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2012/10/05

【読売新道あ〜しんど(2)】水晶小屋〜奥黒部ヒュッテ〜黒部ダム

Img_2816 水晶小屋の夜明け。今日も朝から快晴です。槍ヶ岳の左側に、遠く富士山や南アルプスが見えます。
Img_2817 遠く浅間山の左、高峰山や水ノ塔・篭ノ塔、湯の丸山の山塊のあたりから日が昇ってきました。

Img_2815 水晶岳へと続く稜線が、オレンジに染上げられます。
Img_2832 水晶岳山頂から槍を振り返る。あとはどんどん槍から遠ざかって行くので、これが見納めです。
Img_2834 視線を少し右に転じると、三俣蓮華岳〜双六岳の向こうに笠ケ岳。写真左奥には、焼岳、乗鞍岳、木曽御岳が見えます。
Img_2842 そして真西には薬師岳が巨大な屏風のように立ちはだかっています。こちらから見ると、実に大きくて堂々としており、圧倒されるような存在感があります。
Img_2840 北側は、これから進んで行く赤牛岳に続く稜線。はるか彼方に立山が見え、剱岳がちょこっと顔を出しています。
Img_2845 やや拡大。まさに牛の背中のような赤牛岳の向こうに、立山と剱岳。
Img_2849 赤牛岳が近づいてきます。ずっと以前から登りたかった山です。ホントに牛の背中みたいですね。
Img_2850 赤牛岳からは真横に薬師岳が見えます。稜線に三つのカールを持つ大きな大きな固まりは、まるでブルックナーの交響曲のようです。
Img_2856 北側には黒部湖が見えます。今日中にあの高度まで降りて行かなければなりません。
 さて、赤牛岳から奥黒部ヒュッテまでの下りは、とにかく長かったです。なんか必死に歩いていたので、写真を撮るのをすっかり忘れていましたが、前半は岩場の稜線が続いて歩きにくく、樹林帯に入ってからは巨木の根をまるでフィールドアスレチックみたいに何度も乗り越えるのに難渋しました。
 読売新道という名前を聞くと、「まさか読売新聞とは関係ないよね」と思いますが、実はその読売新聞なのです。1961年、正力松太郎が富山県出身ということから、読売新聞北陸支社が開設されました。その記念事業の一つとして新たに整備されたのが、この読売新道なのです。この事業に携わった読売新聞記者、山本栄一氏のインタビュー「読売新道ができるまで」が雑誌『PEAKS』2011年3月号に掲載されております。記者といっても山本氏は、学生時代に山岳部に所属し、記者になってからもプロスキーヤー三浦雄一郎のエベレスト滑降に同行するなど、山との関わりは深かったそうです。祖父岳から当時は壊れていた水晶小屋跡までのルートは既にあり、また、平ノ渡から現在の奥黒部ヒュッテまでは、黒部第五ダムを計画していた北陸電力が担当したため、水晶小屋から現奥黒部ヒュッテまでの区間に道を作ったそうです。開削にあたっては、地元芦峅寺出身の名ガイド、志鷹光次郎が大きな役割を果たしたそうです。さまざまなエピソードは大変興味深く、ぜひ一読をお勧めします。ちなみに奥黒部ヒュッテ付近に大きな岩があり、その丈夫にある穴に、読売新道開削に使われた道具が納められているそうです。いったいどこでしょう?
Img_2862 水晶小屋のお弁当です。おにぎり三個でボリューム満点。
Img_2865 ん?なんか見たことがないランが…。あとで調べてみるとコイチヨウランで、以前に塩見岳で見たことがあったようです。
Img_2871 ヨレヨレの状態で奥黒部ヒュッテに到着。樹々に囲まれて落ち着いた雰囲気のロッジです。おいしい水が好きなだけ飲めるだけで嬉しいのに、お風呂まで入ることができます。
Img_2870 こちらが夕食です。ハンバーグがおいしく、下界に降りてきたな〜という感慨があります。
P8260274 こちらが朝食です。
Img_2881 ここから後は楽勝だと思ったら大間違い。奥黒部ヒュッテから平ノ渡しまでの2時間の道は、沢を越えるたびにアップダウンが多く、意外と疲れます。
Img_2886 平ノ渡しも一度乗りたいと前から思っていました。ついに夢がかないました。無料で乗ることができます。
Img_2889 奥黒部ヒュッテのお弁当は、美しき日の丸弁当でした。
Img_2893 ようやく黒部ダムに到着。アルペンルートの観光客に混ざって、トロリーバスで扇沢へ。扇沢からはタクシーで七倉まで車を回収しに行きました。料金は6〜7千円ですが、山行の途中で同じルートの人を見つけたので、相乗りで半額で済みました。

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