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2012/06/04

【歌舞伎】さようなら、そしてありがとう。2012年5月平成中村座夜の部

 昨年11月に始まった平成中村座も、いよいよ5月で終了。お疲れさまでした。芝居小屋風の雰囲気のなかで、間近に舞台をみることが出来て、とっても楽しかったです。ぽん太はスケジュールの関係で、夜の部だけの観劇でした。公式サイトはこちらです。観てからだいぶたったので印象が薄れて来ていますが、覚え書きとして書いておきます。
 最初は橋之助の粂寺弾正で「毛抜」です。橋之助はちょっと遊び人風の雰囲気があるので、若衆や腰元に言いよるところなど、いやらしくこってりとやってくれるのではないかと期待していたのですが、意外とあっさりでした。全体に、橋之助が演じたい粂寺弾正の人物像が、あまり伝わってきませんでした。「毛抜」に関しては、海老蔵のばかっぽい粂寺弾正の方が、ぽん太は好きです。
 次は、小山三さんを伴っての勘三郎の口上についで、「志賀山三番叟」。いわゆる「舌出し三番叟」だそうです。猿若勘三郎が踊った三番叟をもとに、文化9年(1812年)に3世中村歌右衛門が江戸中村座で初演した、中村座ゆかりの演目だそうです。志賀山流は、現在のあらゆる日本舞踊の流派の元になっているのだそうです。舞台前面にロウソクを並べ、照明を落として、古風な雰囲気を出してました。今回の振り付けが、現代のものと異なる古風な振り付けなのかどうか、所作事に弱いぽん太にはまったくわかりません。ぽん太が寝てて聞き落としただけかもしれませんが、「とうとうたらり〜」の詞章がなかったような?それに、三番叟にしては床を踏み鳴らすのが少ない気もしました。
 最後は勘三郎で「髪結新三」。梅玉、彌十郎、萬次郎などの役者がそろうと、やはり歌舞伎としての面白さが全然ちがいます。勘三郎の新三も悪くなかったですが、ぽん太は菊五郎の方が、粋でありながら悪の凄みもあり、とぼけた演技もうまくて好きです。家主長兵衛は橋之助。若くて無理じゃないかと思っていたのですが、小判を何度も数えるあたりからヒートアップしてきて抱腹絶倒、粂寺弾正よりよかったです。勘三郎が「神谷町みてえな顔しやがって」と、ちゃちゃを入れてました。菊十郎のカツオ売り。
 さようなら、そしてありがとう、平成中村座。次回は、椅子をもう少し坐りやすくして下さい。


平成中村座 五月大歌舞伎
平成24年5月20日 夜の部

一、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
                粂寺弾正  中村 橋之助
                腰元巻絹  中村 扇 雀
                 秦民部  中村 錦之助
         小原万兵衛実は石原瀬平  市川 男女蔵
                小野春風  中村 国 生
                 錦の前  坂東 新 悟
                八剣玄蕃  片岡 亀 蔵
                秦秀太郎  市村 萬次郎
                小野春道  坂東 彦三郎

二、志賀山三番叟 上演口上(じょうえんこうじょう)
                      中村 勘三郎

  江戸随一 志賀山三番叟(しがやまさんばそう)
                 三番叟  中村 勘九郎
                  千歳  中村 鶴 松

三、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)
  髪結新三(かみゆいしんざ)
                髪結新三  中村 勘三郎
               家主長兵衛  中村 橋之助
                下剃勝奴  中村 勘九郎
                車力善八  片岡 亀 蔵
                 娘お熊  坂東 新 悟
              加賀屋藤兵衛  市川 男女蔵
                後家お常  市村 萬次郎
              弥太五郎源七  坂東 彌十郎
                手代忠七  中村 梅 玉

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