【温泉】世にも珍しい真っ黒な「墨の湯」・塩原元湯温泉大出館(★★★★)
にゃんだ?この真っ黒い湯は!
3月下旬、ぽん太とにゃん子は、温泉巡りの旅に出かけてきました。最初に泊まったのが栃木県は塩原元湯温泉の大出館です。公式サイトはこちら。
観光客で賑わい、ちょっと俗っぽい雰囲気がある塩原温泉ですが、そこから少し西にある塩原元湯温泉は、秘湯の雰囲気が漂います。現在3軒の旅館が営業しておりますが、そのひとつの「ゑびすや」には昨年お世話になりましたが(そのときの記事はこちら)、こんかいは大出館です。 建物はなんてことないというか、どちらかというと古びた感じのする鉄筋のホテルです。
客室も普通の和室ですが、所々に古さが感じられます。温泉によって、金属がすぐダメになってしまうことも関係しているようです。
ところが、温泉はかなり感動的です。冒頭の写真にある真っ黒い色をした「墨の湯」がこの宿の名物です。左の写真には二つの浴槽が移っておりますが、右側が「墨の湯」、左側が乳白色の「五色の湯」ですが、色の違いがわかりますでしょうか?
洗面器にすくうとこのとおり。お湯自体も薄墨のように黒い色をしておりますが、そこに黒い粒子のような湯の花が浮遊しています。微かに硫黄臭がします。こんなお湯はぽん太も生まれて初めてです。宿のホームページによれば、日本でただ一つの泉質だそうで、鉄分が多く含まれていますが、なぜだか赤くなくて黒い色をしているのだそうです。もちろん源泉掛け流しです。ちなみに「墨の湯」は混浴ですが、女性専用の時間帯が設けられております。
こちらは無料で使える貸し切り風呂の「藤の湯」です。泉質は「五色の湯」。マグネシウムが多いせいか、苦みがあります。
お風呂はこのほかにも男女別の野天風呂や、混浴の「平家かくれの湯・御所の湯」があり、いろいろ楽しめます。 夕食は素朴なおいしいお料理で、こごみなどの地元の食材が美味しかったですが、串カツやマグロの刺身などは研究の余地がありそうです。
朝食はシンプルですが、美味しゅうございました。
建物や食事に難はありますが、世にも珍しい「墨の湯」が最高難度の高得点をたたき出し、ぽん太の評価は4点!温泉ファンなら一度体験しておく必要があるでしょう。
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