【歩かないと行けない温泉(6)】みくりが池温泉(歩行時間10分)(★★★★)
温泉案内なのに、いきなり山の写真!?でも、それがこの温泉の特徴なんです。立山黒部アルペンルートの室堂にあるみくりが池温泉は、標高2410メートルに位置しており、日本一高所にある温泉です。ホームページはこちらです。
「歩かないと行けない温泉」とタイトルをつけましたが、室堂駅からの歩行時間はわずか10分ですから、気軽に行くことができます。ただ、平地より気温が15度くらい低いので、十分な防寒対策をお忘れなく。
建物はきれいでけっこう大きいです。「旅館」と「山小屋」の中間くらいの宿で、部屋は個室と、二段ベッドの相部屋を選択できます。のんびりくつろぎたかったぽん太とにゃん子は個室を選びましたが、やや狭めながら清潔な和室でした。ただ、テレビはなく、浴衣やタオルは別料金、布団の上げ下げもセルフサービスです。 お風呂は男女別の内湯のみ。やや小さめです。壁は木でできていて雰囲気があり、浴槽は石が張られて清潔です。これぞ温泉!という感じの白く濁ったお湯で、硫黄の臭いがし、なめると酸っぱいです。泉質は単純硫黄泉で、ph3.1と強酸性。もちろん無加水・無加温の源泉掛け流しです。
源泉があるのは、宿の裏手にのその名も「地獄谷」。あちこちに温泉が湧き出し、ガスが噴出しております。見学用の遊歩道があるのですが、現在は有毒ガスが活発なため閉鎖されています。
夕食は、広い食堂で一斉にいただきます。海の幸・山の幸が盛り込まれた美味しい夕食です。
こちらの煮物は「つぼ煮」というそうです。立山の富山側の麓に芦峅寺 (あしくらじ)という集落があり、立山信仰と深い関わりがあるのですが、そこの郷土料理なんだそうです。使う器が壷に似ていたことから名付けられたそうです。
こちらは追加オーダーした白えび唐揚げです。パリパリふっくらでおいしゅうございました。他にもいろいろと追加オーダーのメニューがありますので、食事がちょっと物足りないという方はご利用ください。
朝食はバイキング形式です。登山のために早出する人のために、朝6時からいただけます。
こちらがぽん太が選んだメニュー。今日は登山に出かけるので、しっかり食べてエネルギーを蓄えます。メニューは和洋とりまぜて種類が多く、全種類を食べるのが無理なほどです。
白濁した硫黄泉の温泉力は十分、食事も普通に美味しいです。しかしなによりも、高度2410メートルの室堂にあるという立地がものをいい、日本一高い所にある天然温泉という希少価値が加わり、ぽん太の評価は4点です。
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