう引き込まれました。小山田二郎はスタージ・ウェーバー症候群(yomiDr.)を抱えて生まれたため、痣や下唇の腫れと生涯つきあわねばなりませんでした。また突然失踪をしたこともあるなど、画家自身も闇を抱えた人だったようです。

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» 石子順造的世界 [映画的・絵画的・音楽的]
 府中市美術館で開催されている「石子順造的世界」展(〜2月26日)に行ってきました。  府中市美術館は、比較的小規模な美術館ながら、ときどき実にユニークな展覧会が開催されますので、目が離せません。一昨年の春には「歌川国芳」展が開かれていますし、昨年の春は...... [続きを読む]

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