« 【展覧会】輝くブルー「フェルメールからのラブレター展」 | トップページ | 【バレエ】小池ミモザとの出会い。モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 Aプロ »

2012/03/17

【歌舞伎】福助のひとみ婆さん・新橋演舞場2012年2月夜の部

 2月の新橋の夜の部の感想です。こちらが公式サイトです。
 まずは「鈴ヶ森」。白井権八が次々と雲助を斬って行くだけの話しで、首が取れたり足が切れたりする仕掛けを楽しむという演目。並の役者では単なるケレンばかりになってしまうところですが、勘三郎の白井権八と吉右衛門の幡随院長兵衛という組み合わせはとても見応えがあり、ちょっとした仕草や表情に歌舞伎の面白さが感じられ、名台詞の掛け合いも聞き惚れました。
 口上に続いて勘九郎の春興鏡獅子。小姓弥生では、勘三郎のような柔らかさや色っぽさはありませんが、変に媚びたりせず、一点の曇りもない楷書の踊りで、それはそれでよかったです。獅子の精になってからの迫力は言うことなし。若さのパワーが溢れ出ていました。ご高齢の小山三さんの老女に、観客一同拍手喝采。
 問題は最後の「ぢいさんばあさん」。るん役の福助が大暴走。前回見た仁左衛門と玉三郎の舞台は、ほろりとして泣けてきたのですが、今回は笑ってしまいました。福助は観客を笑わそうとしているのか、それとも泣かせようとしてこうした演技をしているのか、どちらにしてもぽん太には理解できません。変におばあさんっぽく振る舞ったり、よぼよぼ歩いて見せたりせず、普通に武家の奥方らしくきっちり演じれば、自然と泣けてくる芝居だと思うのですが。ぽん太は志村けんのひとみばあさん(Youtube)を思い出しました。


新橋演舞場
中村勘太郎改め
六代目中村勘九郎襲名披露
二月大歌舞伎
平成24年2月 夜の部

一、御存 鈴ヶ森(すずがもり)
              幡随院長兵衛       吉右衛門
               東海の勘蔵       彌十郎
               北海の熊六       錦之助
                飛脚早助       家 橘
                白井権八       勘三郎

二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
                      勘太郎改め勘九郎
                           幹部俳優出演

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
          小姓弥生後に獅子の精  勘太郎改め勘九郎
                胡蝶の精       玉太郎
                   同       宜 生
             用人関口十太夫       亀 蔵
            家老渋井五左衛門       家 橘

四、ぢいさんばあさん
               美濃部伊織       三津五郎
              宮重久右衛門       扇 雀
                宮重久弥       巳之助
                 妻きく       新 悟
                戸谷主税       桂 三
               石井民之進       男女蔵
                山田恵助       亀 蔵
               柳原小兵衛       秀 調
              下嶋甚右衛門       橋之助
               伊織妻るん       福 助

|

« 【展覧会】輝くブルー「フェルメールからのラブレター展」 | トップページ | 【バレエ】小池ミモザとの出会い。モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 Aプロ »

芸能・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74997/54141868

この記事へのトラックバック一覧です: 【歌舞伎】福助のひとみ婆さん・新橋演舞場2012年2月夜の部:

« 【展覧会】輝くブルー「フェルメールからのラブレター展」 | トップページ | 【バレエ】小池ミモザとの出会い。モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 Aプロ »