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2013/04/10

【温泉】温泉は言うまでもなく料理もすばらしい/高湯温泉旅館玉子湯(★★★★)

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 福島県の高湯温泉にある旅館玉子湯は有名ですが、道路から通りがかりに見える建物がなんだか味気なかったので、これまで敬遠していました。しかし今回、東京都の福島県の旅行に対する助成金(被災地応援ツアー)を利用して、初めてお世話になりましたが、とっても素晴らしい宿でした。玉子湯さんの公式サイトはこちらです。
Img_4988 こちらが旅館玉子湯の建物です。普通はちょっと敬遠しますよね。よくある「建て替えちゃった」温泉旅館という感じです。屋根は、元はスレートか金属で葺いてあったのを、モルタルかなんかで埋めてしまったんでしょうか?
Img_4986 ロビーは意外と明るく広々としています。
Img_4985 こちらが客室。落ち着いた普通の和室です。
Img_4946 さて、旅館の建物はこんなもんですが、温泉は凄い。建物の裏手の川沿いに建つこの茅葺き屋根の小屋が、湯小屋『玉子湯』。宿の創業以来140年以上に渡って、原型を保っているそうです。内部はちゃんと男女別に別れています。
Img_4940 浴槽から天井まですべて木製の浴室は、細めの部材を使って重々しくならないように作られており、「湯小屋」という言葉がぴったりです。しっかり補修が行われていて、古びた感じもなく、とっても心地よいです。それほど大きくない浴槽に注がれたお湯は、真っ白に白濁しています。硫黄の匂いが香る、酸性のお湯です。
Img_4941 別室の脱衣場はなく、浴室の傍らに脱衣棚があるのは、古来のスタイルですね。また、シャワーはもとよりカランもありません。
Img_4979 広々とした露天風呂が二つあり、男女入れ替わりになります。写真は『天翔の湯』です。
Img_4980 女性専用露天風呂「瀬音」は、屋根の葺き替え中でした。このほかに、二つの男女別の内湯があります。
Img_4982 滝の湯と仙気の湯という2本の源泉があるようで、どちらも泉温は約50度、pH2.8の強酸性の硫黄泉です。加水なし、加温なし、循環なしの、正真正銘の源泉掛け流しです。さらに凄いのは「自然湧出」であるところ。地中深くボーリングをしてポンプで汲み上げるのではなく、大地から溢れ出てきたお湯をそのまま戴くという贅沢です。
Img_4970 温泉のあとの楽しみは夕食。部屋食でいただきました。山中の温泉旅館ということで、岩魚の塩焼きに山菜のてんぷらといった定番料理を想像していたのですが、良い意味で裏切られました。素材と調理法と見た目の美しさと、どれも素晴らしかったです。例えば真ん中の白いお皿の先付けは、黄色の辛子酢みそに桜を添えて見た目張るらしいですが、素材は「あまどころ」。登山をしていると花をよく見かけますが、食べられるとは知りませんでした。お造りも、献立には「牡丹海老」と書いてありましたが、模様から縞海老か。とっても新鮮でした。奥にある焼き物「銀宝春更紗焼・蛤とトマトのゼリー寄せ・桜餅」も、まるで貝合わせのような美しさです。
Img_4976 朝食は、右上の温野菜が予想を裏切る一品で、見た目も鮮やかで、新鮮でおいしゅうございました。
 茅葺き屋根の浴槽で、大地から自然湧出した硫黄泉を源泉掛け流しで楽しめるという点で、たぐい希な温泉です。料理も工夫がされていて美味しいです。ただやはり、建物がマイナスとなって、ぽん太の評価は4点!

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