【旅行】但馬の小京都、出石(いずし)
以前に(昨年の11月7日)永楽歌舞伎を観に行った感想を書いた時、永楽館がある出石という街に関してはのちほど書くと言っておきながら、そのままほったらかしになってました。こんかい、その約束をはたすことにしましょう。出石観光協会の公式サイトはこちらです。
出石(いずし)は、兵庫県豊岡市、いわゆる但馬(たじま)にある城下町で、古い建物が残っていることから、但馬の小京都と呼ばれております。また国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
室町時代に此隅山城が築かれて城下町の基礎が作られましたが、江戸時代になって出石城が築かれてから発展しました。
上の写真は、大手前通りにある辰鼓楼です。明治4年(1871年)に建設され、明治14年からは時計台として作られるようになりました。現在の時計は三代目だそうです。 古い建物が並ぶ、趣きある街並です。
窓に干し柿が下げられています。
この空き地を見ると、敷地の間口が狭く、奥行きがとっても長い短冊状であることがよくわかります。
この記念碑は「桂小五郎潜居跡」です。元治元年(1864年)の蛤御門の変に破れて京を追われた桂小五郎は、ここにあった廣江屋という金物屋に匿われていたそうです。
出石酒造の酒蔵です。江戸時代中期に造られたものだそうで、風化した土壁が、まるでスペインあたりの風景を思わせます。
出石城主の菩提寺である宗鏡寺(すきょうじ)の庭園です。元和2年(1616年)に沢庵和尚によって再興されたため、沢庵寺とも呼ばれているそうです。
沢庵和尚の墓です。ん?沢庵和尚ってここで死んだの?Wikipediaを見ると、なんと沢庵和尚は出石の生まれではないか!ちっとも知らんかった……。亡くなったのは江戸だそうで、ここ宗鏡寺以外に、東京都品川区の萬松山東海寺にもお墓があるそうです。
出石明治館です。郡役場として明治20年に造られたそうです。ちっちゃい建物のくせに、入り口がギリシャ風になっていて、かわいいです。
稲荷神社の鳥居です。この神社の裏手に出石城がありました。
明治34年に開館した芝居小屋、永楽館については、以前に書きました。
出石といえば皿そば。一人前5皿が基本です。宝永3年(1706年)に信州上田城主の仙石氏が出石城主となった際、そば職人を連れて来たんだそうです。出石にはたくさんの蕎麦屋がありますが、たまたま皿そば祭りをやっていたので、そちらでいただきました。おいしゅうございました。
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