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2012/03/15

【歌舞伎】江戸っ子っぽくない仁左衛門の河内山宗俊・2012年2月新橋演舞場昼の部

 久々のブログ更新です。たちの悪い風邪を立て続けにひいたうえ、確定申告などの雑務もあり、精神活動がしばらく停止していたぽん太です。
 ということで、二月の歌舞伎の感想ですが、だいぶ忘れてしまいました。公式サイトはこちらです。
 ぽん太の好きな仁左衛門が河内山宗俊をどう演じるかが楽しみでしたが、残念ながらいまひとつでした。仁左衛門特有の、心理的というか、リアルなきめ細かい演技によって、駆け引きややりとりのなかで、一方が優位に立ったり、立場が逆転したりといった変化がしっかりと表現され、「演劇」として見応えのあるものになっていました。しかしぽん太が河内山宗俊に期待するのは、もっと馬鹿っぽくてからっとして痛快な演技です。宗俊の「俺は江戸っ子で、気が短けえんだ」というような台詞のところで観客に笑いが起きたのは、仁左衛門が関西出身だからというだけでなく、やはり「江戸っ子」の気質とは違うものを感じていたからではないでしょうか。
 「鳴神」は橋之助の鳴神上人と、七之助の雲の絶間姫。七之助が光っていて、お姫様でありながら、朝廷の命を受け、色仕掛けで鳴神上人を陥れるという複雑な役どころを、高貴さを保ちながらも、色香が漂い、しかも下品にならぬよう演じていました。橋之助の鳴神上人も、下品にならずにおかしさを漂わせて好演でした。
 中村勘九郎襲名披露の「土蜘蛛」は、残念ながら体調不良により前半は意識消失。後シテの迫力ある芝居だけを楽しませていただきました。


中村勘太郎改め
六代目中村勘九郎襲名披露
二月大歌舞伎
新橋演舞場 平成24年2月 昼の部

一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)
                鳴神上人       橋之助
               所化白雲坊       亀 蔵
               所化黒雲坊       男女蔵
               雲の絶間姫       七之助

二、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)
           僧智籌実は土蜘の精  勘太郎改め勘九郎
                 源頼光       三津五郎
                侍女胡蝶       福 助
                平井保昌       橋之助
                 渡辺綱       松 江
                坂田公時       巳之助
                碓井貞光       児太郎
                ト部季武       国 生
               太刀持音若       宜 生
                 巫子榊       芝 雀
                番卒藤内       勘三郎
                番卒次郎       仁左衛門
                番卒太郎       吉右衛門

  天衣紛上野初花
三、河内山(こうちやま)
  質見世より玄関先まで
               河内山宗俊       仁左衛門
               松江出雲守  勘太郎改め勘九郎
                宮﨑数馬       錦之助
                腰元浪路       隼 人
                北村大膳       由次郎
              高木小左衛門       東 蔵
               後家おまき       秀太郎
              和泉屋清兵衛       我 當

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