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2012年5月の5件の記事

2012/05/18

【温泉】赴きある川沿いの露天風呂・大湯温泉阿部旅館(★★★★)

Img_1401 3月下旬、降りしきる雪のなかの東北温泉めぐり、次にぽん太とにゃん子が訪れたのは、大湯温泉阿部旅館。公式サイトはこちらです。栗駒山の西麓、秋田県の奥子安にある一軒宿です。
Img_1410 江戸時代に開業して180年の歴史を持つ宿だそうですが、建物は2003年にリニューアルされて真新しく、ちょっと民芸調の雰囲気が漂います。
Img_1375 お部屋もこのとおり、ちょっと手狭ですが、民芸調で可愛らしい造りです。これは女性にもいいかも。
Img_1376 ご覧のような漆塗りの篭に湯道具を入れて、温泉に向かいます。というのも、温泉がちと遠い。
Img_1388 いったん宿の建物から出て、渡り廊下を使ってなだからなスロープを川岸まで降りて行きます。干してあるトウモロコシがいい味を出してます。
Img_1404 脱衣場を過ぎると、まず
小さな内湯がありますが、これがなかなかいい味わいがありあす。リニューアルされる以前の建物が残されているように思えます。
Img_1403 こちらが湯船です。玉砂利による装飾が古風です。浴槽は女湯とつながっています。女湯との仕切りの壁だけちょっと新しい感じですが、仕切りだけ新しく作られたのかもしれません。
Img_1405 扉を開けて外に出ると、第一の露天風呂があります。ひなびた感じはあまりありません。お湯はうす濁りで、湯の花が漂います。泉温が高いので、加水はしているそうです。
Img_1406 一段下に、もひとつ露天風呂があります。こちらは岩風呂風。川面に近いので、自然味があります。川のあちこちからお湯が涌いているそうで、
夏には川風呂も楽しめるそうです。さすがに雪の降るこの時期は、川にちょっと足を入れてみたのですが、冷たくて無理でした。
Img_1392 もひとつ内湯が別にありまして、それがこちらの写真となっております。浴槽は檜、浴室の内装は青森ひばが使われているそうで、なかなか趣きがあります。
Img_1397 こちらが夕食です。なかなか美味しいです。椎茸の肉詰めはよくありますが、白身魚詰めがおいしかったです。牛刺もあります。
Img_1400 こちらはノビルの鍋。ノビルをこういう風に頂けるとは、初めて知りました。
Img_1409 朝食も、山菜、焼きなす、お漬け物など、どれも素材がよくて美味しかったです。
 きれいな建物と川沿いの自然あふれるお風呂。改築されずに残された古めかしいお風呂が加点となります。料理も新鮮でおいしく、手が込んでいて、ぽん太の評価は4点。改装前の宿にも泊まっておきたかったです。

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2012/05/17

【温泉】広々とした雪見露天風呂・松川温泉松川荘(★★★★)

Img_1367_2 岩手県の、岩手山と八幡平のあいだにある松川温泉は、以前から一度訪れてみたいと思っていました。松川荘、松楓荘、峡雲荘の3軒の宿があり、それぞれ魅力的ですが、こんかいは露天風呂が自慢という松川荘を選びました。宿の公式サイトはこちらです。
Img_1371 当日(3月下旬)はあいにくの大雪。降りしきる雪のなか、雪に埋もれた山道をおっかなびっくり運転し、ようやく宿にたどり着きました。建物は、ロッジ風の普通の旅館です。
Img_1353 客室は、新しく改装した感じの和室です。
Img_1366 さて、いよいよ温泉です。窓の外に脱衣場の建物があり、その向こうに露天風呂があります。屋根の雪の積もり方をご覧下さい。
Img_1369 冒頭の写真が、露天風呂です。とても広々としており、開放感があります。白濁していて、いかにも温泉という泉質です。雪のなかの露天風呂は最高で、荒天のなかはるばる訪ねてきたかいがあるというものです。この露天風呂は混浴ですが、別に女性専用の露天風呂もあります。
Img_1355 湯気で写りが悪いですが、こちらが内湯です。露天ほどのムードはありませんが、浴槽がふたつあって、それぞれ泉質が異なっています。一方は露天風呂と同じと思われる白濁した湯で、もう一方は酸味の強いお湯です。
Img_1362 夕食はなかなか力が入ってました。地元の山菜などの新鮮な食材を、天ぷらや煮物などで美味しく頂けます。そして初めて食べたほろほろ鳥の鍋も美味でした。
Img_1363 地酒も充実。岩手の地酒、七福神の三種の見比べをいただきました。
Img_1364 朝食も美味しく、特にどんこをバター焼きにして味噌でいただくのがうまかったです。
 雪のなかを苦労して行ったおかげで、素晴らしい雪見露天風呂を楽しめたという体験が、大きな加点となります。建物はそこそこですが、料理も力が入っていて美味しく、ぽん太の評価は4点です。

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2012/05/16

【温泉】世にも珍しい真っ黒な「墨の湯」・塩原元湯温泉大出館(★★★★)

Img_1338 にゃんだ?この真っ黒い湯は!
 3月下旬、ぽん太とにゃん子は、温泉巡りの旅に出かけてきました。最初に泊まったのが栃木県は塩原元湯温泉の大出館です。公式サイトはこちら
 観光客で賑わい、ちょっと俗っぽい雰囲気がある塩原温泉ですが、そこから少し西にある塩原元湯温泉は、秘湯の雰囲気が漂います。現在3軒の旅館が営業しておりますが、そのひとつの「ゑびすや」には昨年お世話になりましたが(そのときの記事はこちら)、こんかいは大出館です。
Img_1352 建物はなんてことないというか、どちらかというと古びた感じのする鉄筋のホテルです。
Img_1348 客室も普通の和室ですが、所々に古さが感じられます。温泉によって、金属がすぐダメになってしまうことも関係しているようです。
Img_1339 ところが、温泉はかなり感動的です。冒頭の写真にある真っ黒い色をした「墨の湯」がこの宿の名物です。左の写真には二つの浴槽が移っておりますが、右側が「墨の湯」、左側が乳白色の「五色の湯」ですが、色の違いがわかりますでしょうか?
Img_1340 洗面器にすくうとこのとおり。お湯自体も薄墨のように黒い色をしておりますが、そこに黒い粒子のような湯の花が浮遊しています。微かに硫黄臭がします。こんなお湯はぽん太も生まれて初めてです。宿のホームページによれば、日本でただ一つの泉質だそうで、鉄分が多く含まれていますが、なぜだか赤くなくて黒い色をしているのだそうです。もちろん源泉掛け流しです。ちなみに「墨の湯」は混浴ですが、女性専用の時間帯が設けられております。
Img_1341 こちらは無料で使える貸し切り風呂の「藤の湯」です。泉質は「五色の湯」。マグネシウムが多いせいか、苦みがあります。
 お風呂はこのほかにも男女別の野天風呂や、混浴の「平家かくれの湯・御所の湯」があり、いろいろ楽しめます。
Img_1344 夕食は素朴なおいしいお料理で、こごみなどの地元の食材が美味しかったですが、串カツやマグロの刺身などは研究の余地がありそうです。
Img_1347 朝食はシンプルですが、美味しゅうございました。
 建物や食事に難はありますが、世にも珍しい「墨の湯」が最高難度の高得点をたたき出し、ぽん太の評価は4点!温泉ファンなら一度体験しておく必要があるでしょう。

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2012/05/02

【温泉】原発事故のせいで一年遅れて湯元不忘閣再訪(★★★★★)

Img_1305 3月1日、ぽん太とにゃん子は、日本秘湯を守る会のスタンプ帳のご招待で、宮城県は蔵王の北にある、湯本不忘閣に泊まってきました。公式サイトはこちらです。
 ホントは昨年の春に予約してあったのですが、東日本大震災とそれに続く原発事故によって、1年の延期を余儀なくされたのです。この精神的苦痛を東京電力は保証してくれ……るはずがないですよね。東京電力の関係者と、原発を推進してきた人達には、ぽん太は保証よりも重い要求をしたいです。それは今度の事故で心を痛めること、後悔することです。そしてそれは、原発の危険に「無関心」でいたぽん太にも当てはまることです。原発に「賛成」すること、「反対」することよりもあってはならないことが、「無関心」であることです。幸いなことに、代々の伊達藩主が利用した建物を昭和7年に再建した「青根御殿」を初めてとする、不忘閣の歴史ある建物群は、無事だったそうです。ちなみに上の写真は「大湯」です。たちのぼる湯気が電気に照らせれて、竜のように見えました。
Img_1321 ぽん太とにゃん子が前回不忘閣に泊まったのは2009年の春です。そのときの記事はこちらです。それから3年のあいだに、新たにお風呂ができていました。それは「亥之輔の湯」です。まるで茶室のにじり口のような入り口をくぐると……
Img_1320 写真のようなこじんまりとした半露天風呂があります。青根御殿につながる渡り廊下の下に位置するようです。
Img_1329 こちらが客室。落ち着いた和室です。
Img_1295 昔使われていた湯沸かし器でしょうか。とても美しいです。
Img_1291 大正時代の入浴の注意書き。「二 放尿其ノ他不潔行為ヲ為シ又為サシメザルコト」と書かれてますが、不潔行為を「為サシメル」というのがぽん太にはよく理解できません。
Img_1310 夕食は、写真を皮切りに、出来立てのお料理が次々と運ばれてきます。
Img_1314 そして最高の逸品はこちら。ロウソクが灯された行灯は、紙製ではありません。ニンジンとダイコンで創られたもの。そして「銀宝ばっけ味噌杉板焼」。まさに芸術品です。「ばっけ」とはフキノトウのことですね。
Img_1334 一角にある古い建物。こちらにも泊まってみたいです。何度泊まっても5点満点です。

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2012/05/01

【温泉】ラムネ風呂を初めとする4つの源泉を持つ最上級の鄙びの宿。高友旅館(★★★★★)

Img_1283_2 2月も最後の閏年の29日、ぽん太とにゃん子は宮城県は東鳴子温泉の高友旅館に泊まってきました。公式サイトはこちらです。地震と原発事故で被害にあった東北の支援を兼ねての旅でしたが、この時期は被災地の高速が無料だったので、ぽん太のふところも支援を受けました。
Img_1286 鳴子温泉は何度か訪れたことがあるのですが、その隣りに、東鳴子温泉という静かな温泉街があるとは知りませんでした。建物は適度に古く、鄙びた感じで、湯治場風の雰囲気があります。いくつかの建物からなっており、全体はけっこう広いです。
Img_1257 帳場です。木製のアールがついたカウンターが素晴らしいです。
Img_1256 玄関から続く廊下。木製の窓枠の細かい意匠が見事です。
Img_1271 部屋はあまり広くありませんが、舟底天井になっていて意匠が凝らされており、美意識が感じられます。
Img_1254 タイルの洗面台、窓枠の意匠。ぽん太はイスラムの影響を感じてしまいます。
Img_1246 さて、肝心の温泉ですが、この旅館は4種類の源泉を持ち、7つの湯壷があります。まずは一番大きな「黒湯」へ。ピンク色の壁、木の建具が、絶妙のバランスです。
Img_1240 U字型の浴槽、張り巡らされたパイプ類、素晴らしい限りです。お湯は緑褐色で、油臭がし、白い湯の花が舞います。とっても苦いです。かなり熱いです。泉質は「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉」で、言うまでもなく源泉掛け流しです。
 同じ浴室内に「プール風呂」もありますが、こちらはお湯が張ってありませんでした。
Img_1238 隣りにある「家族風呂」。無料で貸し切りで利用できます。こちらの泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉」です。
Img_1259 次は「ひょうたん風呂」に向かいます。途中の廊下は、床が擬岩の切株が埋め込まれており、なかなかいい雰囲気です。
 そのひょうたん風呂は冒頭の写真です。泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉」で、炭酸が多く含まれていて、入っていると体に泡が付いてきますし、飲むと炭酸っぽい味がします。ラムネ風呂と呼ばれてい、この宿の名物です。色は薄めの緑褐色で、湯の花はありません。温度はややぬるくてじっくり入れます。地震の後、少し泉温が下がったそうです。
Img_1264 脱衣場の、転倒帽子のポスター。鳴子名物のコケシを題材にしているあたりが素晴らしいです。
Img_1276 次に入ったのが「もみじ風呂」。脱衣場の壁の苔の緑色、なにげなく置かれた椅子、見事です。アルミサッシが美しく思えます。
Img_1275 小さな四角い湯船は素っ気ないですが、お湯が凄い。写真には写ってませんが、透明なお湯に大量の湯の花が舞い、まるで「溶き卵汁」です。ぽん太はただただ感動するのみ。
Img_1250Img_1252 館内ののれん2態。いい味です。
Img_1249 「卓球場」のすみにあった遊具。動くんでしょうか。
Img_1273 夕食はこちら。けっして豪華ではありませんが、素朴で新鮮で心がこもっていて美味しいです。イワナの刺身やアユ塩焼きなど、地元の新鮮な素材を使ってます。
Img_1281 こちらが朝食。地元宮城のご飯がおいしかったです。
Img_1248 溶け始めたツララが作り出した芸術です。湯治の雰囲気漂う素朴な宿。建物も鄙びた趣きがあります。そしてラムネ風呂を初めとする4種類の源泉の温泉力も満点。食事も素朴で新鮮でおいしいです。ぽん太の基準では、これを5点満点にしなければ、他に5点のつけようがありません。最上位の評価です。

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