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2012/03/16

【展覧会】輝くブルー「フェルメールからのラブレター展」

 2月には、渋谷のBunkamuraのザ・ミュージアムに、「フェルメールからのラブレター展」を見に行ってきました。公式サイトはこちらです。
 今回出品されていたフェルメールは三点で、《手紙を読む青衣の女》(1663年〜1664年頃:アムステルダム国立美術館所蔵)、《手紙を書く女》(1665年頃、ワシントン、ナショナル・ギャラリー所蔵)、《手紙を書く女と召使い》(1670年頃、アイルランド国立絵画館所蔵)です。
 なんといってすばらしかったのが《手紙を読む青衣の女》で、アムステルダム国立美術館での修復作業後の世界初公開だそうです。修復によって甦った青色は、目のさめるような美しさで、ぽん太が持っている図版のくすんだ色とはまったく異なっておりました。絵そものもが工芸品的な美しさを持っていました。なんでもこの青は、ウルトラマリン・ブルーという顔料で、日本では瑠璃(るり)と呼ばれるラピスラズリという鉱物から作られた、高価なものだそうです。観客が見ていることにも気がつかず(あたりまえか)、一心に手紙を読んでいる女性の姿が心を打ちます。
 《手紙を書く女》は、黄色い上着や白い毛皮の質感、机の上のネックレスや髪に結ばれたリボンの輝きがすばらしかったです。緊迫した《手紙を読む青衣の女》とはうってかわって、柔らかさと幸福感に満ちています。
 《手紙を書く女と召使い》は、2008年に東京都美術館で行われた「フェルメール展」で見ているので、2回目のご対面。封蝋を地面にころげ落としたのもかまわず一心にペンを走らせる女性と、ちょっと複雑な表情を浮かべて窓の外を見る女中、ドラマのワンシーンのような絵です。


フェルメールからのラブレター展
コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ
2011/12/23-2012/3/14

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