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2012/04/19

【歌舞伎】桜も悪も美しき哉。2012年4月国立劇場「絵本合法衢」

 「絵本合法衢」は、昨年3月に上演されておりましたが、東日本大震災のため月の途中で打ち切りとなった演目です(その時の記事はこちら)。ぽん太は自粛前に、この芝居を観ることができました。あれから1年、善人たちをばったばったと返り討ちにして行く悪の凄まじさ相変わらずでしたが、こんなもんだっけと、ちょっと拍子抜けする部分もありました。ぽん太の頭の中で、芝居の記憶と地震の記憶がごっちゃになって増幅し、なんだか恐ろしいイメージに膨れ上がっていたようです。
 配役は前回とほとんど同じで、左團次が高橋瀬左衛門と高橋弥十郎の二役となり、また前回は吉弥だった太平次女房お道が秀太郎となりました。ぽん太は秀太郎は好きなのですが、今回はちょっと年齢的にきつかった気がします。脚本や演出も、変わった所は気がつきませんでしたが、なにせタヌキのぽん太の記憶ですから、ホントのところどうなのかはわかりません。大学之助という巨悪と、太平次というずる賢い小悪党を演じる仁左衛門の、凄みと美しさは昨年通りでした。
20120405_1135 ぽん太は芝居の前、千鳥ヶ淵を歩きました。寒さのせいか開花が遅れて、桜はまだ五分咲きでしたが、とても美しかったです。美しい桜を愛で、つづいて仁左衛門の演じる悪人に魅了されるとは、タヌキって不思議な生き物ですね。


通し狂言「絵本合法衢」(えほんがっぽうがつじ)
2012年4月 国立劇場大劇場

四世鶴屋南北=作
奈河彰輔=監修
国立劇場文芸課=補綴
国立劇場美術係=美術
       
   序 幕  第一場    多賀家水門口の場
        第二場    多賀領鷹野の場
        第三場    多賀家陣屋の場
   二幕目  第一場    四条河原の場
        第二場    今出川道具屋の場
        第三場    妙覚寺裏手の場
   三幕目  第一場    和州倉狩峠の場
        第二場    倉狩峠一つ家の場
        第三場    倉狩峠古宮の場
        第四場    元の一つ家の場
   大 詰  第一場    合法庵室の場
        第二場    閻魔堂の場

 片岡仁左衛門 左枝大学之助・立場の太平次
   中村時蔵 うんざりお松・弥十郎妻皐月
  片岡孝太郎 田代屋娘お亀
  片岡愛之助 田代屋与兵衛
  市川男女蔵 松浦玄蕃
   中村梅枝 お米
   片岡市蔵 佐五右衛門
  市川高麗蔵 孫七
   坂東秀調 田代屋後家おりよ
  片岡秀太郎 太平次女房お道
  市川左團次 高橋瀬左衛門・高橋弥十郎

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